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人体には塩化ナトリウムは必須なのでしょうか

人体と言わず、哺乳類なら似たり寄ったりだと思いますが、塩化ナトリウム、つまり、塩は絶対必要なのでしょうか。 私の父は「塩など摂らなくても生きていけるのではないか」と言っていますが、私は何か違うような気がします。しかし、多分に感覚的な見解であり、論拠がないので何とも言えません。 この辺り、いかがなものなのでしょうか。 また、機械化以前の農業や鉱山労働などの重労働に従事している場合、あるいは、窯業、製鉄業など高温環境下での労働に従事している場合ではどうでしょうか。 ネットで調べると、減塩に関する情報はたくさん出て来ますが、その逆となると意外に情報がありません。良い情報をお持ちの方、ぜひお教えください。

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  • ベストアンサー
  • albert8
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回答No.3

前の回答者さんも答えておられますが、ナトリウムがないと細胞の活動が停止し、死んでしまいます。 生物は太古の原始の海で発生、進化してきました。その代謝のエネルギーの元は電解質で全て海水から得ていたわけですが、その一つがナトリウムです。上陸を果たした生物は水や食物から必要な電解質を得ています。 詳しいことは省略しますが細胞を活動させるためには細胞内のナトリウムを細胞外へ汲み上げて膜電位を一定に保っておく必要があるのです。ナトリウムが無いとこの作業は出来ないので細胞は活動を停止します。 今でこそ海水の塩分濃度は3・4パーセントですが生命誕生当時の濃度は0・9パーセント、この塩分濃度は生理的食塩水、つまり我々生物の血液の塩分濃度と一緒です。

Takashi1970
質問者

お礼

やはりナトリウム無しは無理のようですね。 ありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.2

補足です。農業や鉱山労働などの重労働に従事している場合、あるいは、窯業、製鉄業など高温環境下での労働に従事している場合との事ですが、そのような労働形態で、体内のナトリウム排泄量が増加するような環境の場合には、通常よりも塩化ナトリウムが多めに必要となる事は推測できます。激しいスポーツや肉体労働を続けて行う場合や、窯業などの高温環境であれば大量の汗や代謝物が出てきます。高温環境の場合は、体温を下げる必要性から、老廃物の代謝という目的以上に、水分を体表面に出す目的で、ナトリウムイオンを用いて水を誘導しています。そのため、溶鉱炉などでは、補給用の塩が設置してある場合もあります。

回答No.1

ほ乳類でもそうですが、一般的な動物には塩化ナトリウムは必須かと思われます。元々、海から生まれた生き物が発展して現在の状態になっているといわれていますが、陸上生物でも、その名残からか、海中に豊富に存在する塩化ナトリウムを上手く使うことで、体内の各種の代謝活動や、ナトリウムイオンや塩素イオンを用いての電気系を活用した神経伝達を行うように、体のシステムが構築されています。 これらは、体内に一定の濃度がないときちんと働かないものですから、必ず存在しなければなりません。また、代謝により発生した不要物を体外に排出したり、移動させたりするために、ナトリウムイオンの濃度勾配を用いた形で行っているため、生きていれば必ずナトリウムは何らかの形で体外に排出されていきます。したがって、体内に一定量確保するためには、体外から供給されなければなりません。 逆に、例えば腎臓病などでナトリウムの排出が一般の人よりも極端に少ない場合は、同じ量の塩化ナトリウム供給を受ければ体内のナトリウム濃度が高くなり過ぎて様々な影響が出て来るため、塩分を制限することが必要になります。その場合でも、汗などとして必ず少量の塩化ナトリウムは排出されていきますので、その分だけ、補給することは必要になってきます。

Takashi1970
質問者

お礼

やはりナトリウム無しは無理のようですね。 ありがとうございました。

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