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水の匂い
もしH2Oに顕著な匂いがあったら、日々の生活は、さぞや 悩ましいものでしょう。それでも、日々、自然の中で感じる 「水の香り」について、ご質問させてください。 ここでいう香りは、「水に不純物が入って臭い」とか、 「水道水がカルキ臭い」とかいうものではなく、「水の存在感」 とでもいうべき“ 匂い ”のことを、ご質問課題としています。 たとえば以下のような例です。 ■夏の夕方、昼間の陽射しでカラカラに渇いた、道石や地面に 夕立の最初の数滴が落ちてくる時。もしくは打ち水をしてみた時。 そのとき、森林浴の時に感じるような、ほのかな刺激が 鼻の奥のほうで香ります。「ああ、夕立雨が降るんだな!」と 実感させられます。 ■冬の朝、川のせせらぎの本流に、すこし暖かい生活水が 流れ込んでいるような合流点、微かに湯気がたっているような 場所で、ぬるま湯のような微かに重く、お風呂から出たときの 体の匂いを薄めたような有機的な香りがします。 ■朝、学校のプールに更衣室からでてくると、フッ酸の刺激臭 を何万倍も薄めたような、「あ、水があるな」という、味とも匂い ともいえないような感じが、プールの水面からの風にまじります。 こういった、本来、無味無臭に近いだろうものに、 香り(けっして悪いものではない匂い)を感じるのは、 どういうことなのでしょうか? 風雅とサイエンスの狭間な領域で、どこにご質問しようか? 迷ったのですが、こちらにしてみました。 よろしくお願いいたします。
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非常に興味深い疑問だと思いました。まったくの想像ですが、鼻粘膜に湿度を感じる仕組みもあるのではないかということです。温度の場合でもあると思いますが、原則として好ましい感じというのは体に無理がかかっていないことを意味するのではないかと思います。鼻粘膜にとって好適な湿度は好い匂いとして感じられるのではないかと思います。
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最初のものは明らかに巻き上げられた土の匂いです。湿った土の匂いと言った方が正確でしょうか。室内にいても外の夕立の匂いがしますね。 三番目の匂いはオゾン臭だと思われます。オゾン発生器からにおいますから。ただ明らかに海辺のオゾン臭とは違います。 残念ながら二番目の場所に行き会わせたことはないです、都会人なもので。
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丁寧なご回答、ありがとうございます。 ■1は、環境に舞い上がった土のにおいですか!それに水を 人間は感じるわけですね! 人間は、純H20の匂いを嗅げないかわりに、それに付随した 構造や現象の匂いを感じることで、水の存在を感じ取り、生きな がらえてきたのかもしれない・・・そんなことを思いました。 ■3がオゾン臭というのは、なんとなくわかります。 コピー機やブラウン管テレビの中の匂いと、似たところが ありますからね。 陽射しが強くなったり、人が多くなると、感じなくなってしまう のは、オゾンが分解するからか?それとも、混ざってしまうからなのか? そんなことを思いながら、プールを泳いでみます。 どうもありがとうございました。
- debukuro
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水に溶解している微量の揮発質による匂いで水の存在を知るのです 下水や工業排水なども匂いがあるわけでそれらの匂いのうち不快臭ではない匂いを心地よいと感じているに過ぎません 水そのものはすべての生物に共通なので純水の匂いを感じることはないはずです 船で蒸留水を作ってタンクに貯蔵しますが常にあふれる状態です においはほとんどしません 港で給水をして溢れると匂いを感じます
お礼
ご回答ありがとうございます。 犬でなくても、人間でも、鼻や味覚の分析能力はすごいものが ありますよね。 私も、朝の通勤電車で、となりあった人の、朝食のメニューを 当てることができます・・・タマにですが! >船で蒸留水を作ってタンクに貯蔵しますが常にあふれる状態です >においはほとんどしません >港で給水をして溢れると匂いを感じます いいお話ですね!蒸留水が美味しいわけではないことも含めて。 人間は何かそこに、いろいろと、+αを求めてしまうような気がします。 どうもありがとうございました。
- neo623
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H2Oは無味無臭ですが、水には自然や生活の香りが混じります。 小さい頃から海の近くに住んでいて慣れている筈なのに、風にのって香る潮の匂いや波の音に安らぎを感じます。山に行って滝や川をみると感動します。人は、水の存在を体全体で感じて常に意識しているのだと思います。 日本は自然豊かで水には困りませんが、生き物のDNAがそれを感じずにはいられないのでしょう。
お礼
さっそくのご回答、ありがとうございます。 匂いに具体的原因があったとしても、その匂いを、ある情景と 結びつけるのは、人の経験だったり、本能だったりするという ことですね。よくわかります。 うるさいだけの蝉の鳴き声に、季節の移ろいを感じ、無常を予感するのも きっと同じ仕組みなのかもしれないと思ってしまいます。 どうもありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 そして、ご示唆、ありがたいです。 たとえば、水自体には匂いがなくても、ホコリに水分子がたくさん ついて、水に溶ける水和のような感じで、空中を漂うと、 その複合物体の「構造」に匂いを感じる・・・なんてことは あってもいいような気がします。 視覚で色を見るとき、普通のRGB濃度以外に、表層構造による 反射指向性や色分布、分解能などにより、通常とは違う色を 見出すことがあります。 それと同様、水の存在のしかたによって、通常はないはずの 「水の匂い」を感じてしまう存在のしかたというのが、あっても おかしくないかな?と思ってしまいます。 どうもためになるご示唆、ありがとうございました。