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アメリカ映画の中のイギリス英語について
これまで体感した中での話です(裏付けも根拠もありません)が、 アメリカ映画のなかでイギリス英語を話す俳優はひと癖ある役割を 演じているように見受けられます。 アメリカの中でのイギリス英語の位置づけというか、どのような 理由でそうなっているのでしょうか?
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とても感覚的なお答えですが、アメリカ人にとってのイギリス英語、アメリカも東部と西部、南部などとそれぞれ感じ方は大きく違うだろうと思います。 ただ、いずれにしても、アメリカ人にとってのイギリス英語はどこかお澄ましで、お高くて、キザで、粘っこくて、いくつかの単純な単語を組み合わせて独特の意味を作り出すことが多いアメリカ英語に比べて、ひとつの単語にしっかり意味が込められているイギリス英語ならではの話し方から咄嗟に理解しにくく、それでいて、その正統で尊大な雰囲気にちょっとは憧れる、そんなところがあるように感じます。 例のイアン・フレミングの007シリーズの中にも、気が付いただけでも、任務を帯びてアメリカに渡ったJ・ボンドに、出迎えた親しいCIAの担当者が、「そのイギリスなまりじゃお高くてアメリカじゃモテないぜ」とか「おやおや、その尊大なイギリス英語、なんとかならないのかい」などと揶揄するシーンがあります。 私自身もアメリカで、ついついExactly!と相槌を打ってしまって、場をほんのちょっと白けさせたことがありました。たぶん、地方の方が東京の言葉を聞いて、意味も無く直感的に感じるような感覚のものではないでしょうか。
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- ucok
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東京を舞台にした映画の中で、関西弁や東北弁を話す登場人物がひと癖あるのと同じです。わざわざ“違ったキャラ”を持ってくるからには、それなりの理由が望まれるわけです。 で、アメリカの中でのイギリス英語の位置づけはさまざまです。 ○外国から来ている証拠 →不慣れ、価値観が違うなど。 ○上品なイギリス英語の場合: 王室のイメージ →伝統を重んじる、保守的、おとぎ話。王室のないアメリカの人にとっては憧れであるとともに、不自由なイメージ。 ○下町風なイギリス英語の場合: ディケンズの小説のイメージ →今にもリンゴやパンを売りそう。あるいは鼻っ柱の強い姐御肌なども。 ○イギリスといってもアイルランド訛りの英語: アメリカを作ったアイルランド系移民のイメージ →気骨、快活、労働者風。 ○ロック音楽シーンにおけるイギリス英語: 70年代に一世を風靡した数々の偉大なバンドのイメージ →ビートルズ、キンクス、ローリング・ストーンズ、レッド・ツェッペリンなど。 ○イギリス以外の人が話すイギリス訛りの英語: ひと昔前のヨーロッパから来た人のイメージ →映画において典型的なのは、ソ連や東欧からの亡命者。 ただ、近年ではステレオタイプを排除する傾向がありますし、実社会も雑多になりつつあるので、映画の中でも、何の理由もなく東京人に関西人が混じっていたり、何の理由もなくアメリカ人にイギリス人や日系人が混じっていたりしますよね。もちろん、それにもそれなりの意図があるわけで「ちょっと毛色の違う人も混じっているのがリアルでしょ」ということを表しているのだとは思いますが。
- KITAIKKI
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たんにアメリカ人がイギリス人に対して抱いている印象からではないでしょうか。 イギリス人は保守的で頑迷、しかも飛びっきりのひねくれ者でわからずやという印象があるようですね。あの「ミスタービーン」のヒットもそのネガティブな印象に拍車をかけたかもしれません。 じつは私も少なからずそう思うところもありますが、そういうアメリカ人もかなりの保守で、しかもいい加減なところが多すぎますよね。 アメリカ人にとってキングスイングリッシュは憧れであり、妬みの対象でもあるかと思います。私はあの独特のイントネーションはちょっと苦手です(^_^;)
お礼
なるほどです。 ご回答ありがとうございます。 なんとなくしっくりきたので良回答とさせてください。 ほかのお二方もご親切な回答ありがとうございました。