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オオクワガタ の 幼虫飼育について教えてください!
去年の4月に成虫になったオオクワガタの成虫ペアを飼っています。 オオクワを、しかもペアで飼うのは初めてで分からないことだらけ なので、こちらで教えていただきたくて質問させていただきます。 この7月、オオクワガタメスが木をかじっていたので、産卵の行動だと思い、産卵木を購入し、セットしました。 その産卵木には、クワガタの体が入るくらいの穴がたくさん開いています。 そろそろ木を割って、幼虫を取りだす段階だと思います。(ちょっと遅いかも!) 木の穴からは、木くずが出てきているので、幼虫がいるのではと思います。 幼虫を割り出したあと、どのようなマットを選び、どのように幼虫を飼育すれば良いか教えてください。 できれば大きい成虫になってほしいのですが、大きさにはそこまでこだわりません。 簡単で、常温で育てる方法を教えていただければありがたいです。 よろしくお願いします。
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オオクワガタは産卵木がある限り、間をおいて、餌を食べに出て来て、またもぐって卵を産み続けます。産卵セットにメスを投入して1ヶ月後にメスを出して、その後3週間して割り出せば、ほとんどの卵が幼虫になっており、死亡率が低くなります。メスを入れっぱなしにしていた場合は、幼虫とともにかなりの数の卵が出てくる可能性があります。 木をかじっていても産卵していない場合があるので、木を取り出して一部を割ってみて、卵か幼虫かとにかく1頭以上の存在を確認します。木が軟らかすぎると木をかじりまくってスポンジ状のおがくずの山を作りますが、その割に卵がない場合が多い。木が軟らかくても芯があれば、そこまで掘ったところで産卵します。オオクワガタはマットには産卵しません。 スポンジ状のおがくずが穴に詰まっている状態だと、その奥に必ず1ヶの卵を産み付けています。産卵木にはシイタケ栽培業者が開けた直系1cm深さ2cm位の穴がありますが、その穴は接着剤や発砲スチロールで埋めてあるので、そこには産卵しません。 1匹以上の幼虫(卵)の存在を確認したら、いったん木を埋め戻して買い物に出かけます。 用意するもの:100円ショップに売っている3ヶ組か2ヶ組100円の密閉容器(容量100CC~200CC)を40ヶ(15ヶほどで足りる場合もありますが、40ヶ以上というのもまれです。) 同じく100円ショップで売っているA-4のトレイ クワガタ幼虫のエサになるマット(「育成クヌギマット」など)5リットル。腐葉土ベースのカブト幼虫用マットは不可 ティースプーン 密閉容器のフタに、キリで直径0.5mm位の穴を3ヶあけます。ドリルで直径5mm位の穴を1ヶ空けて、ドラッグストアで売っている、通気性のあるバンソウコウを貼ってもよい。 密閉容器に8分目までクヌギマットを軽く詰め真ん中を親指で押さえてくぼみを作る。 これをまず最低15ヶは準備する。 産卵木を割ります。私は25mmくらいのノミとかなづちで割りますが、マイナスドライバーでも割ることができます。スポンジ状のオガクズの近所は要注意なので、よく考えながら割っていきます。中にはドライバーが幼虫を直撃したり、手で割ろうとしたときに爪が幼虫の体をツブしたりしますが、それは避けられないものとして気にしないことです。 幼虫がでてきたら、先ほど準備した容器に1匹づつ移して行きます。必ず1匹移すごとにフタにマジックで日付を入れて下さい。でないと空家の分とすでに住人の居るものとが区別できなくなります。幼虫は傷つけないようにスプーンで移します。 2cm以上のものについては、オスメスの判別をしてフタに書きとめます。 メスには、幼虫の背中側の尻から3節目の体内に、白または黄またはオレンジ色の卵巣が左右対称に一対見えます。ゴマツブの半分くらいの細長いものです。 オスは、糞が詰まっているだけの体内です。判別つかない場合は、?と書いておきます。自信のあるときだけ♂♀のマークを入れます。 また、幼虫のサイズは生まれたての3mm位のから結構育った3Cm近いのまで各サイズが出てきますので、フタに「大」「中」「小」「小小」など幼虫サイズも書いておきます。 割り出し作業はトレーの上で行います。 常に、トレーの上に幼虫や卵が落ちていないかを見ながら行います。夢中で割っていると、木から落下した幼虫や卵に気がつかず、つぶしたり捨てたりしてしまいます。 木を割り終えたら、まずゴミになった産卵木をもう一度手で割りながらチェックします。 その後、トレーの上のオガクズやゴミ状の木屑を手で分けながらごく小さい幼虫や卵が残っていないか確認して割りカスとともに捨ててしまいます。 卵が出てきた場合も、幼虫とまったく同じように1ヶずつ容器に入れて、上から軽くマットをかけてフタをします。フタには「卵」と書きます。 割り出した卵と幼虫の数に応じた菌糸ビンを購入します。最初は800ccがベストです。 ネット販売でもよいし、昆虫ショップで買い求めてもよい。1本350円くらいので良いと思います。菌糸ビンが届いたら、フタを開けて白い皮膜のど真ん中をスプーン一杯ほどかき取ってくぼみにします。最初から穴のあいている物はその穴は関係がないので穴のスグ横にくぼみを作ります。その穴は菌糸を周りやすくするために空けた穴なので、幼虫を落とさないように、くぼみを掘ったカスでフタをするのがよいでしょう。 準備ができたら、最初の容器をトレイにぶっちゃけて出てきた幼虫を一匹ずつ菌糸ビンのくぼみに乗せていきます。いきなりフタをせずにもぐったのを確認してからフタをしたほうが良い。 菌糸ビンのフタにも最初の情報をマジックで書いておきます。特に♂は今後VIP待遇で育てますからしっかり確認してください。 卵で出た分や、幼虫が小さすぎてオスメスの判別ができないときは、10日ほどそのまま密閉容器で育ててオスメスの判別ができてから菌糸ビンに移したほうが、次のビン交換のときに購入するビンのサイズに無駄がでません。 3ケ月後には新しい菌糸ビンに幼虫を引越しさせますが、オスと判別したものについては、1500ccから2000cc(成長の良い子はVIP待遇です。2000ccのを3本ほど購入しておいて、「これは!」というデカイ子を入れます)のビンに入れます。メスは800ccで十分です。 この入れ替えのあとには幼虫はビンの内側を廻って自分の最終サイズを決めますので、オスの場合はここでのビンサイズが重要です。幼虫は、羽化不全をみずから嫌って、ビンのサイズいっぱいの蛹室を作りますが、それに合わせて自分の成長サイズを決めて成長します。やたら成長しても、その結果、自分のサイズに適した蛹室が作れないということは決してありません。狭い場所であればあらかじめ自分の成長を押さえて蛹になります。大型菌糸ビンは高価なので、無駄使いをしないため、また大型のオスを作るためにも、オスメス判定は欠かせません。 ?マークの幼虫も3ヶ月後には卵巣の有無と同時にアタマの大きさで容易にオスメスの判別ができます。オスは頭がデカイです。メスは頭が貧相です。卵巣がはっきりしたもの、不明瞭なもの、頭のサイズが中くらいなのなど色々おり、どうしても分からないものは引き続き「?」マークにして、大きな菌糸ビンに入れます。 さらに3ヶ月後にもう一度菌糸ビンの引越しをしますが、ここでメスと判ったら小さなビンに降格しても問題ありません。 4月中に引越しを済ませないと、五月以後は蛹室を作る可能性があり、もう引越しはできません。VIP待遇の大型幼虫オス+2000ccの菌糸ビンという組み合わせにヒットすれば、8cm以上の個体が期待できます。なお、菌糸ビンの置き場所は、冷暗所であれば常温でも育ちますが、23度をキープすれば早く大きな個体が作れます。常温に置いた場合、3本目の菌糸ビンも食い尽くして、4本目が必要になる場合があります。たいていの場合4本目は口を付けた程度で蛹になり、もったいない気もしますが、色々な子がいるので仕方がないでしょう。うまく行けば6月には成虫の顔が見られます。 なお、直径12~15Cmくらいのミニバケツなどの大型容器に「育成クヌギマット」を硬い目に詰め込んでも飼育できますが、サイズはやや小さ目になります。菌糸ビンのよいところは、やや高くつきますが、コバエやその他の雑虫が付かず衛生的に飼育できるところです。いずれにせよ棚がビンだらけになります。 ビンの引越しのときに幼虫を傷つけたり蛹室を壊したり(人工蛹室でフォローできます)原因不明で死んでいたりしますが、それは避けられませんので気に病まないことです。最初の6割から7割が成虫になれば上出来です。 また、マットで飼育する場合は、発酵済みでないと育ちません。10リットルで300円~400円はクヌギを粉砕しただけなので×です。最低700円以上、できれば1000円くらいのを使ってください。
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- gtta
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2ヶ月も産卵木が成虫と一緒に入れてあったと言うことなのでしょうか。 卵は通常産卵後3週間くらいで孵化します。 私は1~2週間で産卵木は取り出して、その後1ヶ月後くらいに割り出すのがいいと思っています。 成虫と長居させすぎるとまず心配なのは産卵した卵や孵化した幼虫を成虫が食べてしまうことです。 次の問題は大きな成虫にしたければ、早くから栄養価の高い餌(菌糸等)を与える必要があるのに、2ヶ月も経つと2令終盤になってしまい、最初の成長期を逃してしまいます。 そして、これから先最も成長する時期に涼しくなってくると成長が止まります。 初めてなのに温度管理は大変でしょう。 産みすぎる心配もあります。 2週間で1頭も産まない場合もあれば、30頭以上産む場合もあります。 今期は大きさにこだわらずに、無事に羽化させることだけを考えた方がいいと思います。 来期から、5月末に産卵木投入、6月末~7月初に割出し、のスケジュールをお奨めします。 これなら、夏場に30度さえ越えなければ、冬を冬眠させても(氷点下はダメ)75mmは可能です。 もっとも、餌と血統にも拠りますけどね。 頑張って下さい。
お礼
ありがとうございます! 割り出したら12匹 うち10匹無事取り出せました。 2か月近く成虫と一緒に入れてました。 エサは絶対きらさないように気を付けてはいましたが、 早く別々にしたほうが良かったのですね。 微妙な時期に割り出ししました。 これは越冬・・・かな・・・・! 耳くそくらいの大きさのものから、栗虫くらいの大きさのもの までいました。 今年は秋が早い!!!!! すでに朝晩寒くなってきているので幼虫の成長がちょっぴり心配。 菌糸瓶でなるべく温かい場所に置いて大切に育てようと 思います。 ありがとうございました!!
春羽化にしては早すぎる気がしますが、割り出し後は菌糸ビンに入れてください。 常温飼育でも75ミリぐらいは可能です。冬は暖かい部屋に置けばいい。
お礼
冬は温かい部屋におけば大丈夫なのですね! 幼虫、10匹とれました。 さっそく菌糸瓶で育ててみます。 ありがとうございます!!
お礼
こんなに詳しく教えてくださって本当にありがとうございます。 用意する材料、そして幼虫の成長段階に合わせて しるしをしたり、どのように育てたらよいかという過程まで 詳しく知ることができ、とても助かります。 オスとメスは育てる菌糸瓶の容量が違うのですね。 オスとメスの識別方法についても勉強になりました。 クワガタ飼育が更に楽しく思えます。 9月初めに割り出しをしたら、10匹の幼虫の取り出しに成功しました。 菌糸瓶に教えていただいたとおり投入し、少しだけ 大きくなったように思える幼虫が2匹います。 飼育過程は教えていただいたことを読みながら楽しく育てて みたいと思います! 本当にありがとうございました!!