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銅の水素による腐食について
銅に水素が付着すると銅が腐食されてしまうと聞いたのですが、このとき銅と水素でどのような反応が起こっているのでしょうか?詳しい方解説をお願いします。
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記憶が怪しいのですが、 銅と水素の反応はまったく覚えていません。 腐食、酸化物が出きる反応ですと、(かすうは適当に合わせてください。界面反応です) Cu=O + H2 → Cu=O ←(はいい結合)- H2 → Cu-OH + H2O のように表面を覆っている酸化皮膜にH2が吸着して表面にM-OH 膜ができます。 温度が高いと、Cu-Cu間の振動が激しく、このCu-Cu結合の間に、Hが入り込み、Cuが外に動くという入れ替え反応がおこります。 温度が低いと、表面にできた、Cu-OH 結合部位にCuが移動してきて、表面にCuがOHのいずれかに反応して、表面が金属Cuができてきて(乱雑さを確保するほうに反応が進む)、表面の金属Cuとガスが反応することになります。 たまたま存在したのがH2で、H2とCuとの金属化合物が生成する(H2の共有結合性、H2の金属結合性、H2のイオン結合性)ことになります。 多分、かなり前の記憶なので、今は間違っているでしょう。
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- waamos
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おそらく水素脆化の事では無いでしょうか? 銅の内部では、不純物であるCu2Oが、純粋なCuの周りを取り囲んで、 粒界と呼ばれる境界を形成しています。銅が強力な還元雰囲気下で 加熱されると、酸化銅が、不純物として含まれる水素に還元されます。 Cu2O + H2 → 2Cu + H2O この反応で生じた水蒸気は、粒界沿いに気泡を形成します。 こういった微細な気泡は、銅の強度や加工性に悪影響を与える事が 知られています。おそらく腐食に対する耐性も損なわれるでしょう。 水素脆化は銅に限らず、様々な金属材料でよく問題になります。
金属銅と分子状水素は「反応しません」。 反応するとしてもその量は金属銅千kgが百万分の一g変化するかどうかのレベルです。 この点金属水素化物を作る他の金属と大きく異なります。
お礼
みなさんありがとうございました。 大変勉強になりました。