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酸化銅の水素による還元について
水素で満たされた試験管の中に、熱した銅線をいれると酸化銅は銅に還元され水素は酸素と化合し、水ができます。このときどうして酸素は銅から離れて水素とくっつくのですか?その理由を高校化学くらいまでのレベルで教えて下さい。
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水素と銅を比べると、水素の方が酸化されやすいため、ということでしょう。 言葉を変えれば、「水素の方が銅よりもイオン化傾向が高いため」ともいえます。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E5%8C%96%E5%82%BE%E5%90%91 *実は、酸化銅(II)は、1050℃以上に加熱するだけでも酸化銅(I)と酸素に 分解(銅としては還元)されるのですが、これと絡めて説明しようとすると 複雑になってしまうので、情報のみの提示にとどめておきます(汗) (なお、高校科学の範囲内だったと思うのでご存知かもしれませんが、銅よりも さらにイオン化傾向の低い銀では、水素なしの加熱でも金属銀にまで分解 (還元)されてしまいます) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%B8%E5%8C%96%E9%8A%85(II) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%B8%E5%8C%96%E9%8A%80(I)