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派閥政治は、中選挙区制の産物?
派閥政治は、中選挙区制の産物、 小選挙区制では力をそれほど発揮しない、 と聞きましたが、 なぜなのでしょうか?
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中選挙区制では一選挙区に同党から複数の候補者が立つので同党同士の政策論争はしにくく、どれだけ地元との繋がりがあるか。 つまりは地元での基盤を強くするために集まって党への影響力をもった結果が派閥。 結党するために政治家が集まるが、その中でまたより似た思想を持つ同士が集まって派閥を作っていった。 派閥が大きくなったりして党内で影響力を持つほどに党での立場や閣僚への参加が有利になり、それが地元への利権をもたらす。 自民党の派閥は個々に結束し、お互いに論戦したりして利権や影響力を争ってきた。 派閥政治では派閥に力を入れるために官僚任せになっていた部分もある。 小選挙区制では一選挙区に同党から一人しか立たないのが普通なので他の党との政策対決になる。 小選挙区制だと同党から複数立たない為に派閥は力を失い、選挙区の候補者の選任などを行う党の幹事長が力をもつようになった。 今だと民主党の小沢さんが幹事長として党に圧倒的な権力を持ち、実質小沢さんの独裁になっているのもこのため。 後、全体からすると中選挙区よりも反映されない票=死票が多くなる。 自民党は長らく派閥政治をしてきたので党内の派閥争いで腐敗した面がある、小沢さんなどの今の民主党の重鎮の多くは元自民党の派閥闘争から負けて離党し、新党作っていった方たち。後は社会党の残りとか。 ただ、党内の派閥同士で議論をしていたのは無駄ではない。今の国会を見ていても自民党議員のほうが民主党議員より圧倒的に弁がたつのはこの時代を経てきたからだろうと思う。
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- mat983
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http://allabout.co.jp/career/politicsabc/closeup/CU20060919A/ 上のサイトにかなり分かりやすく書かれています。 中選挙区は1選挙区に4,5人の当選者の所も多く、自民党は異なる派閥に所属する方が立候補し、派閥間の戦いもありました。
お礼
「小沢さんなどの今の民主党の重鎮の多くは元自民党の派閥闘争から負けて離党し、新党作っていった方たち」と認識はありませんでした。 ありがとうございます。