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本やサイトによってことわざが違うんですが
能ある鷹は爪を隠す 能ある鷹は爪隠す 郷に入っては郷に従え 郷に入っては郷に従う 転がる石に苔は生えぬ 転がる石に苔は生えず こんな感じで、本やサイトによって書いてあることわざが少しずつ違うのでどれが正しいのか分かりません。意味は一緒だと分かりますが・・ 上記のような例だけでなく、他にもちょっとずつ言葉が違っているものが多々あります(後に続く言葉がある・ない、「、」がある・ないなど)が、どれが正解なんでしょうか?それとも、全部正解なんでしょうか?どっちでもいいんでしょうか?
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「意味は一緒」であれば、表記の相違に過ぎないと思います。 漢字でも、「こう書く場合もあるし、人によってはこう書く人もいる」という場合があります。 「能ある鷹は爪を隠す」と「能ある鷹は爪隠す」の場合、前者の方が普通に見る形だと思います。後者は、歌の文句に仕立てたような雰囲気がある。七五の音になっているので、口調に乗りやすい。 「郷に入っては郷に従え」と「郷に入っては郷に従う」の場合、前者が命令形で終わり、後者は終止形で終わっているという違いが見られます。 これも、圧倒的に前者の形が普通だと思います。けれど、何かの文の中に入れる場合には、「そんなにツッパッてちゃあ、くたびれるでしょうに。郷に入りては郷に従う方が楽だとは思わない?」とかいうふうに、「引用」の形をとる場合には、語尾を変化させることもあり得ることです。 これは、日本のことばのように見えて、実は「聖書」からきた言葉だったりします("When in Rome, do as Romans do." なんて文を、受験の頃に暗記しました)。 翻訳の場合は特に、この表現以外は間違いだ、とは言いにくいです。意味が同じならいいのじゃないでしょうか。 「転がる石に苔は生えぬ」と「転がる石に苔は生えず」という形は、これは子供向けの説明に用いるような形で、「転石苔を生ぜず」という方が普通の形だと思います。 同じ意味の言葉が、わが国の国歌である「君が代」に入っておりますが、そちらは純然たる日本の和歌から採られたものでありますが、面白いことに英語でも Rollong stone gathers no moss. という言葉があります。 「転がる石に苔は生えぬ」というのは、英語を和訳したもののような感じがします。そうであれば、意味が同じなら表現の違いは問題にならないと思います。 引用者の覚えている言い回しや、文中における変形などで、ひとつの形が変化することはあり得ることだと思います。 法律ではないので、これでなければ間違いだ、という決まりはないはずです。 ただし、覚える場合は、一般的に認められている、独立させた形で覚えるのが原則だと思いますから、「郷に従う」という形で覚えてしまうのは、好ましいとはいえないと思います。