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オオクワの幼虫のこと教えてください
もう生まれていないと思ってそのままほうっておいたオオクワの産卵木なんですが、何の気なしに今日割ってみたらなんと幼虫がいました。幼虫を育てたことがないので焦ってます。完全に割り出してませんが少なくとも7匹ぐらいはいます。夏に産卵したものですからもっと早く菌糸瓶飼育というのをやれば大きなサイズになったのでしょうか??今何齢幼虫ぐらいなのですか?菌糸瓶は温度管理が大変ということですが初心者は瓶づめしたマットでの飼育が良いでしょうか?とりあえず産卵木からは割り出しちゃっていいんですよね?パニクっちゃってすみません。
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>菌糸瓶を見てきましたが一瓶800円なので 800ccボトルが500円くらいでしたよ。 >最初は大き目の透明の使い捨て用プラスティックコップ(高さ8センチ、直径4センチでペットボトルより柔らかい)に菌糸を詰めるのでも良いでしょうか?? 直径4cmは少々狭いようです。幼虫のストレスにならないようにしないと、幼虫は周りの環境に応じて自分のサイズをコントロールする性質があるので、もう少し幅を持たせた方がいいです。1~2令幼虫から3令幼虫の成長期まで600ccカップで2~3か月充分もつでしょう。順調なら充分食いが進んでおり、オスなら800~1000cc、メスなら600~800ccで充分ですが、菌糸ビンを取り替えます。その後3~4か月に1回ボトルを交換して行きます。ただしこれはあくまでも目安で、目視確認によって7割くらい食べられていることを確認して下さい。 菌床ブロックからのセットですが、手と大きな容器をきれいに洗って、容器に菌床ブロックを崩します。その時白い皮のようなものがあれば取り除いて下さい。次に幼虫を入れる容器に小分けします。この容器も雑菌がなるべくないようにして下さい。押し込んで1.5倍くらい詰めて下さい。蓋をして下さい、これは雑菌の侵入を防ぐのと水分割合の変化を防ぐためです。菌床の場合は蓋に押しピンなどで空気穴を少し入れた方が良いかも知れません。市販の菌糸ビンの蓋には酸素透過性シールが貼ってあるので必要ありませんが。そして菌が回るまで1週間くらい待って下さい。この間菌床は発熱しますので幼虫を入れないで下さい。菌床が白くなったら完成です。幼虫を入れて下さい。白色腐朽菌1種類の支配が強い環境で酸欠になった事はありません。 10℃ではほとんど活動しない状態なので割り出す意味もなくなってしまいます。菌床ブロックを詰めて菌を回すのでも20℃くらいあった方が良いです。幼虫を成長させるなら3令初期までは25℃で成長速度を上げ、それからはじっくり20℃くらいの低温でサイズアップを狙うのが基本です。ところで3令化1か月くらいからは25℃以上あると幼虫は暴れ出しあせって早期蛹化してしまいます。これだと小さいサイズで羽化してしまうので、どうしても20℃台前半でやる必要があります。菌糸は28℃以下で飼わないと状態が劣化してしまう事がありますが(それでも私は生体が弱ったり死亡した事はありませんが)、それ以前に25℃以上は蛹化させるとき(6月以降)以外は幼虫自体にとって良くないのでやりません。 それで具体的に今どうすればいいのかですが、やはり温室を持てない状態ならば人間が居る暖かい部屋で飼うぐらいしか無いのです。部屋の温度を20℃台にしてそこで飼って下さい。18℃くらいでも活動はありますので許容範囲かと思います。 今現在2令幼虫ならかなり成長段階が遅れていますので、6月でもまだ20℃台前半を維持して蛹化は7月以降に持ち越した方がいいかも知れません。ただその場合羽化が晩夏になり活動まで1年寝る事になります。秋冬に20℃台後半を保てるなら活動してくれますが。 さっさと活動させたいならスピード羽化させる事も出来ます。ただ、今2令だったとしたら3令化が2月で、3令でいる時期が3~4か月しか無いのは気になりますね。普通は今すでに3令幼虫であり、春までじっくり低温で成長させる段階ですから。 はい、私の経験知識はこのくらいです。あとはご自分で研究なさって下さい。
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そのサイトの幼虫と同じならクワガタ幼虫です。 黄色はフンの木色ですね。 菌糸ビンと発酵マットどちらがいいかという問題について。 オオクワガタは一般的に菌糸ビンの方が大きくなると言われているし、 また安全性は発酵マットより高いと思います、特に初心者の方にとっては。 何故菌糸ビンの方が大きくなるかですが、それはオオクワガタの自然における適応環境に理由があります。オオクワガタ幼虫はカワラタケやヒラタケなどの白色腐朽菌によって朽ちた倒木につきます。いわゆる白腐れと呼ばれる朽木です。オオクワガタの生育環境はこれに限定されており環境自体が貴重であるが為元々個体数が少ないのです。この白色腐朽菌によって朽ちた木に限りなく人工的に近づけた環境が菌床である訳です。発酵マットが菌床と違う点は、菌床がある一つの菌に支配された朽木フレークであるのに対して、発酵マットは土中に居るようなバクテリアの生態系が存在するエサであり分解の段階が菌床より進んでいると言えます。この発酵マットはオオクワガタよりも根食い(朽木の土中に沈んでいる部分を好んで食べる)系クワガタ(ヒラタ、ノコ、ミヤマなど)に向くエサです。オオクワガタをこれで飼育しても育ちますが、発酵マットの世界はマニアックでありその頂点を極めたマットで78mmくらいが限界だったと記憶しています。菌糸ビンはギネス記録を出しており83.5mmだったと思います。そのうえ70mmアップするような効果の高い発酵マットは少し発酵マットの作り方を工夫してもなかなか出来ません。初心者には無理です。 次に安全性ですが、菌床は白色腐朽菌1種類だけに支配されているので安定しています。発酵マットはバクテリアの生態系が変わり易くマットの質が毒に変化し易いのです。いったん生態系のバランスが崩れると、ある1種類の微生物が異常発生し酸素消費が上がり密閉された瓶の中は酸欠状態になり、微生物も大量に死に悪臭を放つ毒となります。もし発酵マットが腐敗したら幼虫もたちまち死んでしまいますし、運よく取り出せても多大なる成長阻害が予想されます。 発酵マットを安全に使用するには、十分発酵が済んだ、添加量のちょうど良いマットを使用する。買ったものはちゃんとガス抜きが完了してから使用する、水分は少なめで好気性細菌の支配を保つなどの諸注意が必要です。 発酵マットは完成してもビン詰めという環境変化によって急に腐敗が始ったりする事があり、初心者様にお勧め出来るものではありません。 初めは菌糸ビンで安全にオオクワガタを大きくする楽しみを味わうのがセオリーです。初心者の方がよく「オオクワの飼育結構簡単だったよ」と言っているのを耳にしますが、それは菌糸ビンという発明のおかげなのです。 私はこれまで発酵マットの実験、試行錯誤にいそしんで来て、どれだけ多くのクワガタ幼虫を犠牲にしたか分かりません。安易な菌床の方がどれだけ楽でしょう。それなのに未だ70mmを超える個体を作出するに至っていません。オオクワには菌床こそ向くのです。 1~2令幼虫から菌床に投入すれば、まあ、初心者の方でも70mmくらいいくんじゃないでしょうか。
お礼
ありがとうございます。 なるほど >オオクワガタ幼虫はカワラタケやヒラタケなどの白色腐朽菌によって朽ちた倒木につきます。いわゆる白腐れと呼ばれる朽木です。この白色腐朽菌によって朽ちた木に限りなく人工的に近づけた環境が菌床である訳です。 なんですね。そういうわけですか。 菌糸瓶を見てきましたが一瓶800円なので7匹で5600円ですよね。しかも蛹までにあと2回ぐらい瓶を入れ替えるとすると合計5600×3回で1万5千円ぐらいでしょうか。ちょっと高いので1200円で菌糸だけ買ってきたのですが、最初は大き目の透明の使い捨て用プラスティックコップ(高さ8センチ、直径4センチでペットボトルより柔らかい)に菌糸を詰めるのでも良いでしょうか??まだ蛹になるまでには容器の入れ替えがあるので容器の硬さは関係ないと思いますし。このコップの良いところは掘りだしが簡単なことなんですけど、幼虫がまだ小さいとはいってもちょっとサイズが小さいですかね。。 そしてコップ飼育の場合コップに蓋は必要でしょうか??菌糸瓶の場合ふたをするようですが蓋は重要な役割があるのでしょうか。乾燥防止のためであればコップごとコバエ防止用容器に入れて管理しようと思います。ここには蓋をすると酸欠もありうると書いてありますね↓ http://item.rakuten.co.jp/kuwakabu/type_g800_40/#type_g800_40 あと、温度ですが今まで室内の日陰保管のため10度前後のときもあったと思いますがちょっと低温すぎるでしょうか??とりあえず産卵木からの割り出しは終了し木屑の中にもぐらせてます。 3つも質問しちゃいましてしかも度々すみませんがよろしくおねがいします。
>頭の大きさというのはよく分かりませんが 頭の大きさは横幅で判断します。クワガタ幼虫の頭はオレンジです。 >全長で3センチ前後のもの(黄色いです)から1センチ程度(白)の小さいものまでいます。 オオクワガタ幼虫の場合全長3cmなら2令、全長1cmなら1令のサイズです。 黄色というのはどの程度でしょうか。クワガタは冬眠中身体を不凍液で満たす習性があり、それにより身体がうっすらと半透明な黄色に色づきます。この色は1令でも2令でも変わらない筈ですが。 日陰などの寒い場所で保管しておいたらまだそれくらいの成長段階である可能性もあります。 しかし、お話の雰囲気ではそれがクワガタ幼虫の話なのか疑わしくなって来ました。頭が小さくて、色が明らかな黄色であれば、クワガタ幼虫ではありません。
お礼
再度のご回答助かります。よくみてみましたが黄色っぽいのは体の三分の一程度(尾の部分)で頭はオレンジではないようですが茶色っぽいです。あごがかぶとの幼虫より長くてクワガッタッぽい感じがします。7月中旬から下旬にかけて産卵が終了(雌を容器からはずした)ので晩夏ということになるでしょうか?。大きさは大きいやつが伸ばせば3~4センチ、小さいのはなぜか尾の方まで白で2センチと結構ばらつきがあります。 今日菌糸瓶を買おうと思うのですが、サイト検索によると「菌糸瓶はマット瓶より高温に弱く?温度管理の必要があり、蛹が難しく変な形で生まれる確率が高くなる」とのことですがそうなのでしょうか?温度管理には保温セットがひつようになってくるのですか。こちらにありましたが他にも温度管理していないというのもありいろいろです。http://members.jcom.home.ne.jp/t-fukui/dbs/ookuwa/2-shiiku/6-youcyu/shiiku_youcyu.html
夏に産卵したものはもう3令幼虫になっている筈です。 初心者ならばむしろ菌糸ビンでやるべきでしょう。 簡単なうえに発酵マットよりも効果は保証されています。 発酵マットはバクテリアの生態系をコントロールして腐敗、 酸欠を起こさないようにするのがとても難しく、 初心者向きではありません。 ところで今頃産卵木から取り出しているようでは、 一次発酵(自然腐朽)マットで一番の成長期をやり過ごしてしまったのと同じことですから、 もう70mm以上の大型化とかは期待しない方がよろしいかと思います。 ただし、晩夏の産卵で、寒冷な場所で飼っていた場合はまだ2令幼虫である可能性もあります。 その場合は菌糸ビンに入れれば大きくなれます。 2令と3令の見分けは頭の大きさで見ます。 3令幼虫は♂で10mm程度、♀で5mm程度です。 2令幼虫は大きくても3mmくらいじゃないでしょうか。 幼虫は菌糸ビンに入れて、 3~4か月で食いを見て7割くらい食べていたら交換して下さい。 飼育温度は20~24℃くらいが理想です。 幼虫の場合は特に冬眠させる必要はありません。 成虫になる時期が遅れるデメリットしかありません。 もっとも温室などで温度制御するのが大変だというのであれば、 室内の暖かい環境に置いておけば十分です。 多少成長はゆっくりになると思いますが。 いずれにしても早く割り出してあげないと、 狭い産卵木では過密になって共食いも起こりますよ。 2令でも3令でも菌糸ビンに入れてあげて下さい。
お礼
こちらにもご回答くださりありがとうございます。 大型化は無理なのですね。でもいずれにしても小さいうちに割り出すというのが自分にできていたかどうかは怪しいです。 >2令と3令の見分けは頭の大きさで見ます。 3令幼虫は♂で10mm程度、♀で5mm程度です。 頭の大きさというのはよく分かりませんが全長で3センチ前後のもの(黄色いです)から1センチ程度(白)の小さいものまでいます。産卵は7月中です。菌糸瓶というのをやろうと思います。
お礼
こんにちは。ご回答を参考に悪戦苦闘しておりましてお礼が遅くなり申し訳ありませんでした。 >800ccボトルが500円くらいでしたよ。 うちの近くのペットショップでは800でした。とりあえず四角い1.4リットルのタッパに菌糸をつめてみました。まださなぎになるのは遠い先なのでタッパでも代用できると思って。。タッパは菌糸をつめても菌糸の土がふわふわ浮いてきちゃうのでさなぎのときは向かないかもしれませんね。 >その時白い皮のようなものがあれば取り除いて下さい。 白い皮そういえばタッパに入れちゃいました。たぶんだいじょうぶだと思います。 >菌が回るまで1週間くらい待って下さい。この間菌床は発熱しますので幼虫を入れないで下さい。菌床が白くなったら完成です。幼虫を入れて下さい。 まだ2日しかたってないので白くなってませんね。待ちきれないので白い皮のかけらを幼虫のいるコップに入れたところ猛烈に食べてるようです。 >それで具体的に今どうすればいいのかですが、やはり温室を持てない状態ならば人間が居る暖かい部屋で飼うぐらいしか無いのです。部屋の温度を20℃台にしてそこで飼って下さい。 室温20度に保つのが難しいので昆虫用ヒータを飼ってきまして、これひとつで20度に保てるか疑問ですがつかってみます。 >今現在2令幼虫ならかなり成長段階が遅れていますので、6月でもまだ20℃台前半を維持して蛹化は7月以降に持ち越した方がいいかも知れません。ただその場合羽化が晩夏になり活動まで1年寝る事になります。秋冬に20℃台後半を保てるなら活動してくれますが ここが難しいですよね。落ち着いたらもう一度質問してみます。 お世話になりました。どうもありがとうございました。