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鳥の集団の旋回行動について
大集団で飛んでいる小鳥が、ほぼ同時に飛ぶ方向を変えるような現象が 見られます。 あれは集団の先頭にいる鳥が旋回をしたために、それを見て、つられた他の鳥も同様の行動をとるのでしょうか? それとも、何かしらの意思疎通をしていているのでしょうか。 御説明願えると有りがたいです。
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こんにちは。 鳥の群のあの整然とした集団行動には「先導者」や「意思疎通」というものはありません。つまり、何の合図もなく、誰かが指示を出すわけでもなく、群の一羽一羽が同じ規則で行動をするために自然と集団行動になってしまうのです。 どうしてそのような習性があるのかというのは分っていませんが、集団行動をする鳥の群には以下のような規則があります。 「数の多い方に近付こうとする」 「飛ぶ速さを合わせようとする」 「近付き過ぎると離れる」 これは「クレイグ・レイノルズ」というコンピューター技師が発見した法則で、この三つの条件が満たされるだけで鳥の群はリーダーも意思疎通も必要とせず、あのような整然とした集団行動を実現してしまいます。 このように、複数の因子が集まることによって「集団としての性質」が作られてしまうことを「自己組織化現象」といいます。鳥は、自然界の中でこの自己組織化の原理を応用しているわけです。 これを使ってコンピューター・シミュレーションを行いますと、自然の鳥と全く同じ群の動きが再現できます。ですが、もちろんコンピューター・グラフィックの中に意思疎通が発生しているはずはありません。また、この法則は「メダカの群」にも当てはまるようです。
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- suiran2
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http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4940425.html つい最近同じ質問がありました。参考にしてください。一つ加えれば、鳥や魚の場合には、小脳が発達していて三次元空間の認識能力が高いから可能なようです。
お礼
ご解答ありがとうございます。 参考になりました。 鳥や魚は地磁気を感じたり、嗅覚が鋭いなど、人間が敵わない能力を持っていますので、或いは意思疎通してるのかとも思いました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 そういえば、テレビで見る小魚の大群も、一定の形状を作りながらカメラを避けたりしていました。 集団行動の必要な組織の人には、その内に鳥の脳が取り付けられる日が来るかも知れませんね。