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次の内容は本当なのでしょうか
過日、同僚と軽く飲んでいる時に、その同僚が「世界的なメダカの保護活動」について話してくれました。その話の中に、私の知識と異なったり知らない内容があるので、私が質問すると『世俗の間違った説に毒されているから話にならない』とか、『そんなつまらない事を話しているのではない』と言って怒り出してしまい、私の勘違いなのかが判断できません。 そこで、疑問に思う箇所の遣り取りを列挙いたしますので、彼の知識が正しい箇所や私の知識のどこが間違っているのか?或いは不足しているのか等をご教示下さい。なお、『』で書いた文章は同僚の発言です。「」は私の考えや、当日の発言です。 1 『水道水をイオン交換等により純水に近い水を作るけれど、1日放置すると、アルカリ性が高い水になる。これは、空気と触れる為であり、日本の空気を水に溶かすとアルカリ性である。』 「酸性雨が問題になっているのに、アルカリ性?」 2 『中性とはペーハー7である。メダカを養殖する者の常識』 「ペーハー7はアルカリ性では?」 3 『中性の水に食塩を溶かすと、アルカリ性になる。』 「不純物が存在しない純粋な塩は中性。しかし、市販されている塩は中性ではないと来ていてるから、アルカリ性になるの?」 『塩は塩であり、中性だとかアルカリ性なんて関係ない。ナトリウムが溶けていればアルカリ性を必ず示す』 「塩素は?」 4 『アフリカ大陸の西と東では生息しているメダカの種類が異なり、西に生息する種が生存可能な水のPH域は狭い。一方、東の種は多少の事でも死なない。これは、地質の問題であり、山に塩があるから。何で、山の上に塩があるのか判る?』 「岩塩でしょう。昔、海だった所が隆起した。」 『ちがう、海が山になるところを見た事ある?毒されている。答えは、雨が降って化学反応するから』 5 「そのアフリカのメダカが異なるのは、長い期間に及ぶ地質変動や環境変化に対応した種が生き残り、環境順応した結果だよね」 『メダカは環境変化に弱い。そんな事では無く、隔離された地域間では、雑種ができない。性質が異なる種が昔からしている』
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面白そうなので回答してみますね。 1 『水道水をイオン交換等により純水に近い水を作るけれど、1日放置すると、アルカリ性が高い水になる。これは、空気と触れる為であり、日本の空気を水に溶かすとアルカリ性である。』 「酸性雨が問題になっているのに、アルカリ性?」 ⇒ 水道水は、原則として酸性です。(アルカリ性だと水道管が悪くなるので、わざと酸性に寄せるのと、日本の水は原則軟水なので、アルカリ分(灰分)が少なく、酸性になりやすいんですね) で、これをイオン交換膜で交換すると、ナトリウムなどのイオンを多くもらうことになります。で、基本的に水道水の中にある酸は炭酸ですから、放置すれば揮発します。 別に、日本の空気が水に溶けるから、というのではありません。 2 『中性とはペーハー7である。メダカを養殖する者の常識』 「ペーハー7はアルカリ性では?」 ⇒ 中性は温度(水温)によって異なります。水溶液中の酸性イオンとアルカリ性イオンのイオン価が同量になったところが中性です。 pHは、水素イオン濃度です。水温が高いと水はイオンになりやすくなり、低いとイオンに分離しにくくなります。このため、中性のpHは、温度によって異なります。 3 『中性の水に食塩を溶かすと、アルカリ性になる。』 「不純物が存在しない純粋な塩は中性。しかし、市販されている塩は中性ではないと来ていてるから、アルカリ性になるの?」 『塩は塩であり、中性だとかアルカリ性なんて関係ない。ナトリウムが溶けていればアルカリ性を必ず示す』 「塩素は?」 ⇒ これ、厳密にいうとあたりです。食塩は、塩化物イオンとナトリウムイオンからなります。この2つのイオンがそのまま水の水素イオンと水酸化物イオンと結びつくだけなら中性のままとなりますが、平衡反応で少量ながら次亜塩素酸などを作ります。これらは弱酸ですから、酸性側のイオンが弱くなり、アルカリ性になります。 4 『アフリカ大陸の西と東では生息しているメダカの種類が異なり、西に生息する種が生存可能な水のPH域は狭い。一方、東の種は多少の事でも死なない。これは、地質の問題であり、山に塩があるから。何で、山の上に塩があるのか判る?』 「岩塩でしょう。昔、海だった所が隆起した。」 『ちがう、海が山になるところを見た事ある?毒されている。答えは、雨が降って化学反応するから』 ⇒ 両方あります。海が湖として閉ざされ、そのまま隆起して塩湖となる場合が、ごく希にあります。リチウムなどが取れる湖ですね。ただし、本当にレアケースです。だって、日本にある湖を見ると分かると思いますが、そのまま上に土地が上がると、海水の塩分は川から流れ落ちて海に落ちてしまいますから。ちなみに、海が塩辛いのはこれが理由です。すべての土地から溶けた塩分が海に集まって蓄積していくからです。 岩塩ができるのは、雨が降って地面から溶け出した塩分が、川になる前に乾燥して吹き出すことでできます。確率的にはこちらの方がはるかに多いです。岩塩があるのは、基本的には比較的雨量が豊富な乾燥地帯です。 5 「そのアフリカのメダカが異なるのは、長い期間に及ぶ地質変動や環境変化に対応した種が生き残り、環境順応した結果だよね」 『メダカは環境変化に弱い。そんな事では無く、隔離された地域間では、雑種ができない。性質が異なる種が昔からしている』 ⇒ 環境順応説や淘汰は、今の進化論としては誤りのようです。むしろ隔離の方が要因としては大きいと思われています。実際に環境で淘汰される機会のない性質も亜種の特徴として持っているケースがとても多く、自然淘汰説は、純粋にそれだけが進化の要因とは、今は考えられていません。 それよりは、グループとして隔離された遺伝子プールが特徴的に隔たっていくという考えの方が実際的なようです。
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- sizu-sizu
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ども。再びNo.6です。 2番以降ですが… 2:皆さんと同様,pH7は中性です。 3:No.2の方のお答えにもありますが, 食塩(塩化ナトリウム)の場合は,強酸(塩酸)+強塩基(水酸化ナトリウム) の反応によってできるもので,水中でナトリウムイオンと塩化物イオン は完全電離しており,加水分解を起こしてアルカリ性…にはなりません。 二酸化炭素(炭酸)といった弱酸と,強塩基(水酸化ナトリウム)でできる塩『えん』, 炭酸ナトリウムや炭酸水素ナトリウムは,水溶液中で炭酸イオンが炭酸 水素イオン,電離していない炭酸(H2CO3)などと平衡状態になるため,水 から無理やり水素イオンを引っぺがして,水酸化物イオンが残る状態に なるので,アルカリ側に傾きます。 塩が「しお」なのか「えん」なのか,どちらをさすのか分かりませんが, ナトリウムイオンがあればアルカリ性…ではないかと。 4:塩分濃度とpHが混ざっています。 メダカの成育に淡水,汽水,海水といった塩分濃度と,酸性・アルカリ性 といった酸性度,どちらの影響が大きいかは存じ上げません…すいません。 「山の上の塩分」の由来は…すいません,詳しくは無いですので他の方に。 岩塩もあるでしょうし,雨に溶かし出されるものもあるでしょうし,極端 なところ西と東で気候が大きく異なり,東側のメダカの生息域に海からの 塩分が含まれた風が届いている場合もあるでしょうし… 5:分かりません。 環境変化に強い,弱いも,どれくらいのスパンの環境変化によっての進化か もわかりませんので…メダカにも詳しくないですし…ごめんなさい!! こんな感じです。ご参考にならない駄文かもしれませんが…
お礼
何度もお答え頂き、有難う御座います。 > 塩が「しお」なのか「えん」なのか,どちらをさすのか分かりませんが, > 4:塩分濃度とpHが混ざっています。 > メダカの成育に淡水,汽水,海水といった塩分濃度と,酸性・アルカリ性 > といった酸性度,どちらの影響が大きいかは存じ上げません…すいません。 私としては、当人にそのような点を明確に教えてもらいたいので、話の途中で質問するのですが、「そんな事は、関係ない」「黙って聞いていて」「○○さんも言っていたけれど、つまらない所に引っ掛かって、肝心な所まで聞こうとしない」等を言って、機嫌が悪くなります。 後日、話を蒸し返すと更に機嫌が悪くなるので、当人に聞くに聞けない。 私の勘違いは当然謝るつもりですが、どこまでが本当の話なのかも判らない無いので、今回の質問となりました。
- sizu-sizu
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ども。 気になりましたので1番だけ。 水道水は塩素で消毒されていて,そのままでは次亜塩素酸ができるた めに,酸性を示します。しかし実際は,水道水はほとんど中性で, 1年を通じてpH7~7.5です。 これは,水道水を中性にするために,水酸化ナトリウムが使われてい るためです。 水道水を加熱すると,溶けていた塩素の溶解度が下がり,濃度が小さ くなります。したがって,水酸化ナトリウムが過剰になり,水道水は アルカリ性を示すことになります(アルカリ性になったことは確認済 み) 。 河川など土壌成分などの影響を受けさせず,ビーカーなどの容器に 入れて空気中に放置してアルカリ性に傾く…ということは,日光や 気温等の影響で,残留塩素分が分解されたり,空気中に放出された りした結果で,水道水中に残っていた水酸化ナトリウムが勝ってき たということが考えられるかと思います。 二酸化炭素も吸うでしょうが,次亜塩素酸などに比べたら二酸化炭素 などは弱い酸性ですので,アルカリ性に傾くかもしれません。 酸性雨の原因物質である窒素酸化物や硫黄酸化物をよく吸収したら, この限りではないかと思いますが…水道水も,季節によって消毒の程 度を調整しているでしょうから,使用される水酸化ナトリウムの量も 一定ではないかと… ちなみに,蒸留水は水道水の成分が無く,空気中の二酸化炭素の影 響をモロに受けていますので,数日置いても酸性です(でした)。 イオン交換した純水(精製水)は,どんな膜を用いたもので,どういう 用途のために作られた純水か分かりませんので言及は避けます。 『空気の影響』といえば二酸化炭素が大きそうで,空気によってアル カリ性…というのは,原因物質が浮かんできません。 窒素,酸素の主要な気体は液性にはまず関係ないでしょう。次いでい る二酸化炭素は酸性,ほか,酸性雨の原因と考えられている窒素酸化 物や硫黄酸化物も酸性… アルカリ性に変化させることができて,空気中を漂っているものとは ??草木灰など?黄砂は…成分は分かりません(ひょっとしたら??)。 ということで,『日本の空気を水に溶かすとアルカリ性』というより, 『日本の水道水を放置すればアルカリ性になるかもしれない』という ほうが正確性が増しそうな気がします。
お礼
詳しく考察して頂き有難う御座います。 すると、同僚が言っている内容に対しては ・一般に「日本の水道水は放置しておくとアルカリ性が高くなる」は、別の方も書かれておりますが事実。 ・原因は空気と言うよりも水道水の残留物による物理変化または化学変化。 と言う事だと認識を変えれば良い訳ですね。 私自信は、自分の間違いを押し通すのは本意ではないので、近いうちに、PH7の件と併せて謝っておきます。 他の疑問部分も何かご存知でしたら、お教えいただければ幸いです。
- root_16
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1.ウソです。河川のPHが平均4.8-5.0なのを考えると、 外部だと酸性雨の影響が大きいと思われます。 http://www.pu-toyama.ac.jp/ES/kawalab/ac_anal.htm 2.ホントです。ペーハー7は中性です。 3.純粋な塩は中性を示す。食塩を溶かした場合はpH7~9を示すそうです。 ナトリウムが溶けていればアルカリ性、ではないです。 ※それでは純粋な塩で中性を示す現実の説明ができません。 食品のアルカリ成分とかと混同した認識だと思われます。 http://www.shiojigyo.com/a040encyclopedia/encyclopedia2/encyclopedia2_1/ 4.反応由来と言うからには、反応式を示す必要があります。 食塩はNaClですから、NaとClがどこから来たのか説明する必要があります。 岩からだったら岩塩ですし、雨からだったら塩を含んだ雨が降ったと 主張しなければなりません。 5.メダカの進化には謎があるようです。以下日本の例ですが DNAが分化した後、交雑があっても更に分化していないらしいです。 http://www.u-tokyo.ac.jp/public/pdf/210713_01.pdf
お礼
早速、ご回答いただき有難う御座います。 1については別の方がアルカリ性に傾く可能性を書かれており、同僚の言っていることも全部がウソではないことが判りましたが、その可能性(要因)を考慮しなければ、私の知識でも強ち間違いではないという事でしょうか? 2については、お恥ずかしい限りです。 5に関する情報は助かります。 最も、以前から「地球温暖化はしていない」「海水面が上昇しているなら、満潮の時に港は海に沈んでいる」「北極の氷が解ければ海水面は上昇するが、北極の氷は解けていない」と言う説が正しいのだとしている人間ですから、今回の情報も「事実(活動内容)と異なる」と否定しそうです。
- elpkc
- ベストアンサー率53% (626/1160)
1. 炭酸ガスを吸収し酸性となります。 2.めだかの種類によりますが、至適pHは弱アルカリだった記憶があります。 pH7は中性です。 3.中性の水に食塩を溶かすと、中性です 4.5.卵生めだかは乾季でも完全乾燥しても生存しており、雨季に孵化するという習性のものがいます。 この辺りのことでしょうか。
お礼
早速、ご回答頂き、有難う御座います。 2については、私の知識が間違っており、お恥ずかしい限りです。 > 4.5.卵生めだかは乾季でも完全乾燥しても生存しており、 > 雨季に孵化するという習性のものがいます。 > この辺りのことでしょうか。 はい、その事も話しておりました。 私が話の途中で気になる点を指摘するので、当人(同僚)が望む話しが私には伝わっていないと思いますが、『アフリカの西にいるメダカは卵から孵すのも、孵した後も、水質(ペーハー)管理が大変だけど、東にいるメダカは、そんな事は無い。』と言うようなことを言っていました。 それに対して私の中の生物(中学での理科2分野で教わった程度)に関する知識が引っ掛かり、「どうして、異なるの?(長い間には環境変化で、性質の異なってくる筈だけど)」と尋ねた事が、4と5に至る発端です。
- huankaisyo
- ベストアンサー率42% (487/1155)
>2『中性とはペーハー7である。…』 あっているんじゃないですか?確か0~14までの目盛が合って真ん中である7が中性で、それより数値が小さくなるほど酸性が強く7より大きくなるほどアルカリ性が強くなったはずです★ あとは調べてみないとわかりません。ごめんなさい★時間に余裕があって調べてわかったら再投稿させて頂くかも・・・しれませんが(^^;)
- dipearl
- ベストアンサー率38% (226/582)
1ウソ 一日で水のpHが変わるほど空気は反応性に富んでいません。酸性雨は関係ありません 2ホント pHは水に含まれる水素イオンの数であり、水酸化物イオンとバランスを取っています。H+とOH-の数が同じになるのがpH=7です。 3ウソ 塩(しお)は強酸と強塩基の塩(えん)ですので、完全電離です。 4ウソ 普通、岩塩は海水が閉じ込められたものです。ただし、塩はいろんな鉱物にも含まれますので、陸にある塩が全て海水由来ということではありません。 5引き分け 可能性は両方あります。
グッピーやノソブランキウスしか飼ったことがないのでわかる部分だけですが… 1.二酸化炭素が溶け込むことで、酸性側に傾きます。名前は「酸」ですが、酸素が溶け込むことでは影響を与えません。 http://okwave.jp/qa/q2672700.html しかし、そうした水道水(高圧下で二酸化炭素が溶け込んだ水)を放置すれば、内蔵された二酸化炭素は外に逃げて行きます。結果としてphはアルカリ側に傾きます。 http://okwave.jp/qa/q4968891.html 2.ph7は中性です。 3. http://www.dokidoki.ne.jp/home2/jr5bun/rikaneta.html#shokuenalkari 4.「塩」の定義が異なっていますね。「しお」ではなく「えん」とした方がいいでしょう。 必ずしも海が由来というわけではありません。 http://okwave.jp/qa/q3866932.html 5. >メダカは環境変化に弱い。 目の前の一個体だけが視点になっています。 進化という目線で見ると、これは誤りでしょう。 >隔離された地域間では、雑種ができない。 これも断言できません。フナやコイとの雑種があり得ないということも断言できません。 >性質が異なる種が昔からしている これはその通りかも。 以前存在した「メダカ目」や現在の「ダツ目メダカ科」というくくりは人間が勝手に作ったものですから。
お礼
早速、ご回答いただき、有難う御座います。 1に対するアルカリ性に傾く件は、私の知らない事だったので、これからは知識を改めます。 2は皆様から「お前の間違い」とのご指摘。 どこで憶え間違ったのやら・・・恥ずかしい限りです。
お礼
全てに対して、簡潔かつ解りやすく書いていただき、有難う御座います。 特に4番と5番に関するご教示内容は、私が知らなかった内容なので勉強になりました。