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細胞接着性
ただいま骨芽細胞の培養の研究をしています。 文献を調べていて、どうしてもわからなかったので3点質問させていただきます。 まず1つめです。 基板への接着性の挙動を調べているのですが、ガラスへの細胞の接着ってどうなんですかね?ガラス基板へ表面処理を行い、その増殖の様子の違いを見ているのですが、そもそもガラス基板への接着、あるいは増殖性はよいものなのでしょうか? 2つめです。 ある表面処理をした基板上で培養した骨芽細胞が非常に細長くなりました。また増殖の様子も細長い列になったような状態で増えていて、き基板全体には増殖が広がっていません。細胞になにか悪影響はあるのでしょうか? 3つめです。 どういった表面が一般的に増殖しやすいのでしょうか? まだ研究をはじめて4ヶ月でなかなか勉強が追いつかず、足りない部分が多々ありますが、どうかご協力お願い致します。
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- tatoo
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最初に結論を言ってしまうと、細胞の接着性については細胞とその実験系にによると思います。 1ですが、マクロファージは何も処理しなくてもガラスのほうがむしろ接着が良いくらいですが、細胞によってはガラスへの接着は悪いです。 そのためにいろいろなものでコートして試すのが一般的だと思います。 よくやるのは、コラーゲン、フィブロネクチン、ポリLリジンでしょうか。 参考までにBDから出ているものを。 http://www.bdj.co.jp/falcon/products/1f3pro00000ryi7k.html 自分でコートすることもできます。新田ゼラチンからコラーゲンは出ていますし、ポリLリジンもそこらでうってあります。 2ですが、細胞が接着すると、細胞に何らかの刺激が入っていることがあります。インテグリンなどいろいろあると考えられます。 そのために、細胞がトランスフォームする可能性も考えられます。 もしくは、単に張り付きにくい為に変な形になっているだけかもしれませんが、細胞の形には神経質になってしかるべきだと思います。 3ですが、一般的にということが、もしあっても、自分の実験系につかえるかどうかは、わかりません。それを確かめるのも実験だと思います。 以上、実際の実験を見ていない部外者の意見です。研究を初めたばかりということなので、1つアドバイスをさせていただくと、 このような質問を研究室の方々と話をするといろいろなディスカッションができると思います。 他の質問されている方にも思うことですが、研究室でのコミュニケーションが最も良い情報を得る、最も信頼できる情報を得る方法だと思います。 大学の教官としては、どんなにくだらない質問でもどんどんしてこいって待っています。何も聞いてこないやつには不安を感じます。 がんばってください。
お礼
ご丁寧な解答ありがとうございます!! 私の研究室で細胞の研究をしているのが2人しかいないため、なかなか質問する人がいなくて困っています…。 とりあえず卒論に向けてがんばります!