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「うちの子自慢」の親との対応方法について
- 現役の先生やご経験のある方にお聞きします。子どもが「うちの子自慢」の親で、他の子にいじめを働いている場合、その親にどのように対応しますか?学校に相談された経験もある方いらっしゃいましたら、その結果も教えてください。
- 「うちの子自慢」の親がいじめの原因であることを知っている場合、お宅のお子さんの行動についてお話しすることはありますか?身近な例で、その結果についても教えていただければと思います。
- どうやって「うちの子自慢」の親に対応するか困っている場合、先生に相談された経験も教えてください。全く変わる様子がない場合には、他の対応策があるかもしれません。
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私の直感ですが… ・子どもは一見優等生 ・保護者も「うちの子自慢」が絶えない ・何かあればよその子批判 ・トラブルが起これば「うちの子は絶対に悪くない」とけんか相手の家に電話をする怒鳴り込む という保護者は、単純に我が子の実態を知らないだけではないと思います。 今までにも、我が子の困った行動について聞かされたことがあったはずなのに それを認めず、他に原因や責任を求め続けてきた人なのではないでしょうか。 ですから、そういう保護者に、あった事実やお子さんの実態をありのまま話すと、逆ギレします。 そうなると、正論はまったく通じません。 客観的に見て、どんなにおかしな論理でも、押し通します。 悲しいことに、最近、そういう保護者の方は珍しくありません。 私は、子どものことについて保護者と共通の認識をもち、その子のためによりよい方法を一緒に考えていくべきと信じて、一生懸命お話しします。 でも、残念ながら、そういう保護者の方とは理解し合えないことがほとんどです。 大人同士の意見がぶつかり合ってしまうと 一番かわいそうな立場に追い込まれるのは、子どもたちなんです。 これ以上続けると、子ども同士の関係に支障が出ると判断したら 不本意ではありますが、どんなに正論でも引っ込めるしかなくなります。 ichigomamさんのケースは詳しくわかりませんが、一般的な話をしますね。 子ども同士のトラブルの場合、多かれ少なかれ、どちらにも非があるものです。 そのトラブルをきれいに収め、関係を修復するための絶対条件は 子ども同士がきちんと話し合う中で、「自分の悪かったところ」をそれぞれが認識することだと、私は考えます。 「自分の悪かったところ」を素直に受け入れられれば、当然相手に謝ることになります。 その上で、「相手にやめてほしいこと」を伝えさせます。 子ども同士のトラブルは、たいていの場合、この順番が間違っているのです。 自分のことを棚に上げて、相手を攻撃・批判する。 お互いにそれでは、意地になってこじれるばかりですから、教師が入って、その順序を直す手伝いをします。 実は、保護者同士の関係も同じことが言えるのです。 ichigomamのおっしゃる保護者も、子どもと同様、順番を間違っているんです。 しかも、大人ですから、理屈をこね回すこともたくみですし、勢いで押し通そうとしますから、子どもよりよっぽど始末が悪いです。 なので、我が子の主張を信じてあげつつも、お互い様のような立場で、そういう保護者と接することを続けていくといいと思います。 「うちの子、○○くんに~したんですってね。子どもって都合の悪いことを言わないけど、けっこう○○くんにイヤなことしていたのかもしれないですね。本当にごめんなさいね。」と。 普通なら、そこで「いや、うちの子も~だったみたいで…ごめんなさいね。」となります。 そうならず、一方的に責められるようでしたら 「でもね、○○くんも~したことを、うちの子に謝ってくれたみたいよ。子ども同士のトラブルだから、どちらにも原因があったのよ。お互い、これから気をつけてみていきましょうね。また何かあったら、また教えてくださいね。」 と。あくまでカラッと。相手を責める感じではなく、「お互い様」の立場を貫いて。 周りの保護者仲間にそういう人が増えていくと、かたくなに我が子の非を認めない方も、少しずつ変わっていく可能性があります。 もちろん、残念ながら変わることの出来ない方も多いのですが。 長々とすみません。 ichigomamさんの質問内容が、あまりに「わかるわかる!」という状況だったため 白熱してしまって…(笑) 何よりお子さん方のこれからのために、いい方向に動いていくことをお祈りしています。
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- manchanf
- ベストアンサー率31% (170/543)
現職ですが、そのような場面もあります。そのときは、担任等一人でなく学年主任や生活指導の先生にも一緒に入ってもら対応します。家でいくらよい子?でも学校でもよい子?とは限りません。学校での生活をよく知っているのは、やはり、先生であり支援してくださる方だと思います。 まずは、先生にその子の現状を正確に親に伝える努力をしてもらっては・・・。
- sarahbeeze
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中学の現職校長です。 校長の仕事とは日々そういう親を相手にするのが唯一の仕事と言っても過言ではありません。 中学ではどうするか。子どもがしっぽを出すのを待つのです。 担任には、その子を細かく観察するよう指示します。担任は、他の子からいろいろな形でその子の情報を得ます。そうして その子がやはり人に迷惑をかけているとか、悪いことをしているという情報を複数つかんだ状態で親を呼んでこんこんと説教します。 このとき、証拠は少しずつ出します。すると、だんだん親の鼻がへし折られるというか、だんだん子どもの状態を認識していきます。 こういう親は、子どもの本当の姿を実際何も知らないことが多く、知れば少しずつ我が子を見る目が変わっていきます。 学校の方にも言っておられるということですから、しばらく様子をみておかれたらどうですか。 近所で言うというのは、なかなか大変だと思います。 変化がなければ、校長に直接会いにいって、説明をされたらいいと思います。校長としては地域から言ってこられたら無視できませんから、当然担任に注意深く観察するよう指示をします。他の教師から校長に伝わる場合には、かなり脚色されて真意の伝わらないことがあります。
- songbook
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いじめというケースではなかったのですが、盲目的になっている保護者さんの、似たようなケースの経験者です。 いろいろありましたが、今までで一番効果的だったのは、「一見無責任な立場の支援員様」の存在でした。 私が最も尊敬し、敬愛した支援員の方の話です。 この方は年齢的にもベテラン、気さくな方で、その辺のおばさんという雰囲気バリバリで、学校内部の事情になど詳しくなく、「どういうわけか支援員をやっている」という感じの方でした。私もしばらくの間、そういう人なのだと思って、「この人が失敗したら学校側でフォローすればいいや。」と思っておりました。 ところがこの方こそ、さりげないところで私ども学校サイドと保護者サイドとの最高のクッション役になってくださった方でした。彼女はすべてを知っていた大ベテランだったのです。 いわゆるモンスターっぽくなっている保護者に対して、 「あほなこと言っとっちゃあかん。あんたはそれでもこの子の親かね。そんな育て方して、自分の子がどう育っていくか、わかってんの?」 「私は教室でこの子の周りで仕事していたから全部知ってる。」 「なに?ああごめんね。わたしゃバカだから。いい子だよね、この子。でもこのままじゃかわいそうよ。わたしゃ学校でのあの子を見ているだけだからね。」 …等、あえていいかげんで、責任のない立場っぽく、近所のおばサンっぽく、一番言わなければならないことについてタンカを切ってくださっていました。 すると、保護者の方は、学校も担任も、責めることができないのです。この人個人に反論するのが関の山で、でも、「あたしゃばかだから」でのれんに腕押し。ところがこのワンクッションがあるおかげで、担任も、切り出しにくい話題にすんなりと入っていくことができたのです。 …どういう場でそれを言っていただくか、によりますが、学校には、こういう方がいらっしゃると百人力です。「あんた何バカなこと言っているの?」と、素人を装って一番大事なことを言ってくださる存在。 実際支援員をしてくださっていた彼女は、ものすごく多くの人に慕われていて、50代だったのに大学生の友達が多く、若い人たちといろんなところに繰り出しておられました。彼女と一緒に勤めるうち、私もだんだんとその偉大さがわかってきたのです。最後には、私にとってもあこがれのおばさんになっていました。 質問者様の学校にそんな立場の方がいらっしゃれば、かなりスムーズに話は進むのでしょうけどね。「学校の先生」というだけで、構えてしまう人も多いですから。
- yukiusa_0110
- ベストアンサー率35% (80/228)
学習塾ですが、同様の経験がございます。 こういったケースは珍しいことではなく、愛は盲目と申しますが、根底としてはどの保護者の方もお持ちの感情ではあると思います。過保護なご家庭も少なからず存在しますし、昨今では地域社会における人間関係の脆弱化によってさらに加速しているともとれます。 >「実はお宅のお子さんは」とお話しすること 当人間で解決できない事由があった場合、当然保護者の方に連絡します(公立学校と違って酷い場合には退塾処分を課すこともありますので)。 >またその場合、どうなりましたか? 他の保護者同様、まず私が疑われます(笑)。塾でこれでは、特に現在では教職員の地位低下などが叫ばれていますので、学校でも力量不足の先生はまず信用してもらえないかもしれませんね。 ただ、真実とわかると掌を返すとはまさにこのことと言わんばかりにお子さんを過剰に叱責されるケースが多いようです。ただ、ここから親御さんが失望のあまり消極的ネグレクトに近い行為にはしる場合もありますので、仲裁する必要があります。 まず、お子さんを思う親御さんの気持ちを十分に理解していること を示した上で、過保護は何もうまないし、その子のやった行為は攻められるべきものであることを自省させます。その上で、それを直していけばもっといい子になれるし、それができるのが保護者だということも併せて説明します。といった対応が常道かと思われます。 まぁ、ただ…。こうした対応ができるのは、正直なところ保護者より教育という面において優位に立つことが前提条件となりますので、教職員の地位低下が叫ばれて久しい公教育の現場で通用するかは疑問符です。一般的には、そういう芽は早いうちに摘むのが定石ですので、こういったことを指摘されたら(あるいはその前から)動くのが当然だと思います。それが出来ていないことは、あるいは捨て置くという選択肢を教職員側は考えている可能性もあります。