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知的障害なのかどうか?
私の勤めているところは中小企業なので入社試験がなく面接だけで社員になれます。建設関係の仕事です。 それで入社はしたけれど、漢字もアルファベットも読めない、メジャーの数字も読めない、計算は足し算引き算がかろうじて出来るっていう男性がいて、車の免許も試験を10回くらい受けに行っているのですが、まだ取れていません。 社長は「このままでは仕事は出来ないから、辞めてもらうしかないのだけれど、かわいそうだし、どうしたらいいんだろう」と言っています。 一緒に働いている人達も仕事を教えても出来ないので困っているのですが、こういう場合、知的障害になるのでしょうか。 また、そういう認定をしてもらえば国や市で生活費の補助とかしてくれるのかどうか、ご存知の方がいたら教えていただきたいと思います。
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障害福祉の部署で勤務している者です。 (1)[知的障害にあたるか] 読み・書き・計算に関する能力の問題となると、「学習障害」の範疇に入ってくるのではないかと思います。では、学習障害が知的障害になるのかが問題となりますが、一概に言えません。 なぜなら、知的障害者の認定基準が都道府県(政令指定都市)により異なっており、自治体によって、学習障害を知的障害に含めているところとそうでないところに分かれているからです。 認定を受けるには、市役所に申請書を提出し、専門機関で判定(検査)を受ける必要があります。まずは、その方の住所地を管轄する市役所に問い合わせてみてください。 (2)[生活費の補助の有無について] 知的障害に該当する場合、その証明として、「療育手帳」の交付を受けることになります。療育手帳には等級があり、3段階か4段階に分かれています(例えば、A(重度),B(中度),C(軽度)。)。私の勤務している市では、学習障害の場合、療育手帳の交付は受けられますが、一番軽度の等級になります。一番軽度の場合、受けられる補助制度は少なくなります。 例) 所得税・住民税の障害者控除(控除額=30万円弱) NHK受信料の全額免除(市民税が非課税の世帯) 携帯電話の障害者割引 また、療育手帳制度とは別に、直接的な所得保障の制度として、「障害年金」があります。年間約80万円あるいは100万円の給付が受けられます。こちらは、診断書の提出が必要になります。お近くの年金事務所(旧社会保険庁)か市役所で申請方法等をお尋ねください。 (3)[知的障害者を雇用した場合の事業主側のメリットについて] 療育手帳の所持者=知的障害者を雇用した場合、事業主にも一定程度メリットがあります。私はこれについては詳しくないので、管轄の機関のホームページを紹介するにとどめます。ハローワークに相談してみるのもいいかと思います。
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知的障害者かもしれません。しかし、障害認定が必要ですので、本人さんやご家族が、市町村に相談しないことには話は進みません。(申請には医師の意見書も添付します) 市町村の保険福祉課に問い合わせてください。 認定をしてもらえば国や市で生活費の補助とかしてくれるのか >>障害者を雇用した場合は企業に補助金が支給されますので、仕事をしているなら、少なくとも補助金以上の給料は望めると思われます。また、障害年金も出るかも知れません。 孤独な人かとおもいますので、結果はどうあれ、その方を、助けてあげてください。
お礼
お答えいただきありがとうございます。 その男性は28歳なのですが、ご家族は「勉強ができないだけ」と思っていらっしゃるようで辞めて頂くとしても、その後の生活のことを会社側で何とかしてあげなければいけないのではないかと社長や社員みんなで話し合っていたので質問させていただきました。 右も「お箸を持つほうだよ」と言ってあげないと分からないので、たぶん勉強ができないだけという問題ではないような気がします。 早速、福祉課に相談に行ってみます。ありがとうございました。
お礼
大変詳しいお答えを頂きまして、ありがとうございます。 「学習障害」という場合もあるのですね。 自治体によっても認定基準が違うというのも驚きです。 仕事内容が建設業の電気工事なので、電気工事士の資格を取らないとならない為、このまま雇い続けるのは会社としても難しいでしょう。 ただ社長も社員もその人が会社を辞めた後、なんとか生活費の補助などが受けられないかという気持ちだったので質問させていただきました。 早速、自治体の福祉課に相談に行ってみます。 本当にありがとうございました。