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点電荷を運ぶ際の、仕事の正負について

問題集で、以下のような記述がありました。 1:A点より150V電位が高いB点へ、+2.0Cの点電荷を運ぶとき、外力のする仕事はいくらか。 →求める仕事をW[J]とすると、W=q(Vb-Va)=3.0×10^2[J] この場合、「外力のした仕事」は正になります。外力が点電荷に仕事をし、物体はエネルギーが増える、というのは納得ができます。一方で、 2:10Vの電位の場所から40Vの電位の場所へ+1Cの点電荷を移動させるとき、電界のした仕事はいくらか。 →W=1×(10-40)=-30[J] となり、この場合、「電界のした仕事」が負となります。 どちらも、電位が低い→電位が高いという現象であるのに、符号の正負が異なっています。 自分としては、電界が点電荷に対して仕事をし、点電荷のエネルギーが増加する、という認識であったのに、混乱しています。 「外力」≠「電界」ということなのでしょうか? とても混乱しているので、どなたか解説して下さい。

みんなの回答

  • yokkun831
  • ベストアンサー率74% (674/908)
回答No.3

仕事の定義から,しっかり理解することが必要です。 仕事の主体となる力がF→,物体の変位がs→のとき,2つのベクトルのなす角θとすると,  (※→はベクトル記号) W = F→・s→ = Fs cosθ  (※・は内積) つまり, 力と変位が同じ向きならcos0°=1なので,W>0 力と変位が逆の向きならcos180°= -1 なので,W<0 問題1の場合,電気力の方向はB→Aの方向。したがって,それとつりあう外力はA→Bの方向。変位はA→Bの方向。だから,外力がした仕事>0。 問題2の場合,電気力の方向は変位と逆。だから電気力がした仕事(電界のした仕事)<0。 電気力と外力はつりあう力で逆向きですが,1は外力がする仕事。2は電気力がする仕事なので符号が逆転しているのです。ちなみに,つりあいを保ちながら移動させると,合力はゼロですから合力がする仕事はゼロ。プラスとマイナスでゼロなのです。運動エネルギーは増えないという結果になるわけですね。

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noname#175206
noname#175206
回答No.2

>電界がエネルギーを失うとはどういうことでしょうか?  電場という言葉のほうがいいかもしれませんね。「場」もエネルギーを持っているのです。

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noname#175206
noname#175206
回答No.1

 どちらも、「外力が正の仕事をして」いますので、その分「電界がエネルギーを失う=負の仕事をする」ということになっています。双方を合わせるとちゃんとエネルギーが保存していますね。

niko_mingo
質問者

お礼

電界がエネルギーを失うとはどういうことでしょうか?

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