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70年代当初のLCDデジタル時計の技術について

ゼミナール(専門はマーケティングです)にてデジタル腕時計の市場参入についての議論をしています。 そのケースは1974年のものなのですが、当時のLCDのデジタル時計は氷点下においては使えないと書いてあります。 これは、氷点下になると故障するのでしょうか? それとも氷点下では文字盤が見えず、気温が高くなればまた使えるのでしょうか? 資料にはただ氷点下においては使えないとだけ書いてあり判断ができず、検索をかけてもわかりませんでした。 また、LCDのデジタル時計を作る技術があるならばLEDのデジタル時計も簡単に作れるものなのでしょうか? 40年近く前の技術ですが、ご存知の方がいらっしゃいましたら回答お願いします。

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回答No.2

原理は知りませんが、液晶は温度が氷点下になるとコントラストが下がるため文字が見えなくなります。 なので、この場合は氷点下では文字が見えなくなるけど、温度が上がればまた見えるようになるということだと思います。 LCDは光の透過を制限(遮光)して文字を出すものであり、そのためは電圧を印加するのですが、その状態では電流は流れないので遮光には殆ど電気を使いません。(但し、液晶の分極の問題があるので、直流ではなくパルス的に電圧を印加する必要があり、そのときの寄生容量などの充放電電流が必要です) これに対して、LEDは流れる電流を光に変換するものなので、当然消費電流は桁違いに大きくなります。腕時計という用途を考えると、小型の電池しか使えないのでLED表示の腕時計を作るのは難しいと思います。

  • KEN_2
  • ベストアンサー率59% (930/1576)
回答No.1

まず、デジタル腕時計の歴史ですが、LEDの時計の発売の方が早く表示に使われているのがLEDのために消費電力が多いので、常時は消灯しており時間を見るのにノブを押した時のみ表示していました。 LCDがLEDに変わったのは消費電力が低く、反射光で常時表示が見えるのが特徴で腕時計の用途に向いていたのです。 暗がりではノブを押した時のみバックライトを点灯させ表示させているのは現在と同じです。 *LCDの開発秘話は、NHKの科学番組の取材でRCAの研究時点の状況を取材した番組があり、原料になる何百もの薬品のラベルを隠して取材させました。 このNHK放送を見たシヤープの開発者達も研究途中で、可能性を確信し何千通りの薬品の組合せから現在のLCDの原型を開発したとの番組がありました。 最近の「プロジエクトX」や「電子立国・日本」などの番組がありますが、このLCDの取材以来研究途中の取材は警戒してさせなくなったとの逸話があります。 デジタル腕時計の作る技術はLEDもLCDもほぼ同じで、LEDの表示回路のほうが簡単です。 >当時のLCDのデジタル時計は氷点下においては使えないと書いてあります。 >これは、氷点下になると故障するのでしょうか? 液晶の電極側に正負電荷の偏りが生じて寿命が短くなってしまう関係で、交流を印加していますが低温で約5℃以下で表示切替えが遅くなる現象があり、時間が読めなくなりますが故障ではなく、常温か体温で温まると復旧しました。 参考に: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B6%B2%E6%99%B6%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4  

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