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「影にも見えぬ」の意味

堀りておきし池は鏡とこほれども影にも見えぬ年ぞ経にける 読み人知らずの歌で、「影にもみえぬ」の部分がわかりません。 http://geocities.yahoo.co.jp/gl/sakuramitih15/view/201002?.begin=11 にありました。注釈では 「影にも見えぬ=見たところ少しも分からない。」とあり、現代語訳では「見た目には少しも変わらぬながら」と書いてあります。しかし、これではよく分かりません。何と言う歌集にあるのかも分かりません。 できるだけ詳しく教えてください。よろしくお願いします。

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  • SPS700
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回答No.1

 こういう材料をお考えになると楽かも知れません。  鏡とこほれども  この鏡の語源の意味が、この頃はまだ生きていたのではないかと思います。かがみ < かげ + み kage のような言葉ではそれで終わる時は e で終わりますが、つぎに言葉が来ると a になります、(例は、アメとアマグモ、目とマブタ、手とタナゴコロ、など)  もうひとつ「かげ」は「鏡」の例でも明らかなように、光源と反対側に出来る「陰影」の意味ではなくて、現代日本語の「すがた」「容貌]に似た意味を持っていで、実物の影像を意味していました。「かげもすがたもない」と言う表現にそれがのこっています。  そう言う意味の「鏡」のように凍っているが、(すなわち姿を映すべき「かがみ」が)そのすがたを見せてくれない、という意味が重なっているのではないでしょうか。

spagon555
質問者

お礼

自分に理解させるのに時間がかなりかかりました。 「かげ」は「陰」とは違って、「影」つまり「姿かたち」とは理解していました。 解説していただいた文全体を考えて、そして最後の行で理解できました。 お礼の返事が遅くなりましてすみませんでした。 本当にありがとうございました。

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