いや~, 実際問題として x^3 の方が「考えなければならないこと」が多いんですよ.... だから「簡単な方」の x^2 で逃げた, ってことでもありますが.
ともあれ x^3 について考えると
・まず -1 ≦ x ≦ 1 については x^3 ≦ 1 なので
∫[-1, 1] x^3 f(x) dx ≦ ∫[-1, 1] f(x) dx ≦ ∫[-∞, ∞] f(x) dx = 1.
・次に x > 1 では x^3 < x^4 より
∫[1, ∞] x^3 f(x) dx ≦ ∫[1, ∞] x^4 f(x) dx ≦ ∫[-∞, ∞] x^4 f(x) dx < ∞.
・最後に x < -1 では -x^3 < x^4 なので
∫[-∞, -1] (-x^3) f(x) dx ≦ ∫[-∞, -1] x^4 f(x) dx < ∞, つまり ∫[-∞, -1] x^3 f(x) dx > -∞.
結局, これら 3つの積分は被積分関数の符号を含めて考えると
0 ≦ ∫[-1, 1] x^3 f(x) dx ≦ 1
0 ≦ ∫[1, ∞] x^3 f(x) dx < ∞
-∞ < ∫[-∞, -1] x^3 f(x) dx ≦ 0
となり, この 3つを全て加えると示したい不等式が得られます.
お礼
ありがとうございます。 方針としては正しかったのか・・・なんで思いつかないんだろう・・・