福岡伸一の本について
福岡伸一の「生物と無生物の間」と「動的平衡1」を読みました。とても面白いと思います。
この本が言っていることは、シンプルに言うと、私たちは色々な食料を口にしているが、肉だろうと野菜だろうと、結局は、私たちがその種類を区別できなくなるようなレベル、すなわち「アミノ酸」のレベルにまで消化・分解され、改めて、様々な細胞に再構築されていく。という事。
(大体、あってますかね?)
つまり、人体が「レゴブロック」で構築された「お城」だとすると、屋根も塀も柱も石垣も分解すると同じ「ブロック片」で出来ており、調達時はブロックで出来た「車」だったり「馬」だったりしても、消化によって、一旦、ブロックを全てバラバラにするので何にでも再構築できるという話だと思います。
しかし、ミステリアスなのはここからで、福岡氏の説明では、そのように再構築する指示を「誰も出していない」というところです。
脳が、アミノ酸から、各部位の細胞への変換の指令を出しているわけでもなく、又、各細胞のDNAに予め、どのアミノ酸がどの細胞になるかがプログラミングされているわけでもない。それぞれのアミノ酸は、周囲の環境に応じて「空気を読む」かのように自らがなるべき細胞になるのです。
これは、一体どういう事なのでしょうか?。
なぜ、指示がないのに細胞は自然に生命を形作るように変貌していくのでしょうか?。受精卵にはどうしてそういう推進力があるのでしょうか?。
(或いは、「それは誰にもわからない」という理解でしょうか?)
補足
回答ありがとうござうます。オートファギーですか~調べてみます^^