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ショウジョウバエから突然変異体が生まれる理由はなんですか?
ショウジョウバエから突然変異体が生まれる理由はなんですか? できれば、関連するサイトも教えていただけるとありがたいです
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どんな生物でも、普通に繁殖、継代していくうちに自然に起こる突然変異(自然突然変異、自発的突然変異。たとえばDNAの複製エラーなどによる)がありますし、 化学物質や放射線などによって誘発される突然変異(人為的に突然変異誘発をするのに利用される)もあります。化学物質や放射線で突然変異が起こるのは当たり前なので、おそらく質問は、自然界で生じる突然変異は、主としてどのようにして起こるか(「理由」というより「原因」や「しくみ」)についてだとしましょう。 30年くらい前の研究論文で、ショウジョウバエでは、自発的突然変異の約8割はトランスポゾンの挿入が原因であると報告されていて、 これは、分子遺伝学的解析手法や情報が著しく進歩した現在でも支持されています。トランスポゾンについての説明は省きますが(自分で調べてみてください。一口にトランスポゾンといってもショウジョウバエゲノムのなかだけでも軽く100種類はあるはずですが)、生物のゲノム・遺伝子の機能とは無関係に、勝手にゲノムのあちこちに挿入したり離脱したりコピーを作ったりする遺伝因子がトランスポゾンで、挿入位置によってはそこにある遺伝子を壊したり阻害したりするわけです。高校の教科書で出てくる古典的な突然変異の「白眼」や「痕跡翅」なんかもこれです。 それとは別に、トランスポゾンが挿入位置から抜けるとき、DNA配列が元通りに修復されずに周辺が削れてしまったりすることがあって、これによる突然変異が全体の10%弱あるという報告もあります。したがって、自発的突然変異の9割は、挿入にしろ離脱にしろ、トランスポゾンの何かしらの活動によって生じているということができます。トランスポゾンの突然変異への寄与率は生物種によってことなるでしょうが、どの生物でもかなり大きな部分を占めているはずです。
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- east-with
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突然異変の原因を教えます。 突然変異は遺伝子が変化することで置きます。その原因は環境要因と適応の二つが考えられます。 環境要因 先天的に遺伝子が壊れて異変する。人間でも自閉症は47本で異変とか言いますね。普通は46本です。ただしくは、23対あって最後の一対がXかYかで男女が違う。つまり、1本の差です。だから、23対目でXXかXYです。そのためXXは女でXYは男です。でも訳があって、染色体の数が不足したり過剰になる。だから、突然異変が起こるわけです。でも、自閉症は生物的には人間ではない。けど、社会的に人間です。だから、私のような説明で自閉症批判したら人権問題になりますよ。 適応 ある環境の急速な変化で、遺伝子が変化する。しかし、適応には100年の時間がかかりそれを進化や分化といいます。生物にとって適応とは環境条件の悪化が原因でおきます。生物は最初に水から生まれました。魚が陸に上がり肺魚になり、肺魚が両生類になり、両生類から爬虫類になり、爬虫類から鳥類やほ乳類になりました。46億年の生物進化は適応なんです。現在の地球温暖化は急速で生物が適応できず絶滅すると言われています。 突然異変の例 カタツムリ 左巻きと右巻き 生物は突然変異以外のも様々な面白さがあります。性転換といってクマノミ(魚)は1年魚がメスで2年魚がオスなんです。雌雄同体もあり、ハムレット(魚)は、オス役とメス役に分かれて交尾する。どちらも、卵にエネルギーを多く使いオス役を望みます。ですが、片方が我慢してメス役をします。次の交尾は反対がメス役をします。ハムレットは2匹で行動します。そこにゲーム理論があるのです。それはまたの機会に。
- 雪中庵(@psytex)
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一般に遺伝子の変異の起きる主な原因は; 1.放射線や化学薬剤による、DNAのダメージ。 2.細胞分裂時のDNA複製における、ミスコピー(上記作用を含む)。 3.生殖細胞での減数分裂における染色体交差(父母由来の相同染色体が くっつき合って部分的に入れ替る)における、遺伝子の切り替わり。 (他にも、ウィルスの溶原化(遺伝子に入り込む)による破損、 環境ホルモンによるスイッチングなど、色々あります)
- Tacosan
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質問の意味が今一つわからないのですが.... ショウジョウバエに限らず, 他の生物でも突然変異体は生まれますよね.