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道路新設のために一部を売却した土地の分筆登記について
40年も前のことになりますが、祖父の所有する土地に市が道路を新設するために土地の一部(面積=約15000m2のほぼ中央部2000m2)を売却しました。 この土地の固定資産税を確認しても、公衆用道路として2000m2分は課税されていません。 今回、この土地の一部を譲ってほしいとの打診を受けて調べると、登記上は市道の件は一切記載されておらず、15000m2の筆のままになっています。 私の地域はまだ国土調査は10年も先のことだろうとのことで、今回の売買を行なうためには確定測量が必要になります。 土地家屋調査士に概算見積を確認すると約150万円程度とのこと。 「ちなみに、市道部分が確定していれば、半分以下で済みます。」と云われました。 元々の地目は「原野」で地価もそんなには高くない土地で150万円もの分筆費用は、買い手も当方も出せません。 そこで、確認したいのは、40年前に市が道路設置を行なった時点で分筆登記する義務はなかったのか? また、今からでも市に分筆登記を迫ることはできないのか? 私個人の意見として、個人財産を目減りさせるような市の振る舞いには納得いきません。 ちなみに、当時の売買契約書を探しましたが、見つからず、詳しい売買の経緯は判らないままです。 登記・行政・法律に詳しい方、アドバイスお願いします。
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用地は寄付でなく譲渡されたことは間違いないでしょうか? そうであれば費用負担は原則として役所側ですので、分筆・移転ともに登記申請でなく役所が嘱託登記すべき事例と思われます。 もし寄付であれば負担原則が少々異なりますが、いずれにせよ用途・占有状況に反して登記事項がそのまま放置されることは通常ありえず、明らかな役所の瑕疵と見受けられます。 4、50年前の公共用地買収などたまにこういうケースをニュースなどで耳にします。(たいていは誤課税を伴っています。そうでない事例が表面化していないだけで多く隠れているのかも知れません) 原因はほとんどが処理ミスでしょうが、相続人確定や境界上の問題などで滞っている場合もあります。まずは経過を役所に問い合わせて、早急に対応を求めましょう。 課税台帳側に現況記録が継承されているあたり、何らかの特殊な理由があったか、事なかれで放置されていたのか、引継ぎが途切れていたのか、少し勘ぐりたくなりますが、あまり追求せずに「とにかく早く済ませてくれれば穏便にしてあげます」の態度に出ればスムーズに事が運ぶかもしれません。 事実究明を優先させるのも良いですが、面倒が増える割には実益がありませんので、あとは気持ちの問題です。(もちろん、下手に出る必要など全く無く、もたつくようなら遠慮せず強気に出ましょう) なお、市道で無い場合は相手が異なりますが、基本は変わりません。
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- hazu01_01
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市としてはここであなたの協力が得られなければ、道路の所有権移転をするにあたって大きな障害になります。本来はあなたの意向の影響力が大きいのですが、市に予算がなければ、市もやりたくともできないことになります。 そういう意味では条例や予算を作る市会議員の影響は大きいです。 また、マスコミ等の影響も大きいです。今までも何度かマスコミ等で大きな問題になり全国的に未登記案件が集中的に解消されたことがありました。 たぶん、今も年間でいくらかの予算が存在する地方公共団体が多いと思います。あなたの市のそういう予算を活用できる状況をつくることです。 なお、公共団体でも自分で測量はできないので、このような測量・分筆登記が必要なものは土地家屋調査士に依頼するので、あなたの知っている土地家屋調査士にあなたの市で公共測量をしているかどうか教えてもらったらどうでしょうか。いくらかでも公共測量をおこなっている場合には土地家屋調査士を通じて市に働きかけるのもありかと思います。
お礼
回答ありがとうございました。 >全国的に未登記案件が集中的に解消 私の市では、そのようなことはなかったように思います。 基本的には、かなりルーズな気がしています。 尤も、「公物(道路法に基づく道路等)は登記に優先する」の上に胡座をかいているだけのことなのでしょうが・・・・・ 市民の財産権を脅かしていることは紛れもない事実なので、しっかり対応していこうと思っています。 ありがとうございました。
- hazu01_01
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道路用地などの未登記案件はよくあります。 普通は道路を作る時に用地を買収し、分筆した上で所有権移転しますが、何かの理由で分筆されないで残ったのでしょう。 よくあるのが、所有権移転をする時には印鑑登録した印鑑と印鑑登録証明書が必要なのですが、どちらかが備わっていなかったという理由です。印鑑が似ているが、違っていたというわけです。 他には年度代わり時にもれてしまったとか、分筆する土地の隣接地権者と問題を抱えていた。などですね。 で、どうすればいいかですが、道路管理者に約40年前に売却した土地を分筆、所有権移転してほしいと要望しましょう。当然、土地の売却問題が生じているので速やかに実行してほしいと事情も説明することです。 未登記案件を処理するためには、必ずおじいさんの相続人の協力を得なければならないので、何らかの動きがあります。また、そのために必要な金額は道路管理者が持つことになります。 予算の許す限り、あなたの希望する状況になると思います。
お礼
ご回答ありがとうございました。 >予算の許す限り、あなたの希望する状況になると思います。 役所に言ってみます。 が、「予算の許す限り」というのが問題になりそうですね。 前の回答者の方にも云ったように、市はあまりに多くの未登記物件を抱えているようです。 原因は、おそらく地籍確定費用を惜しんでの事ではないかと・・・・ 私が個人として、市に「登記義務はそちらにあるので、速やかに分筆登記してください。」と云っても無視されそうな気がしていますが・・・・ 議員とか、コネを捜さないといけないのでしょうか?
お礼
早速の回答ありがとうございます。 「登記の義務は、先方にあって当方にはない」ということでよろしいでしょうか? issakuさんの指摘では、通常ありえないことのようですが、私の地域ではごくあたりまえのようになっています。 先般も、私が勤める会社で占有地(借地)の払い下げを申請したのですが、市はこの土地を登記しておらず、登記費用(確定測量含む)までも会社が負担させられました。 市は、国土調査まで全く動く気配がなく民間が泣きを見ているのが実態です。 ところで、基本の質問に戻りますが、「寄付」ではありません。 売買かどうかもはっきりとは定かではありません。 同時期に、ほぼ等しい面積の土地を取得しています。 登記原因には「売買」とありますが換地取引の可能性もあります。 祖父の土地を売ったお金で換地部分を買い取ったのか、そもそも換地取引であったのか・・・・・・ ただ、この代替地は祖父によってちゃんと登記はされています。 もっとも、確定測量までは行なってないとは思いますが・・・・・