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料理店でのトラブル

友人と4人で行ったアジア料理店でのトラブルです。私は週替わりランチ(料理の内容の明示なし)を注文し、友人の一人はある単品を注文しました。店員が点心と料理を一皿持ってきて「ランチの点心です」と言ったので私が「はい」と手を挙げると店員はその2品を私の前に置きました。私はてっきりランチの料理と思って食べてしまった(周りも気づかず)のですが、後でその料理が友人の頼んだ単品料理だったことが分かりました(店員は単品料理も手を挙げた私の注文だと早合点したのでしょう)。一同仰天です。別の店員にそれを伝えると、店側の配慮でもう一皿余分に作り直してくれ(追加分の料金はとらず)事なきを得ましたが、友人の間で店側と私のどちらに問題があったかの議論になりました。多少法律に詳しい友人が「店は注文された品物を作ってテーブルに運んだ時点で義務を果たしていて店側の問題ではない(=私が頼んでいない一品料理の料金も払うべき)」と主張しましたが、何だか納得できませんでした。注文されたものを注文した人に間違いなく提供して初めて店側の義務が果たされると私は思います。店員は一品一品について誰が注文したのかを確認するべきではないでしょうか。間違いがないか注意する義務はサービスを提供する店側が負うべきと思います。仮に客側が神経質にならなければいけないとしたら、誰が何を注文したのか各人が把握をしていなければならないことになりますよね(今回の場合は、目の前に置かれた料理がランチセットの一品なのかこちらから店員に確認する必要が生ずる?)。今日の私もそうでしたが、誰が何を頼んだかなどよく把握していませんでしたし、誰でも目の前に出されたら自分の料理だと思って確認などせず手をつけてしまうのではないでしょうか。法的にはどう判断されるのか(店と私のどちらのミスか)、教えてください。よろしくお願いします。

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回答No.2

 基本的にschirenさんのお考えで正しいかと思います。 法律的にいうと、契約の履行が「適切に」なされて初めて履行完了を主張できるわけですから。  民法を解釈する大前提として「権利の行使や義務の履行は信義誠実の原則に反してはならない」ということがあります。(同法1条の2)  形だけ履行しても相手方にその利益が正しく与えられなければ意味がないということですね。民法の条文はもちろん、他の法令を解釈する場合にもこの原則が準用される場合があります。  私法(主に私人間の関係を規定する法律)の分野においては特に、常識と法律のマッチングが重要とされますから、常識に照らしておかしければ法律上も何らかの問題があるだろうとある程度推測できるものです。  おっしゃるとおり店員の側には、運んできた料理を注文者に正しく配分するための一定の注意義務があったといってよいでしょう。皿を置く際に、各々の料理について注文者を確認すべきですね。  ご質問の件においては店員の注意程度はこの義務を十分満たしていませんから、「瑕疵ある履行」ですね。  但し当然ながら客の側の一方的な勘違いまでは店側の責任ではありません。こうした責任の線引きは一般的な「予測可能性」により判断されます。 そうした間違いの起こる可能性をどの程度債務者(店側)が予測できたかということです。実際その店員が予測したかどうかとは別に、一般人に当然期待しうる程度の注意を怠ったのであれば、債務者はその結果について責めを負うことになります。また店員という業務遂行に要求される注意は、その立場を考慮した上で一般的な注意程度に上乗せして解釈されることもありえます。  客側の勘違いがあっても、それが店員の不注意に起因するものであれば店側の責任となります。客側に全員の注文を把握しておけというのは一般的に当然な注意の要求とはいえませんよね。  この件では店側は適切に対処したと思います。schirenさんが食べてしまった分についても代金はもともと取れませんから。 ちょっと厳密に言うと、食べている途中で間違いに気づいた場合には、その時点から残りの部分を食べてしまうと、その残りの部分については「不当利得」にあたります(あくまで法文上は、です)。まあ飲食物ですから店側もどうぞ食べて下さいとしかいいようがないでしょうけど。こうした規定も前述した「信義誠実の原則」から来るものです。人のミスにつけ込んで得をしようとするのはこれに反するからですね。  納得いただけましたでしょうか。    

schiren
質問者

お礼

法的な観点から詳しく解説していただきありがとうございました。 私の考えを肯定的に支持していただけたようで、安心しました。 テレビの法律をテーマにしたバラエティ番組を見ていると、常識的な考えが通用せず法的判断の意外さに驚かされることも多いですから、自分の考えに確信は持てずにいたんですよね(友人の主張も確固たるものでしたし)。 その番組でやっていた、多少違ったケースを参考までに。 ある芸能人がスタッフと鍋を食べに行ったときのこと。 一番安い鶏鍋を注文したところ、店側が間違えてカニ鍋を持ってきました。 一同は得したと思い、店の間違いを承知でカニ鍋を食べ、清算の際には伝票の鶏鍋の料金を支払うと主張しました。 しかし店側は、実際食べたカニ鍋の料金を請求したのです。 果たしてどちらの主張が正しいのでしょうか。 判定の結果は、(4人の弁護士が一致して)カニ鍋の料金を支払わなければならないというものでした。 客側が明らかに間違いに気づいた上で、それをよしとして食べてしまっているわけですから、そこで料理の提供の契約変更が行われたと考えられるということでした。 この例から考えてみても、今回の私のケースでは間違いに気づいていないこと、更には余程注意を払って気を回さない限りその間違いに気づき難い事例であることから、こちらには非がなかったと考えてもいいかな、と思いました。

その他の回答 (3)

  • 8585
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回答No.4

すみません。前文の付けたしです。 店は、料理を提供した後、伝票をチェックしなければならないと思います。(私が働いたところはそうでした。) なので、カニ鍋の件では、やはり店に責任があるでしょう。 しかし、伝票チェックが、法で義務付けられていれば、店に非があると言えるのですが・・・ 法律ってそんなもの・・・・・。 あとは、その店にお客様が、また来るかどうか、ですけれどもね!法で勝っても、店がつぶれてはどうしようもないですから。

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回答No.3

カラオケ店でバイトしていた時のことです。 お客様から、料理を注文されて、間違った料理を提供してしまいました。 すぐに、お客様から指摘があり、料理を下げました。 店長からは、下げた料理は捨てるよう言われました。 ほかのお客様に、一度出してしまった料理をお出しするのは失礼だからです。 店長は、一度お客様のテーブルに出したものが、間違っていたとしたら、店側の責任だと言っていました。 たとえ、お客様が気づいていて、召し上がったとしても。 法的には、カニ鍋を食べたのだから、その分の料金を・・・というのかもしれませんが。 料金と料理という点だけで考えれば、確かにそれはそれで最もだと思います。(理屈では)  しかし、店側としては、お客様に気持ちよく利用していただきたいので、そのあたりを配慮しているのだと思います。 逆に、他のお客様に間違えて出されていたものが、自分のテーブルに来たら、嫌な思いをしますよね。 店としても、お客様が責任を感じてしまっては、申し訳ないと思っております。お客様には、得した!!と思ってもらったほうが、店としても嬉しいのです。 ゆえに、そのようなお客様への配慮というココロの点から、店側の責任となると思います。 schirenさんの場合には、店からの配慮があるので、責任の追及ではなく、素直に喜ぶのが良いと思います^^。 店員のミスで、間違えたものを提供されたのにも関わらず、本来注文したものより高い金額を請求されたのならば、法的には認められても、その店に足を運ぶお客様は減ることでしょう。

schiren
質問者

お礼

お答えいただきありがとうございます。 良心的なお店に勤められていたようですね。 やはりサービス業である店側にはサービスの精神を大切にしてほしいものだと思います。

noname#169117
noname#169117
回答No.1

まず、文節で区切ってください とても読めたものではありません ご質問の件ですが、そんなことは考えたこともありません 商品を説明するのは店の責任です 受注したものを最良の状態で発注者に引渡し、客が満足するのを確認してその使命を果たすのではないでしょうか 似たような経験がありますが、追加料金は支払いませんでした レジで「頼んでいない」    「セットメニューだろ。ちゃんと説明しろ。」と一蹴しました。   ランチを頼んだのにワインが出てきたとか、明らかに間違いとわかる場合は別ですが、それとて、店の品位を疑いますね。

schiren
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 ご指摘のとおり、読みやすくする配慮を忘れていました。 これは私のミスでしたね。(汗) もし店側から追加料金を請求されていたら、私も抗議したと思います。 納得がいかないのに支払いはするなんて気分悪いですよね。 でも友人の一人からは「けちだ」とまで言われてしまって・・・。 そういう問題じゃないと思うんですけどね。

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