- 締切済み
酸化数の求め方
K2Cr2O7 や Na2SO3 のような式の酸化数はどうやって求めればいいのでしょうか? Oに-2、Hに+1を当てはめるくらいまでは分かったのですが... 回答お願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
- gohtraw
- ベストアンサー率54% (1630/2965)
全体でゼロになるようにすればOKです。 Kが+1、Oが-2なのでCrは+6ですね。Crはこのほか+3、+2などの酸化数を取ることがあります。 Naが+1、Oが-2なのでSは+4です。Sはこのほか+6、-2などの酸化数を取ることがあります。 電子の状態を見ると判るのですが、原子によっては何種類もの酸化数を取ることがあります。酸化数が記載されている周期率表もあります。
Cr2O7^2-は少し難しいですので、過マンガン酸から行きましょう。 過マンガン酸イオンに水素イオンを附けて過マンガン酸にするとHMnO4になります。 (O=)3Mn-OHになるので、酸素がO^2-、水酸化物がHO^ーですからマンガンは、 (ー2)×3+(ー1)=ー7と釣り合うので7+になります。 二クロム酸カリの場合は、先にクロム酸を考えます。クロム酸はH2CrO4で過マンガン酸そっくりです。 (O=)2Cr(-OH)2なので、クロムには酸素二つと水酸化物二つが付いており、 (ー2)×2+(ー1)×2=ー6、でこれに対応するクロムは6+です。 二クロム酸はクロム酸二分子から水が一つ抜けたので、 (O=)2Cr(-OH)-O-(HO-)Cr(=O)2となります。クロム一つには水酸化物の代わりに酸素半分が付いており、酸化数は変わりません。 チオ硫酸の構造は(HO)2S(=O)(=S)でこの場合これを数えるのは不適切なのです。 というのはチオ硫酸塩の酸化反応というのは、例えばヨウ素と反応して、 2S2O32^- + I2→ S4O6^2-+ 2I^- という複雑な反応だからです。 数えれば反応前のイオウが6+で反応後には5+になっていることはわかりますが、性質の違うイオウが入っているので、正しい計算とは言えません。
お礼
詳しい回答ありがとうございます。結構難しいですね...
お礼
このような式でも同じように全体が0になればいいのですね。ありがとうございました。