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コンクリート強度について
マンションの外壁、スラブ等に使用されているコンクリートの強度は築40年経過でどの程度減少するものなのでしょうか?
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大変難しい問題です。正確に知ることは殆ど不可能に近いと考えられます。 1.条件さえ整えばコンクリートの強度は永久に増加し続けるものと考えられます。40年程度であれば、一定の条件下では起こりうる現象です。 2.建造された時点でのコンクリートの強度は、施工により大きく左右されます。設計時に要求された強度に対して建造物の現時点での強度が問題にされるべきものと考えられます。 3.コンクリートの表面が外気に触れる状態であれば、劣化が進行します。乾湿を繰返す状態にあれば進行が加速されます。海岸線の近くなどでの塩分の補給も劣化を促進させます。 4.一般的にマンションの外壁の場合、特別に良好な維持管理がなされない場合は、劣化が進行していると考えられます。劣化の進行の程度により強度の減少は異なります。明瞭なひび割れの存在、剥離による鉄筋の露出など、見た目にも「傷んでいる」という状態が見られない場合、いくらか劣化の進行した表面の数センチを別にすれば、心配するほどの強度の低下は無いものと考えて良いと思います。スラブについては、外壁より劣化に対する環境は穏やかであると考えられます。
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- shota_TK
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コンクリート用の防食材料の研究をしてる者です. コンクリートそのものについてはあまり詳しくありませんが・・・ 築40年での強度低下は,20~90%程度という感じだと思います. つまり,初期強度の10%~80%の強度を保持していると思います. 幅が広い理由は,建築物の立地条件(海辺とか,寒冷地とか)や 防食処理の有無などで,劣化の程度が大きく違うからです. また,表面のごく近傍の強度低下と,中の方の強度低下は全く違うと思います. さらに,構造としての強度を考えた場合,鉄筋の強度が重要になりますので, 話はさらに複雑になりますね. 取り急ぎ,そんなところです. コンクリートに詳しい方の回答を待ってみて下さい.
お礼
どうもありがとうございます。m(_ _)m 一概には言えないのですね。参考に致します。