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XRDデータのピークの分離について
こんにちは。 XRDデータのピークの分離について教えて下さい。 高温相の立方相だとピークは分離しないのに、低温相の斜方相では同じ面指数のピークが分離してしまいます。これは何故でしょうか? 分離して別の面指数のピークになるのでしょうか? 同じだとすれば格子定数を求めるときにどちらのピークを用いればいいのでしょうか? 少しでもかまいませんのでご存知の方、よろしくお願いいたします。
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粉末X線回折のチャートのことですね。 X線回折でピークになって現れるのは「面間隔」です。立方晶なら、単位格子はサイコロと同じでa,b,c全て等価ですから、(100)面も(010)面も(001)面も全て等価です。ですから、この3つ(他の面でも同じですが)の面指数は全て同じ角度に現れます。 一方、斜方晶ではマッチ箱のように、単位格子の3辺全ての長さが違いますから、(100)、(010)、(001)全て別の角度にピークが現れます。 ですから、格子定数を求めるときには、a軸なら例えば(100)、b軸なら(010)等々を使います。「どちらのピークも」用いなければなりません。 斜方晶で精密に格子定数を求めたいのなら、手軽に出来る(素人でもできる)方法ではCohenの方法というのがあります。興味がありましたら「X線回折要論 カリティ著 アグネ刊」を参照してください。 失礼ながら、晶系とかミラー指数とかの理解があやふやではないですか?固体を扱う上で非常に重要な概念ですので、学生さんでしたら、是非きちんとマスターするように頑張ってください。最近はX線回折に限らず、装置に付属している分析ソフトに頼りすぎて、装置は使えても実際には何をやっているかサッパリという人が結構いますので。
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- twungu
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本当に「同じ指数(たとえば、100)」のピークが分離しているならば、 それが高角でのα1・α2による分離で無いならば、異なる格子定数を もつ結晶が共存しているように思えます。
お礼
ありがとうございます! 高角でのα1・α2による分離で無いと思いますので今一度、ご指摘頂いたことを検討してみます!
- apple-man
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>同じ面指数のピークが分離してしまいます。 ピークがなだらかになるのではなく、分離 してしまうのですか・・・ 基板との格子乗数があっていなくて、 うまく基板に配向していないのでは? 2つの結晶が混じって成長して混相になっているの では? >同じだとすれば格子定数を求めるときにどちらのピークを用いればいいのでしょうか? 結晶構造分析ソフトがあるなら、元素を指定して ピークサーチデータから、結晶を予測してもらうのも 参考になるかもしれません。
お礼
ありがとうございます! >結晶構造分析ソフトがあるなら、元素を指定して ピークサーチデータから、結晶を予測してもらうのも 参考になるかもしれません。 分析ソフトありますのでやってみます。
お礼
ご丁寧に本当にありがとうございます。 すごく分かりました。 >晶系とかミラー指数とかの理解があやふやではないですか? あやふやです。授業でしか簡単に学んだことがなく実際、応用にいかそうとするとかなり厳しいです。自分できちんとした概念から勉強しなおそうと思います!