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宇宙望遠鏡の赤外線カメラ
現在、宇宙望遠鏡に搭載されている赤外線カメラに関する英語の文章を読んでいます。 とても初歩的な質問だと思うのですが、いろいろ調べても分からなかったので教えてください。 私の認識では、赤外線カメラは「赤外線を観測できるカメラ」だと思っているのですが、いろいろ調べてみると「赤外線波長を使って高い感度で宇宙を観測する」という記述もありまして、分からなくなってしまいました。 赤外線カメラとは、 「赤外線を観測できるカメラ」それとも 「赤外線を使って観測するカメラ」それとも 「赤外線を使って赤外線を観測する」のですか?? 英語の原文の中で、 「XXは赤外線を観測できるので、ガスやチリを透かして奥の天体が見える」という表現がありまして、矛盾を感じています。 「XXは赤外線を使って観測しているので~」なら納得できるのですが。 是非、教えてください。よろしくお願いいたします。
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こんにちは 赤外線カメラは, 赤外線の波長域で物を見る事を言うのです. 一般的なことで言えば, 普通のカメラに『赤外線フイルム』を装着し, 曇った日に撮影しても, 可視光線域を利用していないために 目視できない遠方までが鮮明に写る特性があります. 赤外線とは熱線を含んでいますから, 宇宙の遠い熱源まで観測できるのです. 熱源と言うと不思議に思われるかもしれませんが, 毒蛇のニホンマムシなどは, 熱源:餌となる動物の体温で動物を見ているのです. ご質問の疑問に対する説明は以上の通りで, 『赤外線カメラ』も,基本的には同じ事です. お答え: >赤外線カメラとは、 >「赤外線を観測できるカメラ」それとも これも有る意味で正しいのですが, 厳密には以下の通りでしょう. 「赤外線波長域を使って,観測できるカメラ」 ご質問者さまの参考の一助になれば幸いです.
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- g-space
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赤外線カメラは、「赤外線に感度がある」カメラです。日常生活でみなさんが普通に使っているカメラは「可視光に感度がある」カメラです。 どちらのカメラも、機能は同じです。 赤外線(または可視光)の"強度"の"空間分布"を記録する。 ここでは、簡単に説明するためにデジタルカメラ(天体観測ではデジタルが主流です。そもそもデジタルカメラは天体観測からもたらされたものです・・・おっと、脱線・・・)に限定しましょう。それもモノクロです。 カメラには、赤外線(または可視光)を受け止める部分(検出器)があります。正方形や長方形の平板です。デジタルカメラではチップ(ピクセルの集まり)と呼んでいます。(赤外線の場合は、正しくは「アレイ」) 赤外線にしろ可視光にしろ、検出器のどこにどれだけの強度の"光"が来たかを記録します。チップ上の(x,y)という位置にFという"強度"の"光"が来たなら、(x,y,F)という一組の情報にまとめてコンピュータに記録します。そして、記録した"強度"をそれに対応する"輝度"に直して、ディスプレイ上の座標(x,y)に表示させます。必要なら印刷すればよろしい。 このようにして、赤外線(または可視光)の強度を「目に見える」ようにします。天文学であれば、空のどこからどれくらいの強さの赤外線(または可視光)がやってくるかが分かります。「赤外線で見る」と言っているのはこういうことです。 さて、これだけのことがわかれば、お悩みのうちの言葉に関する部分は解消することとおもいます。上に説明したことを踏まえた文であれば、どのような表記でも構いません。 後半の「ガスやチリを・・・」というのは、赤外線の特性を踏まえた言い方ですから、これも細かい文言よりも、カメラで受け止めて、という意味が通っていれば十分だと思います。
お礼
丁寧にご回答をいただきましてありがとうございます。 よく分かりました。
- SortaNerd
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「赤外線を使って観測」=「赤外線を観測」の意味です。 別に赤外線を発したりはしません。その辺の誤読でしょう。
お礼
そのとおりでした。 皆さんの回答を見て気づきました。 ありがとうございます。
>「XXは赤外線を観測できるので、ガスやチリを透かして奥の天体が見える」 問題ありません。 >「XXは赤外線を使って観測しているので~」 大差ありません。 日本語の使用に敏感になりすぎていると思います。 見ているのは赤外線で記録できる宇宙。赤方遷移している天体も赤外線でしか見られない惑星の気候。ガスや塵で散乱される可視光では見えない現象を観察します。
お礼
ご回答ありがとうございました。
- equinox2
- ベストアンサー率48% (321/660)
・観測したいのは「宇宙」 ・観測手段は、赤外線の波長を検出できるカメラを使用することで、 「宇宙のさまざまな場所から放出されている赤外線」を撮像する ・期待される効果は、「ガスやチリを透かして奥の天体が見える」ので 可視光で見えない「宇宙」が見える
お礼
ご回答ありがとうございました。
- -9L9-
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>「赤外線を観測できるカメラ」だと思っているのですが、いろいろ調べてみると「赤外線波長を使って高い感度で宇宙を観測する」という記述もありまして、 「赤外線を観測できるカメラ」はカメラの機能であり、「赤外線波長を使って高い感度で宇宙を観測する」は観測技術であって、関連する別のことを説明しています。これで何がわからなくなるのでしょうか。何がわからないのかがわかりません。そもそも赤外線が何か、どのような特徴があるのか理解していますか?理系の文を理解するには理系の素養が必要だと思いますが、質問からはその素養に疑問を感じます。 >「赤外線を観測できるカメラ」それとも「赤外線を使って観測するカメラ」 この文の違いは「使って」の有無ですが、そもそもその翻訳は正しいですか?原文はどうなっているのかわかりませんが、日本語として「使って」と訳すのが正しいのでしょうか。また、この「赤外線を使って」という言葉(日本語又は原文の英語)の意味をあなたはどのように解しているのでしょうか? 私にはどちらの文もたいした違いは無く、あなたの英文と日本語のボキャブラリーの問題のように思えます。 >英語の原文の中で、「XXは赤外線を観測できるので、ガスやチリを透かして奥の天体が見える」という表現がありまして、矛盾を感じています。 赤外線カメラの機能としてはこの表現で問題ないのですが、この文章のどこに矛盾を感じているのでしょうか。そもそも「英語の原文」といいながら日本語になっていますが、この翻訳は正しいといえるのですか? 疑問形の回答文になってしまいましたが、自問していただきたいことであって補足要求ということではありません。
お礼
ご回答ありがとうございました。
>「赤外線を使って赤外線を観測する」のですか?? 赤外線を使って宇宙を観測するのです。
お礼
ご回答ありがとうございました。
お礼
丁寧にご回答いただきましてありがとうございました。 よくわかりました。