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榊原は狂気にあらず?
神戸連続殺傷事件の加害者が、ちかごろ保護観察処分付きで仮退院するようです。 彼の行った行為は、本当に狂気だったのでしょうか? 現在の常識では狂気だと思いますが、古代では生贄や殺戮が一般化していたと思います。 現在でも、お医者さんを目指す人は、一回は死体の解剖実習を行うと思います。 チベットでも鳥葬を行うに当たり、死体をバラバラにきざみ、鳥に食べさせます。そのときには子供も同席させるようです。 昔は死体を隠さず、今の中東のように公開処刑などで一般公開していたと思います。 人間の本質として、死体を切り刻むことは、異常心理でなくてもありえることなんでしょうか? それとも、文化的な影響によって人間の精神や常識は変わりますか?
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1997年8月号の文藝春秋に高村薫(作家)、野田正彰(精神病理学者・作家)による「酒鬼薔薇聖斗は時代の子か異常者か」という対談が掲載されました。かなり冷静な目で議論されています。 おひまがあれば、図書館にいって読んでみて下さい。ちょっとだけ内容に触れると、あなたのおっしゃるとおり、歴史的に見ても日本の文化も、猟奇的な芸術作品に親和性のある文化であることが指摘されています。江戸時代には斬首は一般的であったし、歌舞伎にもサロメのような場面がある。すくなくとも敗戦までは首をはねるという行為が日常的に行なわれていました。ところが、戦後日本において様々な平和運動が展開される中でマンガに鉄砲などの兵器が描かれていることを拒否したり、人を殺したり物を破壊したりする場面が多い日本のアニメにも抗議が行なわれるようになった。その一方、生活レベルにおいては人間の内なる攻撃性について考慮されることはなかった。あるはずがない、ありえない問題として社会的に押し付けてしまった。しかしながら、サディスティックなイメージに人間の心は強く刺激される、人間の本質に無視を装いながら、きわめて残酷な日本独自の文化を温存している。このように野田は言っています。高村も、作家の視点から間の本性についても肉薄する発言をしています。
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- bagoo55
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狂気か狂気ではないかについては時代や文化に関係していると思います。 昔は各国で首切りや首死刑など様々な死刑執行が当たり前のように行われ一般に公開されていました。 しかし、現在では人権の配慮によってこれらのことを目の当たりにすることが殆どなくなり、人が人を殺す行為に対して嫌悪を抱くようになっているためと思われます。 一方、現在でも殺戮を行うことで自分の地位を高めたり、報奨金を受けたりする国が存在しております。 この場合、殺戮を行う事が残虐さや異常的な行為ではなくなり、逆に良い結果として扱われているため当たり前のようになっているのではないかと思います。 神戸連続殺傷事件の加害者は、弱者を傷つけるという支配的な欲望や安易な考えだけで殺人を行い、その後の状態を考えることが出来なかった精神的な欠落があったのではないかと思います。 狂気というより、精神未熟者や精神弱者などに当てはまるような気がしますが、 でも、保護観察処分付きとはいえ、このような事件を起した人物が一般社会にいるということは他人に恐怖を与える恐れがあるため釈放は如何なものかと思います。
お礼
有難うございます。 確かに、加害者は猫などの虐待、弱者を傷つけるといういじめっ子だったようです。 私は、どちらかというと、いじめられっ子だったので、いじめっ子の考えが良く分かりません。また、猫も大好きです。 しかし、昔を考えると、小さい頃の幼児性、残虐性というのもうっすらと記憶に有ります。父母におねだりしたり、だだこねたりなど。何処でも構わず、泣き叫んでた記憶があります。今考えると、かなり残虐な性質もあったなあと思います。それが押さえられているのも親や社会による教育のおかげだと思います。
- asahiru555
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「現代」の彼が行った行為なので、狂気なのではないでしょうか? 文化の違いや時代の変化の中で死に対しての捉え方はさまざまですが、私たちの今のこの社会では人間の本質云々ではなく異常心理として対応すべきことなんでしょうね。
お礼
ありがとうございます。 現在では、バラバラ事件なども少なからず起こる世の中で、彼らの心理を異常として分離するのは楽だと思います。 しかし、彼らが行った行為が一般の人でも起こりえるという認識も大切だと思います。異常の一言で片付けてしまうには、彼らの更生や再発防止のための手がかりが失われてしまうような気がします。
- DQN
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難しいことはわかりませんが、 切り刻みながら射精しているなら、狂気だと思います。
お礼
ありがとうございます。 ネクロフィリア(死体性愛)は狂気(の愛)ですね。
お礼
有難うございます。 過去の文藝春秋ですね。文藝春秋は分厚いのでいつも敬遠してました(汗)。 彼の仮退院を機に単行本化されるといいですね。 彼を受け入れるためにも、周りの人たちの理解の助けになればと思います。 江戸時代のさらし首もいまでは、考えられませんが、私たちの少し前のあじいちゃん、おばあちゃんの祖父母の世代では、見たという人もなかにはいますしね。