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繊維芽細胞の寿命

マウス胎児から取った繊維芽細胞の初代培養をした場合、解剖後から何日めぐらいまで、元気に増殖するのでしょうか?

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  • dora1
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回答No.2

#1で、一番重要なことを書いていませんでしたね。正常細胞の増殖能力については、分裂回数で決まるといわれています。十数回から数十回分裂すると、あとはまともに増えなくなります。ですから、無限に広い培養皿と書いたのは、培養皿に空きスペースがなく分裂できないなどということが起きない仮想的な状態なら、次々分裂が続けられるので、分裂しなくなるまでの最短日数も計算できるのでは?という意味だったです。実際には細胞がお皿に一杯に増えたら(confluentといいます)それ以上増えなくなり継代するわけで、その分、日数で計算すると、最終的に分裂しなくなるまでは長くかかることになります。 分裂しなくなるまでの間に、その細胞がもともと生体内で持っていたさまざまな性質はだんだんと失われて、特徴のない細胞へとなっていきます。

JF1Msf
質問者

お礼

なるほど。 ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • dora1
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回答No.1

質問の意味を取り違えているかもしれませんが、聞きたいことは、線維芽細胞を採取してきて、無限の大きさの培養皿に細胞を蒔き、理想的な環境を維持し続けながら、培養を続けたと仮定したら、増殖しなくなる(Senescence)のが何日後か?ということでしょうか? 実際問題として、普通に実験されているのは、有限の大きさの培養皿に細胞を蒔きますし、培養皿一杯に細胞が増えれば、それ以上細胞は増えることができず増殖は一時ストップしますので、細胞を培養皿からはがして、別の培養皿に細胞を低密度で蒔きなおし、また細胞が増えやすい環境にします(継代といいます)...というのを繰り返し、何回細胞を蒔きなおしたか?で「継代何回目の細胞」というようにあらわすと思います。たしか継代数~十数回ぐらいで増殖しなくなると思いましたが。(数字は確かではありません) ちなみに、継代1回は、通常数日以上かかり、その1回の間に培養皿の細胞の数は数十倍になります。ということはその間に細胞はみな数回ずつは分裂していることになります。

JF1Msf
質問者

補足

 ありがとうございます。直感的に理解しがたい、気になる点が一つ出てきました。増殖能力は、採取してからの日数よりも、むしろ、継代数に依存するということでしょうか? こまめに継代するよりも、大きな皿にうすくまいた細胞の方が長期間に渡り増殖するということでしょうか?

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