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「親が高収入⇒子は高学力」 因果虚構命題

おそらく正解はないと思うので、アンケートにしました。 ちょっと理屈っぽい話です。 ■その1■ 文科省の調査結果「親の収入が高いほど、子は学力が高い」 わたしの周りの人のほとんどが、 親の収入と子の学力には因果関係があると思っています。 わたしは「それってホントかな?」と。 親の収入と子の学力に相関があるという事実は認めます。 でも、わたしの推論は、、、 ○学歴の高い者は、収入の高い職に就く可能性が高い。  したがって、「(P)親が高学歴 ⇒(Q)親が高収入」 ○学歴の高い者は、子に自分同等(あるいは、それ以上)の学歴を求めがち。  その結果、相応の教育を施すから、子の学力は高くなる可能性が高い。  したがって、「(P)親が高学歴 ⇒(R)子が高学力」 つまり、QとRに直接因果関係があるのではなく、 原因Pに対して、結果Qと結果Rがあり、 そのためPとQに相関が生じる。 ■その2■ 似たものを挙げると、 「毎日朝食を採る子は、成績がよい」 これも、 「(P)親が躾に厳しい ⇒(Q)子は毎日朝食を採る」 「(P)親が躾に厳しい ⇒(R)子は学習習慣を身に付け、成績もよい」 であって、Q⇒Rではないと思うんです。 ■おまけ■ かなりむかし、こんな話を耳にした記憶があります。 「中年男性は宝くじで当選しやすい」 違いますよね。 宝くじを買う人のなかで中年男性の占める割合が高いだけです。 ■アンケート■ 皆さんは、どう思いますか? その1、その2、それぞれQとRに因果関係ってあると思いますか? ■ついで■ ほんとうは、P⇒Q、P⇒R なのに、 あたかも Q⇒R(または、R⇒Q)の因果関係があるかのように見せる手法。 わたしは勝手に「因果虚構命題」って呼んでいるんですが、 学術的に既成の用語があったら教えてください。

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noname#114696
noname#114696
回答No.4

全然専門家でもないので、単に一親として思うことを書きますね。 親の収入が高い→教育機関を選ぶ事が出来る→子供の学力が高い 子供に対して同じ愛情があれば、これに尽きると思います。 別に親の収入に関係なく、もともと素晴らしい学習能力を 持っている子供は沢山います。 ところが、その芽を見つけて貰えなかったり、誰も関心を 持って居なかったり、自分さえその素晴らしさに意味を持たない 事が多々あります。 勉強なんて誰だって好きじゃありませんから、それを誰がどう 引き伸ばすか、またそう言った知識の深い教育者が周囲に居て 子供を見ていてくれるかどうかはとても重要な事だと思います。 例えば現実的な話ですが、私の住む地方都市では、ある有名 学習塾が市内各地に点在していますが、中でも進学校トップで 狙える学力がありそうだと判断された子供には中心部にある 本校への移籍を薦められます。 ところが、中心部に住むのはお金持ち・・・。 通うにしても、夫婦共稼ぎであったり交通費がかさんだりと 何かと障害があり子供を通わせる事が出来ません。 ところが、私の知り合いの歯医者さんは子供さんをそこへ タクシーで通わせています。 これが現実ですよね。 更に、毎月数万するその塾へ通う事自体、出来るのは親の収入 次第ですよね。 しかも、塾と学校の兼ね合いで移動も非常に難しく、車で 送り迎え、途中おにぎりやお弁当を食べさせ、忙しいとコンビニで 何か買い与え・・・暇もお金もいくらあっても足りません。 兄弟が多ければ更に予定はバラバラですし、尚更負担は大変な ものになります。 また、同じ公立の小中学校でも、中心部で教育熱心な高収入の 親が通わせる子供達が多い学校で1番の成績の子供と、郊外で 教育に重きを置かない学校の1番では、1番の意味が全く違います。 実際、偏差値にして10ほど違ってました。 私学等で幼いウチから周りが学習に燃える環境に子供を置くか、 それとも野放しにするかでもまた違いが出てきます。 これが理屈ではなく現実なんです。 QとRで言えば、本を読みなさいと与えるだけなのと、本は こんなに素晴らしいと一緒に読みくだくと言う差があると 思います。 ちょっと理屈だけに走ってる気がしました。

karen246
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございます。 >全然専門家でもないので、単に一親として思うことを書きますね。 専門の方のご意見も、とても参考にはなりますが、 むしろ「単に一親」である方のご意見こそお伺いしたかったんです。 (わたしはまだ子の親となったことがありません。) hana-maryさんのお書きになられた「現実」を読んで、 わたしが思う以上に、 親の収入と子の学力の因果関係は強いのかなと考えさせられました。 >ちょっと理屈だけに走ってる気がしました。 興味本位からの質問ですが、 現実の中に身を置くhana-maryさんのお気持ちを害したのであれば、 申し訳のないことです。 「親が高収入⇒子は高学力」 この相関(因果)をなんとか少しでも崩したいものです。 国に頼らず、この相関を崩すにはどうしたらいいのかな、、、

その他の回答 (6)

  • phobos
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回答No.7

> 皆さんは、どう思いますか? ■その1■ 質問者さんのお考えは基本的には間違っていないと思います。 ただ現在の日本の教育政策では、ANo.4のご回答が鋭く指摘しているように、 > その結果、相応の教育を施すから、子の学力は高くなる可能性が高い。 の「相応の教育を施す」所で、親の収入という因子が結構効いてきてしまうんですよね。 今資料が手元にないのでうろ覚えですが、ある年の東大新入生へのアンケートでは、親の職業・地位についての回答の7割が大企業の部長クラス以上でした。 私はこれを知った時、「親が高学歴だと出世して高収入にもなるだろうし子供にも水準高い教育環境を与えることも出来るんだろうな」と溜息がでたものです。 ■その2■ > 「毎日朝食を採る子は、成績がよい」 これは多分、やや詳しく言えば 「朝食が和食の子供は早起きの傾向が強く、学校が楽しいと感ずる割合も高い」 というヤツだと思います。 私もPTA関連の講演会などでこれを何度か聞いたことがあって、内心「そりゃ因果関係が違うだろ?」って思っていたのですが、このご質問をきっかけに「疑似相関」で検索していたら、そのソースを見つけることが出来ました。 (http://tactac.blog.drecom.jp/archive/1780) 3年ほど前の、ある研究者グループの調査結果が元だそうですが、当時の新聞報道の見出しは「和食で『学校楽しい』?」、「しっかり朝食の子、6割が『学校楽しい』」、「早起きの子は学校が好きで楽しい」……だったそうです。 要は子供が基本的生活習慣を身につけられるような家庭教育が大事ですよ、と言うことだと思うのですが、「早起きさせて和食の朝食を食べさせれば成績が上がる」と早とちりしてしまった人もいたようです。 > 国に頼らず、この相関を崩すにはどうしたらいいのかな、、、 ANo.4のご回答にある > せめて高校まで義務教育であるなら は決して「個人的な希望」ではなく、私も含め、同じように希望している親は沢山います。 この声を集めて力にして、国の文教政策を正させていくことが一つの道だと思います。 ■おまけ■ ある宝くじ売り場で「どこよりも多く当選者が出た売り場です」の宣伝文句を見たことを思い出しました。 いやそれは単に、そこで買った人が一番多かったってことで、当然ハズレくじも一番多かったはずなんだけど……

karen246
質問者

お礼

ご回答くださり、ありがとうございます。 >ある年の東大新入生へのアンケートでは…… なんと! 意外です。 比較的学費の安い国立大学だけに、 そんなに偏りがあるとは思いませんでした。 やはり、わたしが思っていた以上に、 親の経済力と子の学力には因果関係がありそうです。 もっとも、依然として、 「親の経済力・子の学力」の相関(因果関係)よりも、 「親の学歴・子の学力」の相関(因果関係)のほうが 強いのでは、という仮説も捨てきれずにいるのですが、、、 親がいわゆるサラリーマンの場合だけをとれば、 「親が高収入⇒子は高学力」に強い相関がありそうです。 これは皆さまのご回答を拝読して強く感じました。 けれども、わたしがこれまでに知り合った高所得者のなかには、 サラリーマンではない方々もいて、 (パチンコ店経営者、建築会社社長など) その方々のご子息ご子女のことを思い出してみると、 「親が高収入⇒子は高学力」の相関はほとんどなかったように思うのです。 誤解を生じかねないので、つけ足すと、 それらの職業の方々やその子どもは頭が云々という意味ではありません。 たとえば、パチンコ店経営者のご子息、 頭の回転はとても速く、かなりの切れ者でした。 なのですが、学校のテストで良い点をとることや、 偏差値の高い学校に進むことに興味がありませんでした。 おそらく、ご両親もそれらに興味がなかったのでしょう。 >ある宝くじ売り場で「どこよりも多く当選者が出た売り場です」 >の宣伝文句を見たことを思い出しました。 >いやそれは単に、そこで買った人が一番多かったってことで、 >当然ハズレくじも一番多かったはずなんだけど…… なるほど! すると、、、 ・ある学習塾で「どこよりも多く合格者が出た塾です」 ・の宣伝文句を見たことを思い出しました。 ・いやそれは単に、そこから受験した人が一番多かったってことで、 ・当然不合格者も一番多かったはずなんだけど…… なのかな? ※ ご回答くださった方皆さまにポイントを差し上げたい気持ちですが、  そうもいかず、ここは、二たびご回答くださったお二人に  これを差し上げたいと思います。勝手をお許しください。

  • cucumber-y
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回答No.6

#2です。 私の稚拙な回答に対する柔軟な受け止め方が意外だったのと >『子の学力が高いほど、親の収入は高い』 これは面白いです。 面白いのですがやはり、思考を突き詰めれば元に戻ってしまいますね。 私にも完全な正解(ご質問者さんがお求めの)は出せません。 ただ、一つだけ例を挙げてみます。 『神奈川大学の一般入試(競争率2.8倍)と難度の高い給費生入試(競争率42.5倍)合格者の世帯収入を調査した結果、一般入試合格者の平均世帯収入よりも後者のほうが大幅に低いという結果が明らかとなった』 これも当たり前なのですが表現方法を変えることによって文科省発表と逆の視点を世間に与えることもご質問者さんならできるのではないでしょうか。

karen246
質問者

お礼

ご返信が遅くなり申し訳ありません。 >『子の学力が高いほど、親の収入は高い』 >面白いのですがやはり、思考を突き詰めれば元に戻ってしまいますね。 自分で書いたものに対して言うのもなんですが、、、同感です。 技巧的な言葉あそびの域を出ません。 一般的な概念としては、親が「先」で子が「後」ですから、 その時間軸に逆行した命題である点で、説得力を欠きます。 神奈川大学の入試の件。 たしかに、よく考えてみると「当たり前」なのですが、 わたしは一読しただけでは「当たり前」であることに気づきませんでした。 世の中にはいろいろな情報がありますが、 気をつけないと、術にはまってしまいますね。 わたしは、柔軟どころか、固い頭の持ち主です。 アンカリング効果の怖さは度々経験しています。 思い込み・先入観はできるだけ排するよう、 常々意識はしているつもりですが、 ふと気を緩めると、術にはまっている、、、 この度は重ねてのご回答、ありがとうございました。

noname#114696
noname#114696
回答No.5

No.4です いえいえ、全然気分を害してなんていませんのでご安心を・・。 ただ、私は女性ですが、どうも男性と女性の考え方には違いが あるなと思うんです。 女性は特に子供の環境や成長、その時々のハプニング等に遭遇、 対応してひとつひとつを大事に消化して次に繋げようと細かい 努力をしますが、男性(つまり父親)はもっと大きな目でしか 子供を見ていない気がします。 この、細やかな目と大きな枠で見た時の目の2つがあってこその 子育てだとは思いますが、こうやって理想や理屈に傾倒する男性を 思ったとき、つい“現実をみて~”と言いたくなるんです・・・ すみません。 撒いた種を原野におきっ放しにすれば、枝葉乱れ姿雄雄しく 大地に深く根を下ろした大樹になる時もありますが、それは 余程運が良い時くらいの話で、大抵は名植木職人が適時に適切で 細やかな手入れをしてこそ見目麗しい木に育つんだと思います。 これは田んぼを駆け回っていた幼少期を持つ私には少々胸の 傷む現実でもあります。 自分の子供にだって自由に過ごして欲しいですからね。 ただ、現実は収入に関わらず親の鼻息が荒い昨今、少しでも 差をつけようと思ったら、やはり財力が物を言う訳です。 個人的な希望ですが、せめて高校まで義務教育であるなら この気の滅入る現実が少しは和らぐのかなと思います。

karen246
質問者

お礼

ご返信差し上げるのが遅くなり申し訳ありません。 ご追記、ありがとうございます。 男はこうで女はこうだと決めつけることは好きではありませんが、 男性全体、女性全体、その平均を比べたときに、 考え方に違いがあることは実感しています。 ・物事の理由や過程をより大切にするのは女性  「なんで?」「どうして?」 ・物事の結果や結論をより重視するのは男性  「結局…」「つまり…」 これまでの経験から、わたしはそう感じます。 >男性(つまり父親)はもっと大きな目でしか >子供を見ていない気がします。 >この、細やかな目と大きな枠で見た時の目の2つがあってこその >子育てだとは思いますが、 男性の弱点、そしてそれを補うすべをご存知のhana-maryさんなら、 末長くご夫婦のご円満をお保ちになり、 ひいては、上手にお子様をお育てになられることと、 お察しいたします。 もっか、わたしは質問「その1」に挙げた相関を少しでも崩すには、 何ができるかを思案中です。 いくつか案は考えました。 わたし一人でできることは限られていますが、 それでも、やれることはやってみたい。 この度は、重ねてのご回答ありがとうございました。

回答No.3

いわゆる「擬似相関」ですね。「見せる手法」ではないですが。

karen246
質問者

お礼

「擬似相関」というんですね。 ひとつ知識が増えました。 お教えくださり、ありがとうございます。

  • cucumber-y
  • ベストアンサー率17% (1846/10420)
回答No.2

えっと・・・。 公的機関などがこのような発表をすれば皆、同じように考えていると思います。 「親の収入が高いほど、子は学力が高い」 「毎日朝食を採る子は、成績がよい」 これらは単なるタイトルであり、この後に「なぜなら親の収入が高いということは親は○○である確率が高い・・・」、「なぜなら子どもが毎朝朝食を欠かさないということは親が○○である確率が高い・・・」と普通は考えます。 これ等のアンケート結果を知って「私が年末ジャンボで3億円当てたら、すぐにうちの子供の成績がよくなるんだ!!」、「前の晩に置いたテーブルの上のカロリーメイトを食べるように子どもに言わなきゃ」と考える方のほうが稀だと思います。 「中年男性は宝くじで当選しやすい」 これもタイトルだけなので、後は不況で家のローンの返済計画の見直しをする年齢の世帯主が夢を買うんだな、会社にはいつクビを宣告されるか分からない団塊世代の方が夢を買うんだな、子どもが大学進学の年齢に達して・・・等、見た瞬間に誰でも幾つか世相に合わせた思考と結びつけるでしょう。 それができると分かっているからのタイトルとしての表現であり、それができない方は「バイクに乗っている人はバイクの事故に遭う確率が高い」、「既婚者は離婚率が高い」等と聞いて「へぇ~」と感心するはずですが、そんな方を私は見たことありません。 このようにタイトルだけを鵜呑みにする方が稀なので今まで、その一般的思考の流れに名前が付いているとは考えたことがありませんでした。

karen246
質問者

お礼

>「バイクに乗っている人はバイクの事故に遭う確率が高い」 この命題、宝くじ命題よりも話がわかりやすくていいですね。 >このようにタイトルだけを鵜呑みにする方が稀なので 鵜呑みとまでは言えませんが、 「その1」「その2」については因果があると信じている人は、 かなりいるように思います。 少なくともわたしの周りには、かなりいます。 考えが変わってきました。 「親の収入が高いほど、子は学力が高い」 これ、わたしの推測以上に強い因果関係があるのかもしれません。 『子の学力が高いほど、親の収入は高い』 こんなふうに文科省やマスコミがタイトルをつけたら 世間はどう反応したのかなと興味がわきます。

  • heinell
  • ベストアンサー率35% (420/1172)
回答No.1

授業料が高価な塾に通う事ができる 良い私立学校に行ける 行ける状況であれば、そのために尻も叩く可能性はある。 #最初から安い公立だけで済ます気なら特別勉強させる事もない 影響があるのはこのくらいではないかと。 無関係ではないですが、因果関係というには弱く感じます。

karen246
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございます。 >無関係ではないですが、因果関係というには弱く感じます。 わたしも、因果関係は弱いと思っていたんです。 でも、わたしの知る世界の範囲は限られているので、 いろいろな方のご意見が知りたくて、今回の質問をしてみました。 >授業料が高価な塾に通う事ができる >良い私立学校に行ける >行ける状況であれば、そのために尻も叩く可能性はある。 想像してみると、この差は大きいのかもしれません。 ほかの方のご意見も読むと、 わたしが思っていた以上に強い因果関係があるのかなと思えてきました。 ※ 訂正です。  質問中「その1」の最後の文  誤「そのためPとQに相関が生じる。」  正「そのためQとRに相関が生じる。」