クラシックとポップスは同じようであって違うものなのです。
具体的に言うと「語法が違う」といった所かな?
ちょっと例えが良くないかもしれませんが、「標準語」と「方言」みたいなもんです。
「標準語」しか知らないと「方言」は理解できませんよね?
逆に「方言」しか知らないと「標準語」が「方言」に聞こえて理解できません。
意味を知り、真似すればそんな風に聞こえるものですが、結局は「それっぽい」
だけで違和感のあるものになってしまいます。
「言葉」で言えば、その土地に馴染むことで、自然に「方言」や独特の「なまり」が
身に付きます。意識しなくても勝手にそうなってしまいます。
音楽でも同じ事が言えるんじゃないかな?
「クラシック」には「クラシック」特有の、「ポップス」には「ポップス」特有の奏法と
いうものがあります。これは知らないとできないですし、簡単な事ではありません。
>クラシックだけ弾いていると、ポップスが弾けなくなる
というのは、そういうことなのだと思います。
「クラシック」と「ポップス」はどちらが上とかいうのはありませんが、どうしても
ポップスは下に見られがちです。
ポップスを弾きたかったら、ポップスの練習をしなければいけません。
しかし、「クラシック」はいわゆる「基礎」を重視しますから、「運指」などについては
「クラシック」でしっかり習得しておけば、「ポップス」にも十分に活かせます。
もちろん「ポップス」から入るのも悪くはありませんし、否定もしません。
独学ではなくしっかりとレッスンを受けるつもりであれば、「クラシック」と同じ
ように、基礎から練習をするはずですから。
>ポップスだけ弾いていた人は、クラシックの楽譜を見ても弾けないものなのですか?
これは一昔前のミュージシャンにはこういった人も多かったようですね。
耳で聴いて覚えちゃう人が多かったようです。
ジャズのプレイヤーは「楽譜通り」よりも「その場の感覚」を大事にして、即興演奏
したりしていますから、楽譜を読めない人も多かったようです。
(これはピアノに限らずです。)
現在、活躍されているプレイヤーは音大を出て(ジャズ科もありますし)、クラシックも
しっかり勉強された方がほとんどです。
今は楽譜を読めない方は皆無じゃないかな?
お礼
ご丁寧に有難うございました。とてもよくわかりました。