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~にいたって 文法

事故が   にいたっても、まだ安全対策をこうしない。この会社は従業員の命をまったく無視している。 1 起こす 2 起こした  3起こる 4起こった 答案は4です。理解できない。1,2は他動詞ですから、考えに入れないでしょう。重点は3との区別です。教えてください。お願いします。 ありがとうございます。

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回答No.5

 私も「3」の「起こる」が正しい言い方だと思います。  「起こる」は「起こること。発生」というような意味で、名詞と同じような働きをしていると考えます。  「事故が起こるにいたっては」という表現は、「『事故が起こるという事態』にいたっては」「『事故の発生』にいたっては」というような意味で用いられているという考えです。  この場合、名詞の働きをしている「起こる」の部分は、名詞とおなじなのですから、過去や完了の時制をとりません。  過去のことをいう場合には、そのあとの動詞である「いたる」が「事故が『起こる』に『いたった』となるはずです。  たとえば、「今回、事故が起こるに『いたった』ことは誠に遺憾に存じます。」といったように。  『源氏物語』などに用いられている古い日本語(古語、文語)の文法には「連体形」の「準体法」というのがあります。  以前「準体法」に関連した回答をしたことがあります。参考にしていただければ幸いです。下記URLの「回答番号:No.3」です。 http://questionbox.jp.msn.com/qa5059854.html  「準体法」は、ことわざや格言など、今でも使われる古い言い方にも残っています。 たとえば、「入(い)るを量(はか)りて出(い)ずるを為(な)す」  〔「為す」は「制(せい)す」と言うことも多いです。〕 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E5%85%A5%E3%82%8B%E3%82%92&dtype=0&dname=0na&stype=0&pagenum=1&index=01509501230800 「入る」=お金が入ってくること。収入。 「出ずる」=お金が出ていくこと。支出。 あるいは、「過(あやま)ちては改(あらた)むるに憚(はばか)ること勿(なか)れ」 〔「過ちては」は「過ちを」と言うことも多いです。〕 http://kanbun.info/koji/ayamachiteh.html  「改むる」(現代語では「改める」)=改めること。直すこと。訂正。改善。  「起こる」もこれらと同じ用法でしょう。「~にいたっては」は、そういう古い言い方が現代語に残っている言い方だと考えます。  なお、おご質問にある「まだ安全対策をこうしない」は「こう『じ』ない」(講じない)が正しい言い方ですね。念のため、申し上げておきます。

その他の回答 (4)

  • phobos
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回答No.4

ANo.3です。 先ほどの回答で私は間違った文章を書いたので、訂正します。 > 質問者さんは「4,起こした」がなぜ正解なのか理解できないとのことのようですが、私にも「4,起こした」は、変な日本語に感じられます。 正しくは↓です。 > 質問者さんは「4,起こった」がなぜ正解なのか理解できないとのことのようですが、私にも「4,起こった」は、変な日本語に感じられます。

  • phobos
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回答No.3

私は日本語の専門家ではないので、文法的な説明はできません。 普通の日本語話者としての感覚で回答いたします。 さて、ご質問の文章は、外国で日本語を学ぶ方のための問題集からの引用だと思います。 質問者さんは「4,起こした」がなぜ正解なのか理解できないとのことのようですが、私にも「4,起こした」は、変な日本語に感じられます。 これは「答案」(模範解答?)が間違っているのではないでしょうか。 そもそも問題文自体が日本語として不完全なので、この問題文では1~4のどれを入れても不自然な日本語に感じますが、あえていえば、「3.起こる」がこの中では一番自然な日本語に近いと思います。 なお、最初の文の主語は「会社」であると思われるので、「事故の責任は会社にある」という考えにもとづいてこの文章を書くのなら、「他動詞」である「1.起こす」を使っても不自然な日本語ではありません。 この問題文を自然な日本語で表すと、次のようになるでしょう。 (「まだ」→「いまだ」、「こうしない」→「こうじない[講じない]・こうじていない」、に直した方がより標準的な日本語です。) (例1) 【会社は、○年間に○回の】事故が【起こる】にいたっても、いまだ安全対策をこうじていない。この会社は従業員の命をまったく無視している。 (例2) 【会社は、○年間で○回目の】事故【を起こす】にいたっても、いまだ安全対策をこうじていない。この会社は従業員の命をまったく無視している。 いずれにせよ、「事故が起きたのは過去のこと」ではあっても、この場合は日本語としては「過去形」(起こした、起こった)を使うことはないと思います。

noname#94476
noname#94476
回答No.2

起こる…可能性を秘めているからでは。 起こった…偶発的にだから、正解。 起こす…これから、事を成す。 起こした…意図的にだから、ダメ。 個人的な意見です。

回答No.1

難しいですね。 きっと文法的には、至った(いたった)先は、「事故が起こる」という状態ではなく、「事故が起こった」という状況あるいは事態ですから、「事故が起こったに至っても」が正解なのかも知れませんが、 通常の使い方では「事故が起こるに至っても」で良いのではないかと思います。 「事故が起こったに至った」と同じ意味合いが表現できていると思います。 ちなみに、生まれて云十年になりますが、「起こったに至っても」という表現は一度も聞いたことがありません。

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