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使い勝手
確か、人間工学と言うのが有ったと思ったが デザイン優先で使い勝手が悪かったり、安全性に欠ける 物も見受けられる、突き詰めて言ったら、何処のメーカー の製品も似てくると思うのだが、今の所、そうでもない お年寄りにも使いやすい物を、お願いしたい物だが デジタル製品に限らなくてもいいですが 皆さんはどう思われますか、教えて下さい
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人間工学と言っても、人間は一種類ではないからです。 お年寄り(男女)、中年(実年)、若者、男性、女性、学生、子供。 その商品がどの年齢層の男女どちらをターゲットにした商品なのか、又は男女を問わずに開発した商品なのか、などによって千差万別に商品のデザインなどは変化します。 商品開発を手掛ける企業は、人間工学だけを基準にして商品をつくっている訳ではないのです。 若い女性をターゲットにした商品なら使い易さよりもお洒落や可愛らしさといったデザインが優先される場合も有ります。 子供をターゲットにした商品なら、価格の安さを優先したり、安全性が優先されたりもします。 お年寄りだけにターゲットを絞った商品なら、文字が大きい、ボタンが大きい、操作が簡単、持ち易い、軽いなどの人間工学概論に基づいた規格に近い物になる場合が多いと思います。 ただし、身障者の方向けの商品開発においては、最近では介助者や、さまざまな障害を持つ身障者の方達から多くの意見を取り入れて商品開発に結び付けられるようになりましたが、お年寄り向けの商品に付いては、まだまだ多くのお年寄りの生の声が商品に反映されていないのが現状だと思います。 よく在る間違った商品開発として、若い商品開発者や企画者がお年寄り対する固定観念やイメージなどを元に自分勝手な判断で「お年寄りはこうだから、お年寄りにはきっとこれが良いだろう」と考えてしまい、若者が勝手に想像したお年寄り向けの商品で、実はお年寄りにはとても使い難い商品が完成する場合が有ります。 この身障者向け商品と、お年寄り向け商品の現在の出来の違いは、身障者団体や身障者の家族や介助医療などの関係者が、ハンデの有る人の生活や安全性の向上、使い易さや介助負荷の軽減などの問題に熱心に取り組み声を大にして国や企業に働きかけて来た結果なのです。 現在のところ、全国お年寄り団体やお年寄り組合などと言うものは殆んど存在せず、「お年寄りは困っている、もっと年寄りの意見を聞いて、もっと考えて商品を造って欲しいなど」企業に呼びかける事がなかなか出来ないからでしょう。 分かり難い、使いにくい、危ないなど、商品に付いて気が付いた事や感じた事を、どんどん販売元の企業に投書したり電話やメールなどで意見を言ったり、注意したりして行けば少しずつかも知れませんが、良くなってくると思います。
お礼
返事有難うございます