minority は,そのまま「少数」とか「少数民族」と辞書に書いていますね.しかし,多少の背景抜きでは考えられません.
一般の社会では,人間の欲望に基づく差別意識が表面に出ることがよくあります.多数派は少数派に数で勝るために,少数派を力づくで抑圧してでも自分たちの利益を増やそうとします.
民族で言うと,たとえば,米国における黒人種が長い歴史の中で差別の対象になってきました.majority つまり「多数派」は,多数の暴力とかの例のように,あたかも特権があるかのように振る舞うことが当然と思いがちです.これが民主主義での多数決にも直結しています.「最大多数の最大幸福」論ですね.
それならマイノリティや少数民族はいつまでも救われません.日本人も米国ではマイノリティです.過去には,日本人も「名誉白人」とちやほやされたこともありますが,根っこの差別は変わらず,いまだにあります.第二次大戦の時には日本人を表わす蔑称もありました.
オバマ大統領は人種ではマイノリティ側ですね.多少の改善が期待されるところです.
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丁寧に回答を頂き、感謝です。 ありがとうございます。