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なぜ、日本人が英語の各語の定義を決める標準機関でも存在するのでしょうか?
前回の私のトピの回答の中で ○"reconciling supply and demand"→「需要と供給の精査」では何のことか分かりません。 reconcileには「〔対立・違いなどを〕調和{ちょうわ}させる、調整{ちょうせい}する」という意味があります。需要と供給はまさにこの関係にあります。私が訳すならば「需給調整」です。 ○safety stock→「安全在庫」ではないでしょうか。「予備の在庫」といわれてもピンときません。 ○「新しいプラットフォームに移管」→「移行」ではないでしょうか。 これら回答がありました。 こちらでも調査したところ、 1)需給調整ならDemand and Supply Adjustmentが正解。(Supply と Demand が入れ替わってもいい)。 2) 「Reconciliation」会計用語で「精査」の意味があります。これは日本の辞書にはあまり出ていないと思われますが、Bank Reconciliationがよく使われます。 http://en.wikipedia.org/wiki/Bank_reconciliation 市場動向を考慮して需要が本物かどうか?供給能力は問題ないか?特定の (ライバル店など)グループにのみ偏りがないかどうかを詳しく調べるという意味にとりました。 3) 予備(の)在庫ですが、以下の定義からは間違いではないはずです。 http://blog.goo.ne.jp/fu12345/e/079d24e2d5134f60cd59ea92f06cd3f9 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej2/63012/m0u/S/ 4)「移行」「移管」ですが A) 新制度に「移行」する。 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/8543/m0u/%E7%A7%BB%E8%A1%8C/ B) 県から市に「移管」する。 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/7989/m0u/%E7%A7%BB%E7%AE%A1/ オラクルは「移管」を使っています。 http://www.atmarkit.co.jp/bbs/phpBB/viewtopic.php?topic=44108&forum=26 MSも「移管」です。 http://www.nikkeibp.co.jp/archives/106/106794.html あと、HPは「移行」です。 http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2009/fy09-061.html 最近のトライアル不合格で、これらが引っかかった可能性が大きいのですが、我々アメリカ人の頭ごなしで我が国の言語の意味を、(インドやマレーシアのように)大学などの学校教育の共通言語で英語を使うわけでもない日本人の中に勝手に意味を変える人がいるのは残念です。 何か、用語の使い方の標準機関でもあるのでしょうか?
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No.3です。補足ありがとうございます。「精査」の代表例として挙げられているbank reconciliationのリンクを開くと、その定義として: Bank reconciliation is the process of comparing and matching figures from the accounting records against those shown on a bank statement. と冒頭で記載されています。これを見る限り、accounting recordsの内容とbank statementの内容を比較して「調整する(調和させる)」というニュアンスでとらえておかしくないように思われます。 また、私の手元の辞書ではbank reconciliationに関して「精査」を含んだ訳はついておらず、「銀行勘定調整」という訳になっており、ざっとネット上で見た限りでもやはり複数のサイトで「銀行勘定調整」という訳語が用いられています。 手元にある英英辞書(ランダムハウス)では、 reconcile (=reconciliate): to bring into agreement or harmony; make compatible or consistent となっており、「調整(調和)」のニュアンスと合っています。 私は会計や流通の分野の用語は知りませんので「精査」「調整」などが実際どのようにそれらの分野で用いられているかは分かりませんが、少なくとも、「『精査』が本来の意味であって『調整(調和)』という訳は日本人の勝手な語意の変更によって生じたものである」と思える材料は見つかりません。 私がアドバイスを差し上げられることはこれ以上無いかもしれませんが、もう少し具体的に根拠をお示しくださると他の方も回答しやすいかと存じます。 ちなみに、「移管」は管轄を変えること(広辞苑第五版)です。 > BEA製品のサポートはOracle Global Customer Support(GCS)システムに移管され とされている場合の「移管」は正しい使い方です。サポートの管轄をGCSシステムに移すことだからです。 > ネットワークとオペレーティング・システムのインフラを新しいプラットフォームに移管できました。 とされている場合の「移管」は正しくない使い方です。なぜなら「インフラの管轄を新しいプラットフォームに移す」わけではないからです。
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No.2です。 ええと、補足いただいた記事については、感覚的に「それは移管で良いのではないか」とは思いますが、No.4の方ほど違いをうまく説明できません、ごめんなさい。 でもNo.4で説明されているとおりだと思います。 とりあえず、「オラクル用語」ではありません。 私は専門家でも技術者でもないのであまり分かりませんが、 「サポートの移管」(サポート窓口の変更という意味です)などの言い回しは他のソフトウェアに関しても一般的に見かけます。 それと似たような感じかと思います。 「サポートはどこで受けられますか。」という場所(担当窓口)を聞く質問なのですね・・・・。 それに対する回答として、「サポートを受け付ける窓口は、2009年の2月からGCSという所に変わりました。従来の担当窓口は終了しています。」というような意味だと思います。 言い換えれば「すでに管轄が変わっています」とも言えます。 ついでにOXFORD Learner's Dictionary(2000年版)より reconciliation -an end to a disagreement and the start of a good relationship again. -the process of making it possible for two different ideas, facts, etc. to exist together without being opposed to each other. だそうです。
> 勝手に意味を変える の部分について、どの用語でどのように意味が変わっているとお感じなのか、ご質問内容から読み取れませんでした。具体的にご説明いただけると、より当を得た回答がつきやすいかと存じます。
補足
典型例が「Reconciliation」です。 日本語では「調和」とか「調整」に変えられています。
国語審議会だとか、JIS規格の表記ガイドラインなど、標準化している機関はあります。 No.1さんがおっしゃるように業界内の主な団体で決めている場合もあるのでしょう。 でも日本語ネイティブの多くは、標準規格を直接意識しているわけではなくて(一般人は国語審議会なんて気にしてないです)、よく使われてる言い方を真似して使っているのが現状だと思います。 業界内で皆がよく使っている言い方、 業界向けの雑誌で多く使われている表現など。 私は英語力は高くありませんが、日本語ネイティブで、少しだけIT関係の日本語文章を理解できます。 ゆえに、〔4〕については、それぞれ違いがあることが理解できます。 >オラクルは「移管」を使っています。 >MSも「移管」です。 >あと、HPは「移行」です。 一番上のはオラクル(という企業)が使っているわけではなく、 一般人(初心者さん)が書いているだけです。 本来であれば、この話題では「移管」ではなく「移行」を使うのが適切です。 ※回答者の1人“ベテラン”の方は、「export/importで移行することが可能です。 」と“移行”を使っています。 2番目の「MSNネット接続事業をぷららに移管、コンテンツはMSNに併合」 この場合は「移行」ではなく、「移管」が適切です。 「B) 県から市に「移管」する。」 と同じで、「担当する企業や機関がAからBに変わる」場合などは「移管」です。 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/7989/m0u/%E7%A7%BB%E7%AE%A1/ 3番目のHP「他社UNIXサーバー/メインフレームから の移行推進」 これは「A) 新制度に「移行」する。」の用法で、 「システムをAからBに移し変える」場合は「移管」でなく「移行」を使うのが普通です。 日本語ネイティブでも言い間違えたり、使い方が曖昧な場合はあります。 普通の会話の中では「移管」「移行」どちらを使っていようが、理解して聞き流すと思います。 でも「正確にはこちらのほうが適切」というのはあります。 (そういう細かいところがトライアルに影響するのかどうか知りませんが) >我々アメリカ人の頭ごなしで我が国の言語の意味を、(インドやマレーシアのように)大学などの学校教育の共通言語で英語を使うわけでもない日本人の中に勝手に意味を変える人がいるのは残念です。 「我々アメリカ人の頭ごなし」とはどういう意味ですか? もしかして「頭越し」ですか? 翻訳は直訳ではないので、現場で普及している言い方があればそれに合わせる場合もあるし、定訳があれば定訳を使うでしょう。 繰り返しますが、こうだとトライアルで駄目だとか、これだと引っ掛かるとか言いたいのではありません。 それは私には分かりません。 ただ、今回書かれていることに対して書いただけです。
お礼
こちらはオラクルのサイトですが、「移管」を使っています。 これはオラクル用語ですか? http://74.125.153.132/search?q=cache:9_BKX8-yw5MJ:www.oracle.com/technology/global/jp/community/welcome-bea/index.html+oracle+%E7%A7%BB%E7%AE%A1&cd=2&hl=en&ct=clnk&gl=jp よくある質問 2009年3月12日更新 サポートはどこで受けられますか。 2009年2月2日より、BEA製品のサポートはOracle Global Customer Support(GCS)システムに移管され、従来のBEAツールおよびサポート・システムからのサービスは終了しています。
補足
「頭越し」が正しい表記でした。m(_ _)m
- KappNets
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私は理系なので一般的な議論しか出来ませんが、専門用語は学会など(準?)公的な機関で議論してある程度決めていると思います。 英語の訳し方については公的にどう決めているか知りませんが、言葉が1:1対応ではないので簡単ではないと思います。 翻訳者は日本語の述語が既に存在して普及していればある程度それを尊重することになると思います。例えば safety stock と予備の在庫では概念は異なりますが、すでに日本語として予備の在庫という述語が広く普及している場合、安全在庫ないしセーフティ在庫なる新たな術語を持ち込むべきかどうかは翻訳者は悩む筈です。あまりなじみのない術語を作るよりも、予備の在庫で理解出来るならばその方がその文書に関してはよいのかも知れません。(予備という概念は安全のためという概念を含んでいる可能性十分あるでしょう) 最近、終着駅=terminal かという質問が(OKWAVE に)ありましたが、困る質問です。これと似ています。ターミナルという日本語は飛行場に着いては普及して来ましたが、鉄道ではまだ問題です。英語の manager や Hi! という言葉をどう訳すかという課題とも似ています。 アメリカ人の頭ごなしで決めるわけではなく、単語や述語に完璧な対応を求めるのがそもそも無理なので皆悩んでいる状況だと思います。その都度翻訳者が苦労して妥当な翻訳を心がけるしかないと思います。
お礼
BEA製品のサポートはOracle Global Customer Support(GCS)システムに移管され とされている場合の「移管」は正しい使い方です。サポートの管轄をGCSシステムに移すことだからです。 > ネットワークとオペレーティング・システムのインフラを新しいプラットフォームに移管できました。 とされている場合の「移管」は正しくない使い方です。なぜなら「インフラの管轄を新しいプラットフォームに移す」わけではないからです。 かなり明確になりました。どうもありがとうございました。
補足
補足です。 Reconciliationを最初に「精査」と訳した会社は、かつてのコンピューターの巨人A社です。日本のバブル期に要求されたようです。これは私の社内では「I社取引月次精査報告」と呼ばれて、2003年ごろまで続いていました。 各取引先に、 1)A社へ入金済みのもの 2)A社から請求は出ているが、入金していないもの 3)A社から前月まで分も含めて未請求だが、何らかの理由で入金したもの (逆に、A社に請求して支払い場合も、ありました。) 1)取引先へ入金済みのもの 2)A社へ請求は出ているが、入金していないもの 3)A社へ前月まで分も含めて未請求だが、何らかの理由で入金したもの それぞれ、3つの区分で毎月、Reconciliationして、担当営業と経理のマネージャーに提出していました。 用語が英語だけでは困ると文句を言ったら、「顧客別精査と読んでいますので、御社では取引月次精査報告と呼んでください。」と言われました。