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a great many について
many books (1) a great many books (2) 上記の場合、本の数はどちらが「多い」のでしょうか。 辞書では「かなり多くの」とあります。「a great」は「many」を強めているのですから、(2)のほうが「多い」はずです……。 レトリカルに「a great」といっている、通常「少ない」と思われているモノに「いや、予想以上に、かなり多いんだよ」といった感じにもなるかなあと、ふと思われて質問してみました。 「quite a few」が「many」の意味になる論理もわたしには不思議でなりません。ついでといっては何ですが、この点もご教授お願いいたします。
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a great many は、私の辞書(「スーパー・アンカー英和」第2版)では、「とてもたくさんの、非常に多くの」とありました。そして、「やや堅い言い方」であるとの註も付いていました。 many の意味は a large number of なので、既に「数えられないくらいの数だ」と表現しているので、それを強めるというのは、本当なら意味のないことに思えます。 ですから、「many と比べてどちらが多いか」という比較の対象にはならないわけです。 けれど、言い回しとしては、a great many という言い方もある、という程度のことでしょう。 quite a few については、下記のところにも質問された方がおられたみたいです。 → http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q135093898 また、下記のところでは、なかなか面白い説明がされています。 → http://wiki.livedoor.jp/onishi_eah1/d/10756.quite%A1%A1a%A1%A1few%A1%BFlittle%A4%CB%A4%C4%A4%A4%A4%C6(EAH) 「思ったより多い、以外に多い」というニュアンスととらえることもできるのではないか、という説明が、面白いと思いました。 quite a few = many だけでなくて、a fairly large number (かなり多い)という定義もあることを頭において読むといいかもしれません。
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- zatousan
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こんにちは、 完全に受け売りなんですが、 「徹底例解 ロイヤル英文法」(綿貫陽、宮川幸久、須貝猛敏、高橋尚弘 著)より丸引用します。 質問(1) ~~~~~上記の本の292ページ~~~~~~~~~~~~~~~~~ 以下のような表現は肯定の平叙文でも用いられる。 (1) a great many(非常に多くの) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ というわけで、普通に「非常に多くの」の意味で使えます。なので、2の方が多そうです。 質問(2) ~~上記の本の294ページ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ quite a few[little]: もとは<<米>>のくだけた言い方で、控えめに言ってその反対のmanyの意味を表したが、今では<<英>>でも広く用いられている。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ と言うわけで、控えめに言っている事が理由のようです。
お礼
ありがとうございます。 わたしの手もとにも開拓社の『英文法総覧』があるのですが、ただ「かなり多く」という意味でつかうとあるばかり。なぜそうなるかという疑問に答えていません(なぜなんでしょう)。 「not a few」なら「少ないからず」でしょうから「控え目」に「多い 」というのは分かります。 「quite」でも「控え目」になるとは驚きですね。 日本語で「あのひと、ちょっと、おかしいんじゃない」といえば「だいぶおかしい」という意味ですが、それと似た論理ですかね。
お礼
ありがとうございます。 指示されたサイトのなかで指示されていた「大西先生」のサイトまで行ってきました。 敬愛する大西先生はやっぱりむかしのとおり原理的な説明をなさっておりました。「quiteの憂鬱」を読み、完璧に納得しました。 大西先生にも、この場を借りて感謝申し上げます。 「quite a few」がまず「many」という意味で「多い」わけではないという「根本」から出発するところが素晴らしい(世の辞書に、なぜこういう原理的な叙述がないのでしょうか)。「quite=外枠」説は完璧です。「not a few」と近似した意味になるのも納得です。いやあ、感動しました。大西先生、感激です! その昔、大学の恩師に「きみは感動しすぎです(つまり軽い)」と叱られましたが。回答者さまにも、佳い知らせの仲介をとっていただき感謝いたします。 「a great」もわざわざ「many」に付けるのは、何かあるんですよ、きっと。いま読んでいる本のなかでも使われてるのですが、たとえば、アリステレスの徳理論はアダム・スミスやその他多くの人(道徳哲学者)(a great many others)のさきがけとなったといった文脈で出てきます。「多く」といったって「数え切れないほど」ではないはずですから。