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存在しない電子素子は何ですか?
電子部品の通販ショップで検索しても、例えば50オームの抵抗器って売っていないですよね? それ以外にもコンデンサなどでも全く取り扱いのない容量のコンデンサ或いは抵抗器がたくさんあるのですが、 これはなぜなのでしょうか? あるメーカーで取り扱っていなくても他のメーカーで取り扱っていても良いように思うのですが、 規格か何かで取り扱いが可能な素子の定数が決まっているのでしょうか?
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理論上50Ωの抵抗を使いたいところに51Ωを使った場合の誤差は2%ですので・・・ 製造で求められている精度が5%の場合は、誤差の範疇にはいります。 また、電流が流れる現象について工学的には「10倍のオーダを十分大きい」そして「20倍のオーダを無限に大きい」として扱います。 逆に小さいほうも「1/10倍のオーダを十分小さい」そして「1/20倍のオーダを無限に小さい」ということで、「1/20倍つまり誤差5%は無限に小さい誤差である」ことになりますので、一般的にはE24系数列で二十分ことが足ります。 計算上の理論値で部品を作っていたら総て特注生産になってしまいます。よって理論値の部品では工業製品として非効率的なことも理解していただけますでしょうか。
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電子部品の公称値は標準数が決められています。 標準数は、製作のときに管理可能とする精度に応じて「3個の級数(E3系列)、6個の級数(E6系列標準数)、12個の級数(E12系列標準数)、24個の級数(E24系列標準数)、48個の級数(E48系列標準数)、96個の級数(E96系列標準数)、192個の級数(E192系列標準数)」のいずれから求めた値を使っております。 コイルやコンデンサですとE6系列標準数あるいはE12系列標準数が一般的です。 抵抗の場合はE12系列標準数あるいはE24系列標準数が一般的です。 E48以上の数列は特殊な部品になります。 詳細は日本工業規格JIS C 5063「抵抗器及びコンデンサの標準数列」を(参考URLより検索して)閲覧してください。 また、誠文堂新光社の「初めてみるテスターの本」とか「抵抗・コンデンサー・コイル」などでも電子部品の標準数列が紹介されていると思います。
- 参考URL:
- http://www.jisc.go.jp/
- myeyesonly
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こんにちは。 E系列という規格で決まっています。 http://www.cypress.ne.jp/f-morita/parts/series.html 電子回路では部品の許容誤差範囲は結構広い事が多く、その範囲の中で選べる数字がうまいことあるように作ったシステムです。 非常に特殊な用途ではこれじゃダメって場合もありますが、そういう場合はトリマーで微調整するか、受注生産の特殊なパーツにします。 物によっては、E系列のパーツの中から測定して選び出して使う、という事もあります。
- katokundes
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抵抗の場合1~100までの抵抗値があっても不思議でないですが、 効率よく生産使用するために数字が決まっています。 汎用製品の場合の話ですから専用部品で万単位(それ以上)のオーダーだと違うかも 精度なども問題になりますね。 ttp://www.ne.jp/asahi/evo/amp/device/cr2. パナソニック