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日本円による全ての預貯金と借金を相殺するといくらになりますか?
世界中の個人、法人(企業、政府、中央銀行・・・)の日本円における 貸してる(預けてる)お金 + もってるお金 - 借りてるお金 を合計するといくらになりますか? また、その合計金額は毎年増減していますか? 増減しているとしたらどのような理由で増減していますか? うっかり燃やしてしまったり、誰にも分からないところに埋められたりしたお金の扱いが難しい気がしますが、それらの扱いは回答者の方にお任せしたいと思います。
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No.2,No.3で回答したものです.たぶん最後のコメント…. >「日本銀行が貸してるお金の総額とその変動」 >元々私が思っていた「お金」はM1よりももっと小さな「現金」のみです。 ゑ?この2つのコメントを総合すると「日銀が発行している現金(日本銀行券)の変動を教えろとしか思えないわけですが….いや,もう詮索するのはやめます….私の理解力不足でまた勘違いになりそうですので.もう自分の世界に入ろう…. 日銀が発行している現金に関しては日本銀行が毎週発表している「営業毎旬報告」が参考になると思われます. 営業毎旬報告 http://www.boj.or.jp/type/stat/boj_stat/ac07/index.htm この回答時の最新版 http://www.boj.or.jp/type/stat/boj_stat/ac07/ac091020.htm ※ちなみに前の回答で >>あなたがお持ちの現金もある所の負債(貸しているお金)となっております。 といいましたが,負債および純資産の部分の「発行銀行券」のところに計上されているわけです. (参考) >うっかり燃やしてしまったり、誰にも分からないところに埋められたりしたお金の扱いが難しい 仮に5万円うっかり燃やしたとしましょう.このケースの場合自分の資産に計上される現金の額が5万円減ります.そしてその裏では日銀の負債に計上される「発行銀行券」が5万円減ることになるわけですね.というわけで「借りてるお金 - 貸してるお金」 は必ず 0 になります. 日銀の純資産とよべる部分は負債および純資産の部分の下2つ 資本金 100,000 準備金 2,660,006,853 ですのでおおよそ日銀の負債は110兆円弱といったところですね.そして現金のみの純負債でしたら75兆円程度といったところでしょうか. この日銀の発行銀行券(ようは現金)の変動についてですが,実は増加傾向にあります.10年前と比べて1.5倍強になっています.いちおう3分程度のやっつけでグラフをつくりました.(単位は億円です) あと何で現金の値が変動するのかは…まあ経済成長のたまものとしかいいようがない…. ま,もう少し日銀に詳しい方の知識がほしいところですね.ここらへんの「現金の発行量」はなぜ増えるかとかについては私も興味あるんで.(特に自分は日銀の中の人ではないんでね) ・もう一つの可能性(補足) ここまで回答していて気づいた….もしかしたら日銀が直接民間企業や金融機関に貸している現金の量を知りたいのかもしれん….これに関しては予測不能ですね.ヒントだけ書くと… 日銀のCP買い取り http://jp.ibtimes.com/article/biznews/090123/27686.html 現状日銀は704億円ほどのCPを買い取ることで民間企業に資金提供. 日銀の社債買い取り http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/policy/223720/ 現状2614億円ほどの社債を買うことで民間企業に資金提供 これでだいたい言いたいことは終了です.以下雑コメント. >ところで合計が0円なのは当たり前とおっしゃいますが、私はなかなか理解できませんでしたよ。 今でも自分の理解が正しいのか不安です。 簿記の知識があれば当たり前ってことです.かじっていれば資産(貸方)に仕分けするのと同時に負債(借方)に仕分けするってことをやりますので. もうひとついうと自分は日銀や国家のバランスシートをよく見ていた人間だからすんなりと理解できただけなのかも.(現金の扱いかともすぐにわかりました)そういう意味ではなかなか理解できないという質問者様のクレーム(?)は正しいですね.(汗 >日本銀行券に関しては今でも負債だと思ってません いや,私も負債だとイメージできてませんよ.私はむしろ簿記のルール上負債に計上されているだけと理解しております.まあ日銀でいう負債と一般企業における負債ってだいぶ意味が違うのもこれに拍車をかけているのでしょうが. 最後に正直に白状しますがこの質問がきて一番ハッピーになっているのは私だったりする….これらの回答を作る際にいくつか副産物を生み出すことに成功しております. ・日本の金融資産-金融負債はゼロ ・ということは金融資産をいくら増やそうが,それは日本の国富とはいえない.(だって負債と引けばゼロになるし) ・国家のバランスシート上で純資産として計上されるのは不動産などの「有形資産」になる. ・しかるに日本の国富は「日本の有形資産」によって評価される. ・日本の持つ有形資産を技術やインフラ整備によって高めていくのが経済成長といえる. ・結局金融資産は有形資産の価値を高めるための道具の一つにすぎない. ・つまりは金融資産を扱う金融機関は有形資産を扱う製造業に追従する役目を負うのが本来の経済成長における役目であろう. ・で今の世界(日本を除く)の金融業を見ていると… ま,こちらもいろいろと意見や考えがまとまりました.私のほうが感謝しないといけないですね.ありがとうございました(?)
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- kawasemi60
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国家全体では現金よりも貸付金の方が多い。 国民の現金+預金より借入金が多いのです。 存在しない金額を貸し出せば労力を金額に変えて返済して来ます 労力の蓄積がうまく行けば経済の発展となります 存在しない金額を貸し出す支配者が巨額の利益を得ている。 現金+預金+根拠なし金額=借入金 銀行=預金+根拠なし金額
お礼
回答ありがとうございました。 ただ、私が聞きたいこととちょっと違っているかなという印象です。 質問があいまいですいませんでした。 質問文書くのって結構難しいですね・・・。
- umaruko
- ベストアンサー率73% (137/186)
No.2です。補足質問に答えてくださってありがとうございます。 というよりもう答えがでていますね…。 >「借りてるお金 - 貸してるお金」 は必ず 0 になるに決まってますね・・・。 なんとなく質問の意図がわかってきました。ようは時価評価されない金融資産と金融負債の差が知りたいってことみたいですね。 (まず脱線) 質問の意図とはずれますがまず時価評価されない資産について。時価評価されない(正確にはされにくい)資産は「流動性資産」と呼ばれるものですね。現金や当座預金が代表的なものであります。 この量は比較的簡単に知ることができて日銀のマネーストック統計で知ることができます。 http://www.boj.or.jp/theme/research/stat/money/ms/index.htm しかし…この流動性資産にはいろいろな定義がございまして…(M1とかM2とかM2+CDとか) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4 質問者様が定義している「お金」の範囲がマネーサプライの定義のどこにあたるのかまだ良くわかりませんのでこれ以上はつっこみはしません。(M3+CDかな…ただし外貨預金は除いた形の) (脱線終了) 本題「貸してる(預けてる)お金 + もってるお金 - 借りてるお金はいくらになりますか?」 答え「ゼロです。会計規則上そうなっているからゼロです。」 質問者様ご想像どおり、貸しているお金(資産)-借りているお金(負債)を円のみで見たら必ずゼロになります。(まあ理由がわかったみたいなので割愛させていただきます) これは流動性資産だけであてはまりません。時価評価される国債やMBSなども同様です。(つまりはNo.2の(1)で言った「円建ての金融資産-円建ての金融負債」もゼロになります) これを究極的にいうと「自分がもっている金融資産は必ず誰かの負債つまりは借金になっている」のです。 ※ちなみにあなたがお持ちの現金もある所の負債(貸しているお金)となっております。どこでしょうか?(ヒントは紙幣の正式名称) というわけであんまりおもしろくない回答になってしまいましたが以上で回答を終わります。 >これに対する回答がつまらないというのは 0円になるに決まってるからということでしょうか・・・? まあそのとおりなんですけど(図星つかれた!チクショウ!!)。まあ当たり前すぎてつまらないってのもありますが、(1)の定義ならある程度の客観的なデータを示すことができましたので、多少はリアリティのある回答になっていたかと。。。私の気まぐれです。気に障ったのでしたらお許しください。
補足
ご丁寧な解説ありがとうございます。 合計が0円になるのは小さなモデルで考えてみたら理解できました。 この理解によれば、私が知りたいのは「日本銀行が貸してるお金の総額とその変動」だったようです。 これについては調べてみます。 元々私が思っていた「お金」はM1よりももっと小さな「現金」のみです。預貯金は銀行へ貸し出してると考えていましたので。 日本銀行券に関しては仰るとおりに、最初は借りてるのかなとも考えたのですが、返す義務はないし労働などの見返りにもらうものが負債と考えるのも納得できなかったので、負債だと思えませんでした。 というか、実は今でも負債だと思ってません。 私の「負債」の定義が間違ってるのかもしれません。 ところで合計が0円なのは当たり前とおっしゃいますが、私はなかなか理解できませんでしたよ。 今でも自分の理解が正しいのか不安です。 というわけで、理解できたつもりなのですが、さらなるコメントをしてもらえることを期待してまだ締め切らないでおきます。 なにもなければ二・三日で締め切りたいと思います。
- umaruko
- ベストアンサー率73% (137/186)
貴方の質問の意図が少々わからないので補足をお願いします.私の見立てでは 「円建ての金融資産-円建ての金融負債」の金額はどうなるでしょうか?という質問のような気がするのですがよろしいでしょうか?(つまりは不動産などの有形資産は無視) ☆以下のように定義しました. 貸しているお金=簿記上の金融資産(無形資産) 持っているお金=簿記上の資産における現預金に相当するので貸しているお金に吸収 借りているお金=簿記上の負債 ちょっと質問ですが一概に金融資産といっても現預金や貸付金だけが資産ではありません. ・株式 ・MBSなどの金融派生商品 ・国債 ・社債やCP(コマーシャルペーパー) などなど金融資産はいろいろな形で存在します. 質問 (1)これらいろいろな形の金融資産を「貸しているお金」に含めてもよろしいですか?(つまりは「円建ての金融資産-円建ての金融負債」の値を回答するということでよろしいでしょうか?) (2)それとも単純に銀行が個人に融資するような「貸付金」と「現金」を足した値に「借りているお金」を引いた値が知りたいのですか? ちなみに(2)の場合は回答があまりにもつまらなくなるのでこれ以上回答しません.(私は自分がつまらなくなる回答はしたくないもんで) あ,ちなみにN0.1さんが出してくださったデータのソースは内閣府が発表している国民経済計算速報のデータだと思われます. 平成19年度国民経済計算 http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/h19-kaku/21annual-report-j2.html その中の家計の金融資産と有形資産と金融負債を含めたものが当該データになります. (直リンです.エクセル注意) http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/h19-kaku/1980si4_jp.xls No.1さんのデータではあくまで家計の資産と負債を見ただけです.つまりは金融機関・一般政府・民間企業などの資産・負債は無視しているわけです.まあ,参考までに.
補足
ご丁寧な再質問ありがとうございます。 おかげで少し考えがまとまりました。 まず、この質問は、 「全ての借金と現金・預貯金を差し引きしたら0円になるのかなぁ?それとも日銀が調整していくらかの金額になってるのかなぁ?もし毎年増減してるとしたらどのようにしてその分の金額は増減してるのかなぁ?」 と疑問に思ったところからきています。 株式は100万円で買ったものをみんなが1000万円の価値があると判断すれば1000万円になってしまうので、考慮しません。一般的に金融資産と言われている同様の性質を持ったものも同様です。 債権も同じような性質があると思いますので、債券という紙切れをいくらかのお金を出して買ったと考えてもらえますか? ただ、債権の売主と買主の収支に整合性があればいくらで計算してもらっても同じ結果になると思います。 と、umarukoさんの質問に回答してて気づいたのですが、 「借りてるお金 - 貸してるお金」 は必ず 0 になるに決まってますね・・・。 ・AさんがBさんに1000円借りる。 ・CさんがD銀行に100万円を預ける。 ・EさんがF銀行で3000万円の不動産担保ローンを組む。 ・日銀が国債を1億円買う。 どれも借りたお金と貸したお金は同一になりますね。 というわけで、umarukoさんの質問に回答すると、 > (1)これらいろいろな形の金融資産を「貸しているお金」に含めてもよろしいですか?(つまりは「円建ての金融資産-円建ての金融負債」の値を回答するということでよろしいでしょうか?) 個人の価値観で増減する金融資産を含めたくないのです。 なので、この質問に対する回答はNoです。 > (2)それとも単純に銀行が個人に融資するような「貸付金」と「現金」を足した値に「借りているお金」を引いた値が知りたいのですか? こっちに近い気がします。 これに対する回答がつまらないというのは 0円になるに決まってるからということでしょうか・・・? 日銀が銀行にお金を貸すところから全てが始まっているとしたら0円になる気がしますが、やっぱり0円なんでしょうか? 0円じゃないならば、どうやってこの金額が増減するのかすごく気になります。
- pri_tama
- ベストアンサー率47% (678/1421)
>日本円による全ての預貯金と借金を相殺するといくらになりますか? ちょい古いですが2004年末だと 金融資産 1433兆円 ・現金 44兆円 ・預金 744兆円 ・債券 38兆円 ・投資信託 36兆円 ・株式 119兆円 ・保険・年金 381兆円 ・その他 71兆円 非金融資産 1027兆円 ・土地 782兆円 ・住宅など固定資産 227兆円 ・その他 17兆円 日本人の負債 ・借金 326兆円 ・その他 53兆円 2460兆円 - 379兆円 = 純資産 2082兆円 現在は、リーマンショックで株などが相当損害が出ているとは思いますが…。 (とは言え資産の大半が預金で、且つ円高の影響で外貨ベースだとかなりの資産に…。)
補足
回答ありがとうございます。 でも聞きたかったことはちょっと違って、不動産や株式などの時価で変動する金額を含まない、純粋な金額を知りたいのです。 不動産なんかは相場があるものの売る人、買う人が価値を決めていいものですよね? そうではなくて、純粋にお金の総額を知りたいのです。 なので記念500円硬貨は500円ですし、マニアならいくら出しても欲しいようなミスプリントの1万円札も1万円として計算します。 同様に、外貨は何億ドルという現金を持ってても一切関係ないです。 日本人がいくら持っているかではなく、日本円がいくら存在するかという感じでしょうか。 具体例をあげるなら、 1.500万円の貯金。 2.財布の中に5万円。 3.1000万円の住宅ローン残高。 4.時価評価3000万円の自宅。 5.外貨預金1万ドル。 6.3億円で買ったピカソの絵。 という資産がある人でも4.~6.は関係ないので、この人は 500 + 5 - 1000 = -495万円 の現金があると考えます。
お礼
早朝からめっちゃ長文の回答ありがとうございます。 私が知りたかったことがかなりまとまっていて非常に助かりました。 個々の回答に対するコメントはもう少し内容を吟味(理解できない部分もありますので)した後、時間がある時にしますので、少々おまちください。 できれば今週中に・・・。
補足
> 日銀が発行している現金(日本銀行券)の変動を教えろ 貯金は貸してるお金になるわけだし・・・などと考えるとそういう結論になってました。ただ、元々そう考えていたというだけで、この質問で回答をもらう仮定で考えが変わっています。 > 「営業毎旬報告」が参考になる これはすばらしい。 こんなものがあると思ってなかったのでさがすことすらしてませんでした。 私が知りたいと感じていたのは負債欄にある「発行銀行券」ですね。 簿記的には 借方 貸方 普通の銀行の貸出 貸付金 現金 日本銀行の貸出 貸付金 発行銀行券 になるのかな? 非常に興味深いです。 > 日銀の負債に計上される「発行銀行券」が5万円減ることになるわけですね. うっかり燃やしても、営業毎旬報告の「発行銀行券」の額は変わるとは思えません。 精巧な偽札が作られた場合は逆のパターンになるのでしょうけど、この部分の考え方については考察してみます。 > 日銀の負債は110兆円弱 日銀の負債と言われてもなかなかピンと来なかったのですが、これも理論上の負債で普段イメージしている負債とは違いますね。 日銀にとって負債を返済するとは貸してるお金を返してもらうことですよね。なかなか直感では理解できません。 > グラフをつくりました ありがとうございます。 増加傾向にあるというものの、デフレ気味なのに発行銀行券の増加率は減ってますね。これも興味深いです。 > 一番ハッピーになっているのは私 あはは。質問を受けて理解が深まることはよくありますよね。 お世辞でなくハッピーになってもらえてるのならよかったです。