- ベストアンサー
生命保険の疑問とは?
- 中小企業の社長が高額な借金を抱えた場合、死亡すると生命保険は受け取れず、負の財産を残すことになる可能性があります。
- 借金を息子に名義変更することで、生命保険の受け取りが可能になるかもしれませんが、具体的な手続きや制約は不明です。
- 中小企業の社長にとって、借金と生命保険の関係は慎重に考える必要があります。借金を残さず、財産を適切に管理することが重要です。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
借りる以上は返せる目処や計画がある、言い換えれば貸す側にしてみれば返済能力や目処の有無、あるいは返済が滞ったり返済不能となった際の担保(言い方が悪いですが、人質?)などがあって初めてお金を貸してくれます。 質問にある「中小企業(地方の旅館やホテルのオーナーとか)の社長さんが、10億ぐらい銀行から借りてるとして、まぁそこそこしか(利子分)しか返せない状況だとして、それでも銀行は長い目でみれば良しとしていた場合。」については、例えが強引かと思います。 現実には会社そのもの(敷地、建物、備品機材)や経営状態が担保としてそれだけの価値があるか、を見極めた上で貸付限度額を査定し決めているはずで、むやみに申し出があった額をいくらでも貸すという物ではありません。 最悪は借金を申し出た社長さんなどの生命保険や積み立て年金などを担保に、受取人の名義を変更することで貸し主(銀行など)がその受け取りを出来るようにすることを条件に貸し出すこともあります。 このように担保となった場合は、保険や年金の証書を貸し主が返済完了まで預かることとなりますので、貸し主の知らないところで質問にあるように妻や息子さんが名義を変更することは出来ません。 で、質問の「企業を拡大していけば、例え優良企業でも借金は抱えるだろうし、それを引き継げない(妻に能力がない場合や跡取りがない場合)生命保険はかけるだけ無駄と言う事になりませんか?」については、誰も生命保険を取り上げられることを前提に借金をする人はいません。 借金により設備や生産能力を増強して利益を上げることで、確実に返済をすることを前提に借金を申し出るわけですし、貸す側にしても貸すことで事業運営が上手く行き、確実に返済してもらえる目処があるからこそ、最悪は担保をそれに変えることまで想定して現実的に回収可能な額まで貸し付けるわけです。 貸し主は損する危険を顧みず貸し付けることはせず、返してもらえるであろうところまでしか、あるいは財産譲渡してまで回収可能な額までしか貸し出さないということです。 これが突発的なトラブルであれ、目論見が外れて貸した相手の業績が伸びずに回収不可能となることがあれば、見込み違い、貸し付けの失敗となるわけです。 よって中小企業主が借金をしたい場合は、一切の財産価値のある物を担保に査定した額より多くは借りることは出来ません。 一切合切、1億の資産や預金、保険・年金しか担保を持たない人に、10億を貸す金融機関はありません。 貸す側も商売。貸し付け、元本の返済はもちろん、その貸し付けに対しての利息まで受け取ることで、商売としての利益を生んでいるのですよ?