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クリエイターと呼ばれている人達の感性?について。
将来広告業界に進もうと考えているものです。一人で考えても解らないことだし周りに答えられそうな知り合いがいないので、今回質問させてもらいます。 質問:1 広告業界に関わらず様々なデザイン系のコンテストがありますが、受賞作品をみてどこがいいのだろう?と思うことがあります。決してその作品を否定してるのは無く、純粋に、この作品がなぜ受賞したのか説明しなさい。と、言われても解らないのです。私に感性が無いからなのでしょうか。私は感性というものは、一人一人ちがうものだと、思っています。そういうコンテストの審査員の方々は、どうやって選んでるのでしょうか。絶対的な価値のようなものが無い以上、審査員の方々の好みに左右されたりするものなのではないでしょうか。大変無礼な質問で申し訳ございません。 質問:2 著名なアートディレクターさんが書いた本の中の対談で、”もろ美大生って感じの考え方だよね。”と、書いてあり、対談相手のもう一人のアートディレクターの方も、”そうそう”。と、納得していました。 私は美大出身ではありません。ですので、凄い次元が違う気がしてさっぱり解りません。美大というところは、いったい何を学ぶのでしょうか。このまま広告業界に入ってもやっていけるのかどうか不安になってしまいました。はっきり言ってビビってます。 これらの問いに対して、自分なりに考えてみたのですがおそらく、この二つの質問の答えは同じような気がするのです。 美大に行かなかったから、一種のコンプレックスのようなものがあり、ただビビっているだけ。 こういう答えを出したのですが、皆さんのご意見はいかがでしょうか。 業界に身を置いていれば、自然と慣れていくものなのでしょうか。 おかしな質問で申し訳ございません。
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>業界に身を置いていれば、感性というものは、磨かれるものなのですか? 先輩のクリエイターの「アイディアの出し方」みたいなモノを、見る機会は増えるでしょう。でも、それは「感性が磨かれる」というよりは「仕事の仕方を学ぶ」という類のモノだと思います。 お固い業界に身を置くと、だんだんと感性的なモノから遠ざかる可能性はあります。そういう意味では、業界に身を置けば、切磋琢磨しやすい環境は入手できまるかも知れません。でも、それはあくまで環境を手に入れるコトであって、直接「磨かれる」というコトにはならないでしょう。 私はマーケティングベースでザックリとしたコンセプトをつくるのが仕事です。私のコンセプトがクリエイターの方々をインスパイア出来たとき、そして私のコンセプトに対してクリエイターが素晴らしいビジュアル案やコピー案などをつくってくれたときは、大きな喜びを感じます。でも、これもまた「感性が磨かれる」というコトではなく、むしろ「この仕事の醍醐味」といった類のモノだと思います。 厳しいコトを言えば「業界に身を置いていれば、それらしくなるだろう」なんて考えの人は、感性を磨けないと思います。「業界で磨かれた感性」なんてなのは「借り物」「付け焼き刃」みたいなモンだと思います。他人に磨かれるのではなく、自分で磨くモノだと思います。感性を磨くのは「日常の中で」「生活の中で」だと思います。 広告ってのは、いや、広告に限らず全てのクリエーションっていうのは、結局その人の生き方を反映するモンだと思います。ビビっている人はビビったクリエーションしか出来ません。 結局「感性を磨く」とは「感受性を高める」コトから始まり、それはとどのつまり「好きなモノがたくさんある」と「中でもこれだけは他人に負けない!」といった単純なコトなんだろうと、私は思います。概ね優秀なクリエイターってのは、仕事と関係ない分野において玄人と顔負けの知識と好奇心を持っていらっしゃるような方が多いと感じます。 まあ、楽しい世界ですよ~。
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某広告代理店でアートディレクターやってます… 代理店のクリエイティブ職を希望されているのでしょうか。(もし違っていたらすみません) ちなみに、アートディレクター及びデザイナー職の新卒採用は、美大など、特定の指定校にしか求人票が来ないはずです…少なくとも、私が受けた頃(もう10年くらい前ですが)の電通・博報堂はそうでした。 まあ、昔のことなので今はどうか分かりかねますが、十分注意の上で臨んでください。 質問1ですが、広告賞の目的とは、広告表現に於ける新たな価値観を創ることです。 まず今までにない、斬新かつ新鮮な切り口で商品を表しているか。つまり、どれだけ優れたアイデアがそこにあるか。 そして、そういったユニークな手法を用いて、商品の魅力を如何に多くの人に強く訴えられるか。 というのが、賞を獲得する上で必要な要素です。すごく教科書的な言い方ですみませんが… まあ、審査員の主観というのもある程度はあるかもしれませんが、一人一人の評価が全く違うということもあり得ないでしょう。 質問2ですが、まぁ大抵のADは美大出身ですからね… 要するに、表現として「青臭い」という意味の比喩ではないかと。 美大の生徒は、まだ「ビジネスとしての表現」を知らず、作品も独りよがりな方向に走りがちです。 広告とは何を於いても「他人に理解してもらう」ことが第一ですから、相手に伝わらない、自己完結型の作品は何の価値もありません。そういったことを象徴してそういう言葉遣いをしているのではないかと思われます。 下の回答者の方達も口酸っぱくして仰っていますが、広告とゆーのは芸術表現ではなく、あくまでも「商品の売り上げを達成するためのツール」です。そのために、クリエイティブもある程度の「法則」に従って創られているのです。消費者に対し、その商品を如何に魅力的に見せ、手に入れたいと思わせるか。その水先案内をするのが「広告」の役割です。 最近、コマーシャルフォトとかでも、やたらADをスターとして持ち上げる傾向があるように思えます。 広告産業が日々魅力や活気を失っていく中で、ADの仕事が紹介されること自体は、業界全体のモチベーションアップに一役買っていることと思いますけど、そういった「アーティスティックな面」ばかりを見てしまって、実際の広告を知らずに業界に入ってしまうと、かなり失望すると思います。 実際の広告業界は、すごーく地味でつらい仕事が山盛りの世界です。ああいった華やかな世界に身を置き、自分のセンスで作品が作れる人というのは、業界の中でも極々一握りの人達なんです。 とはいえ、あくまでも「目標」にするのは構いませんが、あれが当然だと信じて業界に入ったら、おそらく失望するでしょうね。
お礼
お返事が遅れてしまい大変もうしわありません。ご回答ありがとうございます。 私は4月1日から、専門学校に通っています。通う土壇場になり、果たした自分は、美大出身の人達とわたりあっていけるのか?と考えたら、なんだか不安になってしまい質問しました。 今までは、芸術と広告をごちゃまぜにしていました。私が考えていたのは、仕事中に、上司に「おい、これもっと美大生ぽい感じでやってみて!」と、業界用語的に仕事中に頻繁に使われる。もしくは、この仕事は、そういうものとして暗黙の了解のような感じで仕事が進んで行く。と思っていたんです。(#ハズカシー#;) 今回質問をして、sanzanさんはじめ多くの皆さんのおかげでコンテスト用と一般消費者向け用広告は、別物。という事が解りました。どうもありがとうございました。 これからも、宜しくお願いいたします。 あしたから、「美大生ぽい」つかちゃおっかなー(笑)
- jakarta
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コンテストについては既に他の方からよい回答がえられていると思います。 質問の内容を読んでいて質問者には「デザイン・広告は感性にもとづいている」という前提があり、 「質問:1 」は感性による評価が絶対的価値を持てるのかという疑問であり、「質問:2 」は美大生を見下せる程の感性というのがプロにはあるのか?という問いではないかと思いました。 二つの質問をまとめると「広告・デザインにおける感性とは何か?」という疑問であり、その疑問への不安をコンプレックスとして片付けてしまおうとしているのではないかと感じましたがどうでしょうか?
補足
お返事が遅れてしまい大変申し訳ありません。 そうなんです。!jakartaさんの言うとおりです。 実は、この質問をするにあたり、どういう質問にしたら伝わるか凄い悩みました。(私の文才は”少ない感性”よりも乏しいので・・・。) 「質問:1」の方は皆さんのおかげで、理解し、納得できたのですが、「質問:2」の方で、何かご意見頂けますでしょうか?あと、業界に身を置いていれば、感性というものは、磨かれるものなのですか? 最後に、私事で大変申し訳ないですが、おそらく、お返事がまた遅れてしまうと思います。どうかご容赦ください。 宜しくお願いいたします。
制作ではなく、企画の者なんですが まあ、日々クリエイティブ・ワークに付き合っていますので 横から見ていて私が感じたこと。 質問:1 コンテスト、ってのは主催業界や主催団体の プロパガンダでもあるわけだ。 広告屋なんて1世紀前はチンドン屋だったんだから 元来、社会的に身分が低い業種だったわけですよ。 広告代理店ってのが社会的な立場を確立したのは ほとんど電通の努力。 例えばADC(アート・ディレクターズ・クラブ)賞が 頑張ったAD(アート・ディレクター)に賞をあげるコトで ADという存在を世間に知らしめ スターADの育成に成功すれば、ADが憧れの業種になったりする。 朝日新聞広告賞は新聞広告そのものの権威付け機能でもある。 インターネットのバナー広告だって、いすれヤフーなんかが ヤフー・バナー・オブ・ジ・イヤーなんてやりだしたら バナー広告も偉くなったもんだな、と世間は思うわけだ。 例えばアカデミー賞がハリウッドの映画業界に貢献したモノを 内輪で讃えたのが発足なのと同じで 基本的には主催業界や主催団体の発展に貢献したモノが選ばれる。 まあ、その基準は審査員によってマチマチなのかも知れませんが。 質問:2 いかにも美大的であろうが、そうでなかろうが 業務上で評価される広告は「売上に貢献した広告」です。 まあ、ブランド広告の場合は「企業イメージUPの貢献」だったり ビミョーに違いはありますが。 要するに学生レベルと違うのは、広告は商業活動の一環だと いうコトでしょう。 だから例え美大生たちが「この広告スゲーぜ!」などと賛美しても 広告された商品なりサービスなりが 想定されたターゲットの間で売れなきゃイミがない。 主婦向けの商品の広告を、美大生たちが感動しても 主婦の間で評判にならなきゃ意味がない、と そーゆーこと。 だから、別に美大出身であろうがなかろうが関係ないよ。 デザイナー志望の人は美大出身の方が就職しやすいだけじゃない? 大切なのは、どんなにプロとして年輪を重ねても 消費者としての自分の視点を忘れないコト あるいは広告ターゲットとなる消費者の気持ちを 理解する努力を続けるコト、業界ズレしないコトだと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。お返事が遅くなってしまい。大変申し訳ございません。 私は常日頃から多角的物事を見るように心がけているのですが、今回質問して改めていろいろな見方があるのだなーと思い知らされました。(決して皮肉ではありません。)特に「質問:1」は広告業界の歴史の授業のようで、興味深い内容で勉強になりました。 これからも、何かと質問するとがあると思います。(質問してばっかりで答えたことが1回しかないんです。^^;)その時は、是非宜しくお願いいたします。
- tesshin
- ベストアンサー率33% (36/109)
はじめまして。鐵 心と申します。今後とも宜しくお願い致します。 さて、 質問1について、 コンテスト用の広告と消費者向けの広告とは違うと言う事です。 そのために「どこがいいのだろう?」と思って当然です。実際、コンテストに入選させることを目的として作る広告は、入選基準、どの様な人達が審査員になっているのか、その時の流行、今までの入選作などを調べ上げて、それ用に作り上げます。そのために、コンテストに入選した広告をそのまま消費者に向けて発信しても、消費者が理解不可能な状態となり、全く意味を成しません。 質問2について、 美大生って感じの考え方は本当の広告を作る時には必要としません。何よりも、どれだけ消費者の目・立場になってクライアント、商品を見る事が出来るかです。広告と言うのは人とのコミュニケーションであり、「ひと」が原点です。今広告のレベルが落ちてきているような気がして仕方がありません。どなたも今の広告を見て商品を買おうとは思わないのではないでしょうか。それは「ひと」を無視しているからです。広告をやる限り「ひと」を忘れてはいけません。 広告は作っている人が表に出てくる必要はありません。著名なアートディレクターだからといって本当に効果が出る広告が作れるかはわかりません。それよりも常に自分自身を失わず、「ひと」をよく研究することです。 広告業界はアメーバーのようなもので何が本物なのか分からない業界です。 人の意見や作品、流行などに流されずに、しっかりと自分の足元を見つめて 動くようにして下さい。 変なアドバイスの形になって申し訳ありません。ご自分の人生・道です。 大切になさってください。失礼を致します。
お礼
ご回答ありがとうございます。お返事が遅くなってしまい大変申し訳ありません。皆さんにご回答いたおかげで、わだかまりがとれました。専門家の方のご意見とても勉強になりました。 自分自身を見つめなおし、これから精進しようと思います。どうもありがとうございました。
デザインの仕事をしている者です。 私の個人的な意見として読んで下さい。質問1は、審査員の好みに左右されると思いますよ。 コンテストのレベル、審査員のレベルにもよると思いますが、違う畑の人が見た場合は特に、それが顕著になるのではないでしょうか。 しかし、その筋の人が見れば、おのずと良し悪しはわかるし、同じようなレベルのものなら(または多少レベルは落ちても)、そのコンテストのコンセプトにより適した方の作品が選ばれるでしょう。 確かに感覚の世界なので、絶対はないし、審査員が変われば、基準も異なることは否めません。時代によっても変化していきますから。 実際には広告等は客商売であり、デザイナーがいくらいいと思っているものを作っても、得意先(素人=デザイナーではない人)や上司の一言で、まったくセンスのないものに変えられてしまうことはしょっちゅうです。(私は今まさにそういう状態で、怒りにうち震えています) 私もデザインの仕事をしていますが、美大は出てないし、デザインの学校には行っていません。仕事をしながら、覚えていきました。レベル的にはまだまだですが、信じるのはそのときの自分の感性しかないと思っています。 美大やデザイン学校出てても就職できなかったり、仕事にならない連中はゴマンといるので、ビビる必要はないと思いますよ。 たくさん『良いと言われる作品』『自分が良いと思う作品』を見比べて、勉強していくことです。頑張って下さい。
お礼
ご回答ありがとうございます。お返事が遅れてしまい大変申し訳ありません。皆さんにご回答していただいて、楽になったというか、蟠りがとれました。励みになりました。どうもありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 <ビビっている人はビビったクリエーションしか出来ません。これ、とても気に入りました。これからの教訓にします。 <感性を磨くのは「日常の中で」「生活の中で」ということは、専門学校でもいわれました。大事なんですねー。 街にでてなにか得ようと思って、きょろきょろしてます。 質問してほんとによかったです。ながながと、お付き合いいただき誠にありがとうございました。頑張ります。