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合奏の音量
大学の吹奏楽に所属するものです。 メンバーは高校などからの経験者も多いのですが、にもかかわらずみんな音量が小さいです。そのせいで芯のない音になっていたり、ピッチも合いにくくて困っています。普通の合奏だけでなく、基礎合奏のときもなので、あまり基礎練習になっていません。 もっとしっかり音を出して、と色々注意しているのですが、一向に改善されません。 どのように指導すればしっかりした音で吹いてもらえるのか、アドバイスをお願いします。
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- vivio1353
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音が小さく、ピッチも合いにくいという事は、そもそも、楽器本来の音が出ていないという事なのだろうな、と想像します。 口の形、マウスピースの加え方(当て方)等、全て基礎から出来ていないのではないでしょうか。 それは、申し上げにくい事ですが、一人一人の経歴の中で、最初に教えられた先輩や先生の指導内容が基礎に忠実でなかったか、または指導内容は正しくても、受ける方が理解できなかったか、いずれにしてもちゃんと習っていないんでしょうね。 高校からの経験者、というところも問題ですね。 高校生となるとかなり自主的な意識になるので、なかなか指導者の言う事をきけないで自己流になる、ということもあるでしょう。中学生なら指導者との技量の差は歴然とする場合が多いですから、言う事を聞くだけにきちんと上達しやすい、ということもあると思います。 で、結論としては、1回でも2回でもいいですから、専門家のトレーナーを各楽器毎に付けて、指導を受けれたらいいですね。その道の権威の言うことなら聞かないわけにいかないでしょう。(ついでに良い見本に間近で触れられれば、意識も変わるでしょうし、1回でも指導を受けて自分の音が劇的に変わった経験などをすると、やっぱりその気になりますよ。) もちろんお金がかかりますから(OBとかがいれば多少勉強してくれるかもしれませんが)、結局は「よくなりたい」とみんながどれだけ思えるかが重要ですね。 また、良い音を出すには、良い音を知っている事が重要ですから、普段の練習の前などに、CDなどで良い演奏(音)の鑑賞を取り入れて、耳づくりをするのも一計かと存じます。 健闘を祈ります。
すぐに試せる練習方法ではありませんが、何かのヒントにでもなれば。 高校時代、私がいた吹奏楽部の管の連中もけして音量が出る方ではありませんでしたが、ある曲をやる時だけは別でした。その曲というのはレスピーギのローマの松の最終楽章「アッピア街道の松」です。知ってますか? この曲は、pppから始まって曲の間じゅう長~いクレッシェンドで次第に盛り上がって行き、最終的にはfffでみんなが吠えまくってエンディングを迎えるのですが、この曲の最後の方だけはみんな剥きになってデカい音で吹きまくってました。曲の展開上そうせざるを得なかったんですね。(笑) 基礎合奏ってどんなことをやっていますか? 単純にスケール練習とかロングトーンとかだけをやっているのであれば、そこにクレッシェンド・デクレッシェンドの要素を入れてみてはいかがでしょう。で、どんどんクレッシェンドさせるんです。「もっと!」「もっと!!」「も~っとぉぉぉ!!!」って。ゲーム感覚で一度限界まで音を出させてみたらいいと思いますよ。もちろん、最初は汚い音しか出ないと思いますけど、自分たちの音量の限界というのは体感できると思います。
- dipearl
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吹奏楽によく見られる傾向ですね。室内楽をやっている人にはあまり見られないことです。自分の音は他の人の音に隠れて、自分が頑張ってもお客の耳にはあまり変わりはないという意識で演奏しているからです。 一度練習を1日(半日でも)つぶして、数人ずつの組のアンサンブルを練習して即席アンサンブル大会をし、それを録音してCDに焼いて配ると良いと思います。そして、毎日そのCD(自分の演奏)を聴けば、自分の演奏が萎縮しているということに気づくでしょう。他人にあれこれ言われるより、そうして自分で気づいた方が効果があります。録音することで、自分のピッチが悪いことにも気づきますし。
- peacementh
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私はドラムをやっていました。 バスドラを踏む力が弱く、ブラバン時代はそれでよくてもロック系に移動して以来キックの弱さを指摘されてきました。 そこで私は、楽譜があるとすればキックにのみ「ffff」(などという記号は実際は使わないがそれぐらいのイメージで)をつけてるつもりで練習しました。最初は楽器に申し訳ないくらいに強く強く。 そうしているうちに、ライブの後にキックが足りないという指摘は少なくなっていきました。 基礎合奏を取り入れているということであれば、いっそのこと、fffまでついている小節を多数用意し、少々汗ばむくらいの音を出し続けるという訓練をしてみてはいかがでしょうか? もちろん、これだけやっていると、球場で演奏するのに特化してしまうのでppのところも踏まえていきます。また、演奏中にみんなの前で「○○さん、ちょっとソロで聴かせてくれないか?・・・そらみろ、ペットがモシャモシャしていては情けないだろう。こうやってだすんだ! パンッ!」という少々ストイックな指導も必要かもしれません。 練習というのはそういった欠点をさらけ出して、指摘されて修正するための実験と改善の場であることを自覚してくれればいいのですが・・・。 こうした訓練の中で楽器は力ずくで音量をあげるケースは皆無に等しいということを学んでくれればいいのですが・・・。(極めてまれに存在しますが) また、私自身の経験にもとづいて「もっとも気合の入ってるヤツ」だったころはというと、ドラムでありながら、「コード一つまともにできんのか!」とギターにコードを教えたり、「ベース屋!そこでもたってどーすんだ!ダウンで気合をこめてアップの時は次につなぐイメージで通過するように弾くんだ!」「こらこら、そこのボーカル。シャウトのフリをしてごまかすんじゃない!しっかりまっすぐキレイに伸ばす!!」 という時期もありました。 が、楽器は個性。その人そのものですから、その人がもっとも自分を表現するために便利な方法、あるいはその人がやろうとしていることをより簡単に体得できるための方法を解説していったほうが返って成長するような気がします。 まじめで、砕けたところが少ないタイプのギタリストが「面白みの無い退屈なプレイをしている」とは受け止めず、「ギターでありながら精密なビートを意識しているとは、感心だ」と受け止めた方が、何かとラクなものです。 ボリュームからリズムからなにから全てが同じ方向に向かって全てが(音楽ではハーモニーといえる音程の違いはナシにして)完璧にそろっている状態・・・軍隊や警察の機動隊などがやっていますが、歩くだけでアレだけにそろえるのは大変な訓練と、兵士達の徹底した忠誠心(厳しい罰への恐怖)があってこそのもの。 音楽でそれを実現できるとすればプロの領域になります。 私は作曲をする人間として妥協することは改善の余地を無視して、レベルアップの芽を摘むという考えを持っていますが、演奏するレベルというのは、得てして妥協が必要なものです。 ザクザクとしたエイトビートばっかりやっていた人がイキナリ、流れるようなマーチングをするとなればやっぱりほとんど最初からやっているようなものですし、みんながみんな自分と同レベルというわけでは無いですから。 あなた自身の成長を考えるならば、自分より上の人たちに「ここで修行させてください」と入っていくことも必要だと思います。 はるか上のレベルの世界で、荷物運びをしながら一流の技を盗みつつ、自分が頂上近くにいる世界では、それぞれの個性(良さ)を見ながら伸ばしていく。 どちらも大変ですが、どちらも大きな成長ができます。 もし、その人らしさ、良さを見抜いて活かして行く、上位の方法に欠点を特徴に変えて売り出してしまうといった方法にピンと来ないのであれば作曲などをしてみるといいでしょう。 作曲をすると、名前と姿、音のイメージさえ一致しない楽器を見ても、その存在の意味がわかるようになってきます。 野蛮な音で延々と10曲かそこらを繰り返し(実際は人数分、年代ごとの入れ替わりもありますが)演奏し続けるプロ野球の応援団の人たちですが、考えてみてください。3時間・・・長ければ5時間もfffが標準くらいの音量で吹き続けるわけです。あの人たちがいざ本気で力加減とか体力配分を考えたら・・・と思うと、実はかなりレベルが高いことに気がつきます。