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多原子陽イオンの名称
- 多原子陽イオンの名称について知りたいです。化学Iの問題集をやっていて、多原子陰イオンは化物イオンと呼ばれることが一般的なのですが、多原子陽イオンの呼び方がわかりません。
- また、水素を含む多原子イオンの呼び方についても疑問があります。普通の多原子陰イオンの呼び方の例で、水酸化物イオンのように「化物イオン」という表現が使われていますが、なぜ水素を含むイオンでも同じ表現が使われるのでしょうか。
- 化学については初心者ですが、手元に教科書がなく尋ねる相手もいないため、この質問でお助けいただきたいです。
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陽イオンは、物質名+イオン・・多原子イオンは オキソニウムイオン アンモニウムイオン とか・・ 陰イオンは従来は陽イオンと同じように 塩素イオン 酸素イオン と呼ばれていましたが、化学が発達すると、塩素の陽イオンも存在しうることがわかり、陽イオンになりうるものは「化物イオン」となりました。 水酸化物イオンは、ヒドロニウムイオンと区別するため。 なお、陽イオンになりえないものは硝酸イオン、炭酸イオンと呼ぶ。 イオン - Wikipedia ( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3#.E3.81.8A.E3.82.82.E3.81.AA.E3.82.A4.E3.82.AA.E3.83.B3 )
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- Tacosan
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いや, 「初歩的」といえばその通りですが, 少なくとも「バカ丸出し」ということはないです. 「歴史的にどう呼ばれていたのか」ということが関係しています. 陰イオンの名称については, 原則として ・1種類の元素からなるときは「~化物イオン」 (I3^- は「三ヨウ化物イオン」 ・そうでないときは「~酸イオン」 (CO3^2- は「炭酸イオン」) です. これらは英語名称の -ide と -ate に対応します. ただし, 複数の元素からなるにもかかわらず「~化物イオン」という名前になるものがいくつかあります. 挙げられた OH^- はその 1例です. 他にも CN^- (青酸イオン/シアン化物イオン) などがあります. なお, 陰イオンであってもさらに酸として解離できる (とみることができる) 水素を持っている場合には「~水素イオン」のように, 陰イオン名称にさらに「水素」が付くことになります (HCO3^-: 炭酸水素イオン). 陽イオンは原則として全て「単純に~イオン」です. どちらかというと NH4^+ とか H3O^+ の方が例外.
- coirn
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>多原子陰イオンは、~化物イオン、と呼ぶのが普通 単原子陰イオンではないですか? 単原子だと酸化物イオン、フッ化物イオン、水素化物イオンなど、全て~化物イオンと呼びます。 しかし多原子陰イオンは硫酸イオン、過マンガン酸イオン、二フッ化水素イオンなど、~化物イオンと呼ぶイオンはほとんどありません。 つまり決まった呼び方はありません。 >多原子陽イオンは、どういう呼び方をすればいいのでしょうか? 多原子陽イオンも、アンモニウムイオン、オキソニウムイオン、三フッ化二キセノンイオンなど、 多原子陰イオンと同じように決まった呼び方はありません。 >水素の入っている多原子イオンの呼び方は決まった形がない というのも疑問です。上記で説明したように通常多原子イオンは全て決まった形などありません。 その問題集はちょっと???な点がありますね。 元々高校化学の参考書などは初学者に簡単に教えるために簡略化されていますが、普通はこんな書き方はしません。
お礼
詳しいご回答ありがとうございます。 なんとなく分かったような、分からないような…。 炭素と酸素の入った陰イオンと、陽イオンになり得ない物質はイコールなのでしょうか? ともあれ、最大の謎は解明されました。 どうもありがとうございました。