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関西弁の「しゃあない」は歴史的仮名のなごり?
関西弁で「仕様(が)ない」というのを「しゃあない」といいますが、 これは「しょう(が)ない」の歴史的仮名遣いが「しやう(が)ない」から、シャアナイ、というんでしょうか? あと、今でも歴史的仮名遣いの読みかたが残ってる方言、訛りってありますかね?
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- rke7
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#4です、分けました。 「けいたい(携帯)」 実はこれは、言わば、「生きた歴史的仮名遣い」なのです。 なぜなら、実際は 「けーたい」 と読むからです。 もしもこれを文字通り読む地域があれば、歴史的仮名遣いの読みが残っている地域と同類ですね。九州や四国にあるそうです。 それ以外で、音便に関して歴史的仮名遣いの通りに読む地域は、一応あるらしいですが失念しました。ごく少数でしせう。
- rke7
- ベストアンサー率33% (6/18)
「を」に関しては、もともと「wo」という発音で「お」と区別していたのを区別しなくなったのが、一部地域で残っているわけですが、歴史的仮名遣いというより歴史的発音が残っているわけですね。 もちろん「歴史的仮名遣いの読み」で間違いありませんが、仮名遣いはあくまで結果であることにご注意下さい。 「しゃーない」に関しては、「しょーがない」の「が」の子音が脱落すると同時に、「しょー」が「が」の母音部分の影響を受けて「しゃー」に変化したものだと思います。 「しょーがない」と言う場合でも、速く言うと「が」が摩擦音になりますし、それがだんだん弱まって英語で言うシュワーみたいな音になったのでしょう。私も無意識に「しょーぁない」のような発音をしていると思います。 ちなみに東日本でも「しゃーねー」と言いますね。
お礼
ごかいたふありがたうございます。 たしかに、しゃあねえ、といひますね。江戸つ子らしい感じがします。しゃあないといふのは、が、の音便かもしれません。
- pandaApple
- ベストアンサー率61% (253/413)
専門家ではないのであくまで個人的感覚ですが。 「しゃあない」というのは、歴史的仮名遣いの名残ではないでしょう。 「しやうがない」と書いて、昔は「しやうがない」「しゃうがない」と発音していたというのであればそうなのかもしれませんが(このあたりも専門家ではないので分かりません)。 関西弁には、略すというか、つづまるというか、せっかちな性格(?)が出たような言い回しが多いような気分がします。 「ちゃう」(ちがう→ちゃう) 「とっとく」(とっておく→とっとく) 「どんならん」(どうにもならないの意:どうもならん→どんならん) 「ぶっちゃける」(ぶちあける〈打ち明ける〉→ぶっちゃける) 「ゆうたる」(言ってやるの意:ゆうてやる→ゆうたる) などなど。 「しゃあない」で言えば、「しょうがない」の「が」が「あ」に変化し、「しょう」とくっついて「しゃあない」になった。 「しょうがない」→「しょーがない」→「しょー(あ)ない」→「しゃーない」 ではないかなあと思います。 あくまで個人的感覚による推測ですが。如何なものでしょう。 専門家の方のご意見も承りたく思います。
お礼
ごかいたふありがたうございます。 関西弁の特徴で、しゃあない、と発音してるんでせうかね。僕もさう思つてきました。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
父は長崎ですが、歴史的仮名遣いの「くわ」、kw の音、いわゆる「合拗音」をちゃんと「開拗音」の「か」と区別して発音しています。例えば「火事」は歴史的仮名遣いでは「くわじ」となっていますが、父は日葡辞書にある quaji の通りに発音し「家事」と区別しています。山茶花も「さざんくわ」、図書館は「としょくわん」です。
お礼
ごかいたふありがたうございます。 それは初耳です。長崎ではクヮの発音が残つてゐるんですね。九州ではそのやうな発音が残つてゐるのでせうかね。だとしたら歴史的仮名遣ひをやめてしまつたのは、長崎地域の歴史ある発音を残すためには惜しいきがしますね。」
>今でも歴史的仮名遣いの読みかたが残ってる方言、訛り 九州弁の「を」。ぼくも wo とオオカミの遠吠えのような発音をします。
お礼
ごかいたふありがたうございます。 九州弁といふのはじつくり聴いたことがなかつたので、存じ上げませんでしたが、「を」をウォのやうに発音するのですか!初耳です。勉強になります。今度調べてみたいとおもひます。
お礼
ごかいたふありがたうございます。 九州や四国に残つてゐるといふことは初耳です。調べてみたいと思ひます。