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殺意の有無の判断について
ある事件で、殺意の有無が重要と言っていました。その報道を聞いていて疑問に思ったことがあります。 さすがに、普通の人の場合、殺意の有無という状況は、あまりないとおもいますが、何か(ささいなことでも)をする時、それをしようと思ってしたか、しようと思わずにしたかという状況なら、ありうると思います。そんな時、計画的にしたかどうかは、明確に分ると思いますが、する意思があったかどうかというのは、その時の状況で、その人が、必死になっているか、通常の時かによって変わると思うのです。必死になってあわててしている時であれば、冷静ならそんなことしないのに、無意識にしてしまうということもあると思うのです。 殺人の場合、例えば、慌てている状況で、無意識に首をしめていたとすれば、それは、殺意があったことになるのでしょうか? カッとなって思わず首を絞めたが、締め始める瞬間までは、まったく殺そうという考えがなかった場合、ミステリードラマでも、犯人が、被害者は気がついたら死んでいたなどというセリフがあることがあります。そういう場合、殺意有りと見なすのでしょうか?
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刑事裁判で殺意の有無が問題になるのは、故意犯かどうかの分かれ道になるからです。故意とは結果発生(殺人の場合は死亡)を認識していることをいいます。 故意に関する学説は色々ありますが、法学の基本書のレベルの理解では、概ね以下のように考えられます(異論が出て来る可能性はありますが、それだけ本当は難しい問題です)。 「慌てている状況で、無意識に首をしめていたとすれば、それは、殺意があったことになるのでしょうか?」ということですが、自分の行為(首絞め)の結果、死ぬことが分かっていれば故意、死ぬかどうかわからないが、死んでも構わないと思えば、「未必の故意」(故意であることに変わりなし)になります。気がついたら死んでいたということであれば過失致死になります。死にかかっている状況で、救急車を呼べば助かる見込みがありながら、敢えて呼ばなかった場合は、潜在的に死んでも構わないと思ったことになるでしょうから、未必の故意と認定されても仕方がないでしょう。
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- mappy0213
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普通の人であれば 殺意(故意)はあったか?なんて質問されたら なかった っていいますよね でもハッと気がついたとき 目の前に血まみれの人がいたとします これで救急車を呼ぶなりしていればまだいいんでしょうけど 逃げた場合これはそのままにしておけば確実に死ぬ ってのが分かりますからね 未必の故意ってのになります。 裁判でどうなるかは微妙なところですけどね
お礼
回答ありがとうございました。 未必の故意と言う可能性もあるわけですね。 はっきりした殺意でなくても、未必の故意と取られることがあるということですね。
お礼
故意の有る無しが、はっきりしない場合でも、未必の故意と言う考え方があるわけですね。よく分りました。ありがとうございました。