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保存液として「食品用アルコール製剤」を用いた甲殻類の液浸標本に多数の付着物が出現してしまいます。
保存液として、試しに「食品用アルコール製剤」なるものを用いた 甲殻類の液浸標本に直径50μmほどの結晶(ウニ)のような付着物が多数出現してしまいます。 原因は保存液にあると睨んでいますが...。 どなたかこの原因と対処法がお分かりの方はいらっしゃいませんか? ご教授、よろしくお願い致します。 ちなみに保存液の成分及び重量(%)は、 エタノール:68.02%、クエン酸三ナトリウム:0.02%、 クエン酸:0.01%、精製水・その他:31.95%です。
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エタノールが豊富ですので、細菌ではないかも知れませんね。 おそらく標本の殻に由来する成分が結晶化したか、その他と書かれたものの中に結晶化する成分が含まれているとかだと思います。 その他というのは恐らく微量成分であり、ほぼ精製水でしょうから、前者による結晶が一番怪しいですね。 タンパク質の変質とか・・・。 ちなみに標本に普通使うのはアルコールかホルマリンですね。 無水エタノールなら薬局で特に問題もなく買えますから、そちらを使ったほうが良いでしょうね。 エタノールだと植物などの場合、色が変わってしまうのでもしかしたら変色するかも知れないですね・・・。 無水エタノールでもダメなら、炭素数の大きいアルコールを使うとか工夫しないとだめそうですね。 ホルマリンはドラフトがないと危険なので、お勧めいたしません。 写真があると助かりますが・・・。 あと具体的な商品名や、標本にしたい生物名などものちの回答の参考になるかも知れません。
お礼
baieru 様 ご回答ありがとうございます。 具体的な商品名はアマノールで、 標本にしたい生物名は小型甲殻類のヨコエビ類です。 写真は用意できなくて申し訳ないのですが、 結晶はウニ類のガンガゼのような形状で、白いです。 標本はアマノール保存する前に、 10%ホルマリンで固定しているのですが、 これも原因の1つと考えられそうですね。