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IMFへの10兆円の融資は円で?ドルで?

日本政府と国際通貨基金との間の融資取極(仮訳) http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/imf_210214.pdf これについて、円で支払うとありますが、外貨準備金を使っているという意見も聞きますし、麻生元首相が嘘をついたと言う意見も聞きます。 詳しい方がいらっしゃいましたら、実際どういう仕組みなのか教えて頂けないでしょうか。 よろしくお願いいたします。

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  • umaruko
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回答No.4

たびたびすいません.No.2です. NO.2の回答のお礼を見ずにNo.3を書き込んでしまったので,No.2の「この回答へのお礼」に対する回答を. おそらくNo.2で書き込んだ流れが正しいならば, _________________________________________ (1)日銀のIMF勘定というIMFへの窓口がある。 (2)政府は外貨準備に計上されている米国債を担保に日銀にIMF勘定の積み上げを依頼する。 →政府がドル建ての外貨準備高を担保に日銀から円を借り、その円を日銀にIMF勘定へ積み上げてもらう。 →あくまで担保なので為替は変動しないし外貨準備高もそのまま。 (3)日銀はピポパ(帳簿操作)でIMF勘定を増やす。(これが日本円で支払われるということ) →ピポパ(帳簿操作)でIMF勘定を増やす=実質的にはその分の円を発行したことになる(?) →拠出は円だが、もちろん税金は使われていない。 (4)貸出が決定した国にIMF勘定から円や他のハードカレンシー通貨に換えてIMFが融資する。 →ハードカレンシー又はSDRで融資(IMFサイトより)し、利息と返済をSDRで受け取る。 →元本分のSDRは円に戻され、利息はSDRのまま(?)政府と日銀で分ける。結果的に外貨準備高のSDRが増えることになる。 →SDRは通信バケット制なので変換時に為替の変動が起こらない ________________________________________________________ の認識はほぼ正しいかと.(→SDRは通信バケット制なので変換時に為替の変動が起こらない は間違いですが.私のバカな書き込みが原因ですね) ただ1つ違うとすれば →元本分のSDRは円に戻され、利息はSDRのまま(?)政府と日銀で分ける。結果的に外貨準備高のSDRが増えることになる。 ↓ →元本分のSDRは円に戻され、利息はSDRで支払われる場合は外貨準備高のSDRに,円で支払われるなら日本政府に支払われる. が正解でしょう. しかしながらIMFが円で支払うとなるとIMFが持つドルや金を売り払って円を調達しなくてはなりません.それよりも自分たちが(ある程度は)勝手に発行できるSDRで返済したほうがローリスクなため,おそらくはSDRで支払っているとは思いますが.

その他の回答 (3)

  • umaruko
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回答No.3

うっうっ….「ド素人」のNo.2が再び回答させていただきます. No.2の回答があまりにひどいので自己訂正. ・為替差損が起きない んなわけない.SDR建てなんだから為替差損は起きる.もちろんSDRは主要通貨の通貨バスケットだから下落する可能性は低く,安定したものだとは思いますけど. ・SDRの急上昇 自分でもあまりに額が大きく動いていたので不審に思っていましたがこれが原因のようですね. ○SDRの一般配分 第三回目は1,612億SDRの配分が2009年8月7日に承認され、2009年8月28日に実施されます。この度の配分により、各加盟国のSDR保有は累計でクォータの74.13パーセントに増加します。 http://www.imf.org/external/np/exr/facts/jpn/sdrj.htm というわけでIMFの10兆円出資とはまったく関係がないです.勘違いド素人で申し訳ないです. こっから本論.No.2の流れのソースの件.まだ中途ですが…. No.2で書いた流れのソースは私も見つけることができませんでした. http://blog.goo.ne.jp/maniac_club/e/886cdac5204a6130ec255c4fcbd3679c これを元に文章を作ったのですが,スキームとしては成り立っているし,矛盾も見られないので,ほぼ引用させていただきました.(自分はこれで納得しました) しかし,ソースと言われてしまったので人生で初めて法律とにらめっこしてきました. 国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S27/S27HO191.html おそらくこの法律を元に日本はIMFに出資をしていると思われます.第3項が出資の方法が書かれてあります. (私がわかりやすく省略・改変したもの) 第三条  政府は、IMFに対して、「外国為替資金特別会計の負担において」SDR、他のハードカレンシー通貨,円あるいは金で、第二条及び第二条の二の規定による出資をすることができる。 元の法律を見る限り「外国為替資金特別会計の負担において」とありますので税金の投入はありえないですね.あくまで外貨準備を元にしてIMFに出資するのですから. しかし,第5条に「基金通貨代用証券」という一種の国債による出資の方法が書いてありますね.ちなみにこれに関しても… 第五条 2  前項の規定により出資するため、政府は、「外国為替資金特別会計の負担において」、必要な額を限度として基金通貨代用証券を発行することができる。 税金の投入はありえないですね.というわけで法律上では「外貨準備」の範囲内で行われるのがIMFへの出資であるため「新たな財政負担」は行っていないと考えられます.この法律を変えている形跡もないというわけで麻生内閣はウソはついていないですね.法律上は. しかし,どういうスキームで外貨準備を基にして円を調達し,それをIMFに支払ったかはソースがない.確かに米国債を担保にして日銀に円建てでIMF勘定を増やしてもらうというのは一番合理的なのですが…. #以下私のプラス研究です.検討材料程度にしてください.(裏付けもないし自信もないし) おそらく今までのIMFへの融資は別スキームだったと思われます. (1)日銀のIMF勘定というIMFへの窓口がある。 (2)外国為替資金特別会計がIMFに償還期間無制限の国際通貨基金通貨代用証券を発行する. (3)IMFは円を使う必要があった際に国際通貨基金通貨代用証券の償還を日本政府に要請 (4)日本政府は日銀に国際通貨基金通貨代用証券を買い取らせ,日銀はIMF勘定に円を送る. (5)その後日本政府は日銀に対し年償還のIMF通貨代用証券を発行して 日銀がIMFから買い取った無期限のIMF通貨代用証券と交換する. 参考 http://toanews.info/upload/wktk/wktk171.html#R813 ようは先ほどの国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律(http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S27/S27HO191.html)の第5項を使った方法を流れで説明したものになります. いちおうこのスキームには根拠っぽいものがあって「実質日本は今までIMFへの出資を国際通貨基金通貨代用証券で行っていた」ようなのです.そして重要なのが「国際通貨基金通貨代用証券を外国為替資金特別会計の借方に塩漬け状態にしている」ようなのです. 平成18年度の外国為替資金特別会計 http://www.mof.go.jp/jouhou/kaikei/zaimu/200331/k.pdf 平成18年度におけるIMFへの出資額:約2兆4052億円 平成18年度の国際通貨基金通貨代用証券(外国為替資金特別会計の借方に計上):2兆703億円 ※額としてなぜか一致.裏を返すと外貨特会は国際通貨基金通貨代用証券をほとんど償還せず,債務の繰り延べを繰り返していたと考えられる. いちおうまとめると今までは国際通貨基金通貨代用証券を使ってIMFに融資していたっぽいと….しかし今回の件はこれを使ったのかはまだ不明.(今年度の外国為替資金特別会計の詳細はでてないし) おそらく今回はこのスキームは使っていないと思いますけど.(外貨準備等の状況http://www.mof.go.jp/1c006.htmの記載の仕方を見る限りですが) なんだか調べれば調べるほど謎が残った(苦笑. 疲れたのであとは誰かにバトンタッチ….

sirooni
質問者

補足

No3,No4について 重ね重ねありがとうございます。 詳しいスキームはまだハッキリしませんが、流れは大体合っているみたいですね。 法律そのものがソースというのは心強いです。 これによって、「国会の承認を経てない」という批判も的外れであることが分かります。 (法律自体を叩くならまだ分かりますが) http://kurooni.moe.to/IMF091010.jpg 図にしてみました(語弊も若干ありますが) >・為替差損が起きない >・SDRの急上昇 >→元本分のSDRは円に戻され、~ なるほど納得です。 ただ恐らく利息分はSDRで支払われるはずと考えると、それによりSDRが増えるのは確かですよね。 レートから http://www.imf.org/external/np/fin/data/sdr_ir.aspx 現在の外貨準備高のSDR=211億ドル≒133億SDR 今回の融資額が670億SDR、利率は3.51-4.51%らしいので (利率に関する確固たるソースは見つかりませんでしたが) 一気に全額融資がされるわけではないと考えると、ちょっと明確には気づけないかも知れません。 >プラス研究 私にはかなり難しい話ですが これは今回の件と比べますと「これまでは円で融資を行っていた」ということになり、今年度の外国為替資金特別会計の詳細が出ればある程度スキームに予測が付く、ということでよろしいですよね。 >なんだか調べれば調べるほど謎が残った(苦笑. 疲れたのであとは誰かにバトンタッチ…. 本当にお疲れ様です。ありがとうございます。 しかしネットではあれだけ賞賛する人が居たり、嘘を言っていると噂する人が居るのに、解説サイトも考察サイトもほとんど出て来ないというのは驚きですね。 一部経済、金融専門の掲示板やブログ等で解っているっぽい人をちらほら見かける程度です。 やはり難しい上に解りやすいソースが無いからでしょうか。 _______ 一応あと数日このまま閉めないでおこうと思います。

  • umaruko
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回答No.2

IMFへの融資の流れ (1)日銀のIMF勘定というIMFへの窓口がある。 (2)政府は外貨準備に計上されている米国債を担保に日銀にIMF勘定の積み上げを依頼する。 (3)日銀はピポパ(帳簿操作)でIMF勘定を増やす。(これが日本円で支払われるということ) (4)貸出が決定した国にIMF勘定から円や他のハードカレンシー通貨に換えてIMFが融資する。 私も勘違いしていましたが、日本は米国債をそのままIMFに貸し出すわけではないんですね…。日本政府の米国債を担保にして円の発行量を増やしそれを元に円をIMFに支払うと…(認識違ってたら訂正お願いしますm(_ _)m ) しかも円で貸し出すとはいえ、SDR建てでの融資ですから為替差損は起こりえない。(つまり損はありえない。)何とまぁうまく考えたもんだ。 ●おまけ 現在IMFが引き出しているお金の総額は2,693百万ドルである。意外と少ない? http://www.mof.go.jp/1c006.htm ちなみに第7項の(f)に「日本円によるIMF の全ての支払いは、その額を日本銀行(東京)にある日本政府勘定に払い込むことにより行われる。 SDR による支払いは、(IMF の)SDR 会計にある日本の勘定に払い込むことにより行われる。」とあるが基本はSDRで支払われているのだろう。実際日本の外貨準備高は7月→8月にSDRが急上昇している。 7月末 2,973百万ドル 8月末 18,458百万ドル 6項の(b)に利息の支払いは「毎年7 月31 日、10 月31 日、1 月31 日及び4 月30 日の直後に」とあるから時期として一致する。そうなると10月→11月にもSDRは急上昇するはずである。(しなかったときは何か陰謀があるとにらんでよい)

参考URL:
http://blog.goo.ne.jp/maniac_club/e/886cdac5204a6130ec255c4fcbd3679c
sirooni
質問者

お礼

なんか全然違ってますね。 理解力が乏しくてすみません。 (1)日銀のIMF勘定というIMFへの窓口がある。 (2)政府は外貨準備に計上されている米国債を担保に日銀にIMF勘定の積み上げを依頼する。 →政府がドル建ての外貨準備高を担保に日銀から円を借り、その円を日銀にIMF勘定へ積み上げてもらう。 →あくまで担保なので為替は変動しないし外貨準備高もそのまま。 (3)日銀はピポパ(帳簿操作)でIMF勘定を増やす。(これが日本円で支払われるということ) →ピポパ(帳簿操作)でIMF勘定を増やす=実質的にはその分の円を発行したことになる(?) →拠出は円だが、もちろん税金は使われていない。 (4)貸出が決定した国にIMF勘定から円や他のハードカレンシー通貨に換えてIMFが融資する。 →ハードカレンシー又はSDRで融資(IMFサイトより)し、利息と返済をSDRで受け取る。 →元本分のSDRは円に戻され、利息はSDRのまま(?)政府と日銀で分ける。結果的に外貨準備高のSDRが増えることになる。 →SDRは通信バケット制なので変換時に為替の変動が起こらない こんな感じでしょうか。

sirooni
質問者

補足

ありがとうございます。 相当答えに近づけそうですが、私がド素人すぎるのでちょっと確認させて頂きたいです。 (恐らく勘違いも多いと思います) _____________ 用語(簡単に) ・IMF勘定 → 日本管理勘定(JSA)のことでしょうか。役割は何となく分かります。 ・ハードカレンシー通貨 → 強く、他の通貨に交換できる通貨。 ・通貨バスケット制 → 固定相場制 ・SDR → 基軸通貨になりきれてない基軸通貨。通貨バスケット制を採用。国際機関の会計単位。 _____________ 砕けた表現にしますと 1.日銀にIMF勘定というIMFの窓口があり、融資の際にはそこに入れる 2.3. (ここは自信ありません) 外貨準備高:1000億ドル 政府:10兆円? IMF:670億SDR を回して 外貨準備高:670億SDR 政府:1000億ドル IMF:10兆円? とする(政府→IMFの支払いは円になっている) 数年後、払い戻すときには逆に回す。 利子はSDR、円、ドルのいずれかにより支払われる(第7項(e)) 10兆円はSDRに変換してIMFへ貸し出す。この方法ならばSDRが通貨バスケット制であるため為替変動が起こらない。 ただ、払い戻しの時も含めて為替差損が起こらないというのはちょっと納得できませんでした。 SDRの各通貨の内訳が変われば微妙に変わってくる気もします。 それと実際こういう方法であると書かれているソースは見つかりませんでした。 外貨準備高でSDRが急上昇しているということは裏付けになる・・・のでしょうか。 4.貸し出しが決定した国にIMF勘定から円や他のハードカレンシー通貨に換えてIMFが融資する。 _____________ こんな感じでしょうか。 まだまだ間違っている感じもしますが、こういう方向で考えると確かに整合する気がします。 _____________ ちなみに、麻生内閣が嘘をついた云々という噂は、wikipediaにも載っています。 中川昭一@wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%B7%9D%E6%98%AD%E4%B8%80 >ただし、「IMFが市場で資金調達をするための担保として米国債を提供し、 >日本政府は財政負担なしに利益だけを得られる」という当初の麻生内閣の説明に反し、 >実際の契約は日本政府がIMFに対して日本円の現金を融資するという内容になり、 >日本政府が現金調達のための財政負担を強いられることになった[要出典]ことに対する説明は行われていない。 _____________ 参考にさせて頂いたページです 国家破綻研究ブログ http://mblog.excite.co.jp/user/gijutsu/entry/detail/?id=6520636 IMF 特別引出権(SDR) http://www.imf.org/external/np/exr/facts/jpn/sdrj.htm IMFのSDR建て債権発行は、ドル覇権を突き崩すか。その2、日本のSDR建て貸付 http://www.financial-j.net/bbs/bbs.php?i=200&c=400&m=210380 どうしたら、社会を変えられるの? 190781 IMF主導の国際通貨SDR(特別引出権)とは? http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=190781

  • oshinabe
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回答No.1

日本が保有する外貨準備高(=米国債)をIMFに貸し付け、IMFがその米国債を担保に市場からドルを調達するという方式が取られました。この壷を質屋にいれて金にしてくれって感じに取ればわかりやすいかと思います(実際にはだいぶ違いますが) 円で払うの部分は七項の(e)と(f)でしょうか? それはIMFの返済方式になるので日本としては外貨準備高を利用しての融資であることにかわりはありません。 麻生さんの嘘とやらは噂も聞いたことが無いですのでわからないです。

sirooni
質問者

補足

ありがとうございます。 もしかしたらただの勘違いかもしれないのですが 第7項の(b) >日本とIMF の間で別段の合意がない限り、個々の引出しは、第2 項に基づくIMF の通知において指定される実行日に、SDR 建てで相当する額を日本円で日本銀行(東京)のIMF 勘定に移転することにより、日本より支払われる。 これは、日本が日本円で支払うという話ではないんでしょうか (某掲示板で誰かが言っていたのもそういうことでした) ただ雰囲気的にそういう話でもないっぽい気がするのですが

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