漫画の実写化について ※長文失礼します
ありきたりなよく見る内容だと思いますが、少し主旨を変えて質問します。
最近は1クールに一つは実写化のドラマ、もしくは原作をベースとし全く設定の異なるドラマ・映画が多いですよね。
私の好きな作品も今期実写化され、これ以上ない皮肉な死を遂げています。
ショックが大きいのでテレビ業界に文句の一つでも言ってやろうかと思いましたが、聞き入れられるわけもなしということで、せめてご意見をお伺いしようと思い立ちました。
実写化ドラマを制作する、制作した、監督・脚本家・プロデューサーは、漫画の実写化についてどう考えているのですか?
「だって作家が良いって言ってるんだからいいじゃん」の一言で済まされてしまうものですか?
漫画はテレビとは違う、別のカテゴリの作品です。テレビよりも認知度が低く、その代わり固定のファンがいますからアニメ化されてもアニメ好きな人が見るわけで、BGM代わりに流しておくような見られ方はそれほどされないと思います。
海外でも漫画は一つの文化とされていますが、そこまでの人気を支えているのはその作品の読者だということは、当然わかります。海外での熱狂ぶりを報道するテレビ側がそんな事実を知らないはずありません。
そんな漫画に魅了される読者・ファンがいることを知っているうえで、
「実写化」することに憤りはないのでしょうか?
脚本家も監督も勿論金を稼がなければいけない、だが今のテレビ業界では一から脚本を書いてドラマ化するほど金がない、それならベースが出来ている漫画から脚本を作ってしまおう
という流れで実写化されることはわかります。
ですが他人の脚本をパクリ、(何より許せないのがここです↓)
「ビジュアルや設定を根本的に変え、その漫画のタイトルで世に出す」
この仕組みが理解できません。
設定変更はもう半ば諦めていますがビジュアルにいたっては、そもそもそんなキャラクター現実にいるわけないだろという漫画からの実写です。
髪型や髪色をいじくるのはどうしてですか?監督の好みですか?
(最近の作品で言えば、「僕は友達が少ない」の主人公の髪色が金髪→白になっている、など)
来年にもまた一つ、「ジョジョの奇妙な冒険」が実写化されるそうですが、
どうしてもっと現実的な作品から実写化しないのでしょうか?
それから、これは余談かもしれませんが、私が小学生だった頃から実写化ドラマは多くありました。(花男、イケパラ、探偵Q、喰いタン、ホタルノヒカリなどの世代です)
しかし、当時の実写化は、キャラクターも忠実でしたし、何より面白かった。
今は実写化、もっと言うならドラマ制作自体にやる気が感じられません。
昔ほど一つのチャンネルに視聴率が集中することはありませんが、「テレビ」の存在価値が下がったわけではないと思います。
面白い脚本を自分の手で書こう、もっと視聴率が取れるような話にしよう、そんな脚本が見当たりません。今大ヒットしている半沢直樹でさえ、元を辿れば文庫からの実写化です。
それはどうしてでしょうか?
人気の出た作品をなぞってあとは俳優に任せればいいやと考えているのでしょうか?
質問が多くなってしまいましたが私が一番知りたいのは、「実写化に対するテレビ業界の真意」です。
しかしどの質問でも構いません。皆さんのご意見をお伺いしたいです。
長文内容の閲覧どうもありがとうございました。
よろしくお願いいたします。