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「倫理」や「道徳」を勉強するのに適した書籍等を教えてください。

私は現在大学生で、法律学を学んでいます。 ただ、法律を学ぶ中で常々「道徳」や「モラル」、「良心」のようなものと法律との衝突や解離を感じることがあります。 もちろんこれも法律があくまでも形式的なものである以上は当然のことなのですが、最近は「自治(人の良心による解決?)でものごとが解決できないから法律による強制的な規制が必要なのではないか」というような考えを持つようになりました。 と、まぁそんな事情はどうでもいいことなのでさらっと流していただきたいのですが、春休みと言うこともあり、時間に余裕があるのであえて「倫理」「道徳」のようなあいまいな規範について少し勉強したいと思っています。そこで、そうした分野についての入門書、書籍、論文など、何か参考になる資料を教えてください。かなり大雑把ですがよろしくお願いします。

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  • Joemary
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回答No.2

2冊+αをおススメめします。 (1)現代倫理学入門 (講談社学術文庫) (文庫) 加藤 尚武 (著) これは倫理学の良いテキストです。文庫本で読みやすいですし。 目次を見るだけで興味をそそられますよ。たとえば、 第2章「10人の命を救うために1人の人を殺すことは許されるのか」 第11章「他人に迷惑をかけなければ何をしてもよいのか」 などなど。どうですか?この問いにどう答えますか? (2)元気哲学 人生篇 ルー マリノフ、Lou Marinoff、 吉田 利子 この本は、本当に頭も心もときほぐされ癒されます。  おススメです。 特に2章の「何が正しいか、どうしてわかるの?」を  読んでみてください。 正しさを考える基準にこの本では11種類も!!あげてます。 (法律が倫理的に正しいとは限らないということも書いてます。   奴隷制もアメリカでは法律化してましたし、日本でも 死刑制度もあるし、中絶も許されてがそれは倫理的には  どうなの・・・という観点です) あと+αとして新渡戸稲造の武士道です(笑)。日本人なら 日本人の古き良き道徳観を知ってたほうがいいですからね。

como_pan
質問者

お礼

コメントありがとうございます。 (1)に特に興味をそそられました。 かなり具体的な提案をしていただき、非常にありがたく思います。 是非探してみたいと思います。ありがとうございました。

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  • JoyWorld
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回答No.5

ニーチェ「道徳の系譜」 法律を学んで何をしたいんですか?

como_pan
質問者

お礼

コメントありがとうございます。 今目指している職業には法律の知識が必要ですので法律を学んで仕事のツールにしたいと考えています。

回答No.4

NHK教育「虹色定期便」 神林長平作「敵は海賊」シリーズ 島本和彦著「炎の言霊」 今放映中の「仮面ライダーW」 とか~論文用じゃなく人生用になら役立つカモ 子供向けですが~それゆえに説得力が有ります

como_pan
質問者

お礼

コメントありがとうございます。 人生用に役立てたいわけではありませんので余裕があったら参考にさせていただきたいと思います。

回答No.3

お答えになっているかどうか分かりませんが。 だいぶ以前、ハワイ沖で、日本の船と米国の軍船(だったと思う)とが衝突して、 日本の船が沈んだことがありました。 その沈没した船に残された日本の高校生の「遺体」を引き揚げる費用が数億円(だっと思う)かかるが、引き揚げられる可能性は低いのに、遺族はどうしても「引き揚げろ」と主張、 そこへ米国の慈善団体が登場し、「可能性の低いことに、無駄な(?)お金を使わず、貧しい人のための基金にすれば、永遠に死んだ高校生を記念できる、そのほうが故人の供養(?)になる」というようなことを主張したのを覚えています。 そのときわたしは、(引き上がる可能性がほとんどないのですから、その金をどぶに棄てるように見えても仕方ないのです)日本人の主張があまりに「理不尽」「独りよがり」に見えるのを否定でませんでした(米国人の大半はそう思ったでしょう)(もっと正直にいえば、「醜いアメリカ人」ならず「醜い日本人」とさえ思いました)。 それを年配の知人にいうと「それは、きみには子どもがいないからだよ、子どもができれば、あの日本人の気持ちがわかるようになる」と言われました。「米国人にも子どもはいるはず、でも、基金になって最愛の子を記念する道を選ぶのではないか」と思ったものでした。 「道徳」といっても、根底において、このような違いがあります(いや、米国人にも、「体(骨)」を重く見ることの真理は理解できる、その意味で日本的な感受性には普遍性もまたあるとも言えるのですが)。 まずは「みずからの心」に問い尋ねるというのところから始めるしかありません。 以上のことは、わたし自身が三人の子をもち、また儒教の解釈で先端をいく加地伸行先生の『家族の思想』を読んだときに、また考えなおしてみたのですが、解決をみていません。 書籍としてわたしが座右においているのはアリストテレス『ニコマコス倫理学』です。これは「うるわしく生きる」ことが道徳の根本だと説いております。 きょう仕事帰りの書店でみた、雑賀恵子さんの『エコ・ロゴス』(だったと思う)もちょっと興味を引かれました。伊勢田哲治さんの『動物倫理入門』(だったと思う)も勉強になると思います。

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質問者

お礼

コメントありがとうございます。 挙げていただいた書籍は是非図書館で探してみたいと思います。 ありがとうございます。 さて、mesenfantsさんが書いておられる遺体の引き揚げのお話しについて感想と質問をいくつか。 アメリカの慈善団体の意見、これも確かに納得できるものですね。大金をかけて骨を拾っても利益になる(満たされる)のは遺族だけですからねぇ。供養云々はちょっと理解しかねますが、どうせなら生きている人にその金を使ったほうが有益ではありますよね、きっと。ただ、日本人の遺族の心情もよくわかる。 >>「道徳」といっても、根底において、このような違いがあります(いや、米国人にも、「体(骨)」を重く見ることの真理は理解できる、その意味で日本的な感受性には普遍性もまたあるとも言えるのですが)。 "違い"は確かにあります。ここでは二つの考え方があって、その二つは同じ考えではない。つまり、明らかに"違い"があります。 ただ、何が違うのか、それがわからないのです。そして、どうして違うのか、それが疑問なのです。 この事例の場合、どちらかが「正しい」と言いきるのはかなり難しいと思いました。それは判断する人の感性(のようなもの)に基準が左右されるから。 よく考えることです。何が正しくて、何が間違っているのか。何が良くて、何が悪いのか。この判断の助けになるものを探しているような気がしているのですが、それがなんなのかは自分でもよく分かりません。 ただ、主観的な物言いだけではなかなか相手に理解してもらうことができない場合がある。そういった時に通用する「原理」のようなものを知りたい、そう思っています。 ・・・書いていて自分でもよく分からなくなってきてしまいました。 が、例えば今回の場合はアメリカ人と日本人の死や死者のとらえ方や宗教間の違い、埋葬様式の差、等など、ある程度具体的に考えていくと二つの意見の違いが生じる理由はつかめそうな気がしてきます。 あいまいな「倫理」「道徳」を構成しているある程度具体的な要素(のようなもの)について知ることが必要なのかもしれませんね・・・。 すいません。書いていて一層訳が分からなくなってきました。コメントありがとうございました。

回答No.1

武者小路実篤氏、宮沢賢治氏、五井昌久氏、江原啓之氏の書籍をお進めします。

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質問者

お礼

補足をしましたが少し横柄な言い方になってしまいました。すいません。 ただ、一般的な「モラル」や「道徳」といったものよりはもう少し学術的な意味のものを勉強したいと思っています。 また、同一の著者であっても色々な分野・内容の作品を出すことが自然と思いますので、できれば書籍の名前まで挙げていただけると助かります。 コメントありがとうございました。

como_pan
質問者

補足

コメントありがとうございます。 できれば具体的な書籍の名称まで挙げていただけると助かります。 失礼ながらスピリチュアルな現象を勉強したいわけでもセロ弾きのゴーシュを読みたいわけではありませんので。