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単位 あたり 正しい表現?
単位体積あたり 単位面積あたり 単位時間あたり これらの表記は正しいものでしょうか? 単位体積において とか 体積あたりで と言う表記なら正しいと思うのですが、重複している気がするのです。 東北自動車道にあった「最高30万円以下の罰金」は間違いと言う意見があったのですが(http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4858046.html)、 この「単位~あたり」は大学の物理の教科書などにも使われている表現です。市民権は得ているのかもしれませんが、違和感があります。 よろしくお願いいたします。
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No.5、No6.です 4月に始まり6月につづき既に秋9月ですね、お久しぶりです。 再度のお尋ね: 「単位面積」や「単位体積」を規定せずに 単位面積あたり・・・・という表現は無効ということでしょうか? いわゆる専門書を私も読みますが、その辺を規定せずに書いてあるものを良く見かけます。 一般書や新聞ならなおさらです。 について。 確かに日常的に見かけます。 会話の場合は、「単位面積当たり何人?」と聞かれたら、 「平方キロでいいかい?」と確認してから答えるか、 「1平方キロ当たり336人だよ」という具合に答えるなど、単位の大きさを(脳内で)認識します。 どうでもよい会話ではもちろん「336人」とのみ答えることもありますが。 新聞や小説など印刷物相手の場合は、話題によって常識的に1平方キロだなと解釈します。 示されている数値によっては、「あ!これは1平米だろう」と考え直すこともあります。 米の話題で単位重量当りの価格の推移などならば、kg?ton?などと数字を確認したりもします。 会話でも、印刷物でも、TV・ラジオの一方的メディアでも、話題によって常識的に判断 できる場合は数値を省いているのでしょうね。それで社会的には許容されています。 特に日常会話や小説では、都度都度きちんと言ったり書いたりすると互いに煩わしいですから。 そもそもが、単位xxなる用語法は、生活用語ではなく文明の発展に伴い生活用語に入り込んで きたわけですから、語の持つ本来的な厳密性や科学的価値など知る機会も必要もないわけでした。 日常の必要に迫られた範囲内で便宜的に解釈され浸透してきたものです。 江戸時代はもとより昔から、職人の工賃・荷物の運送代・米の穫れ高・etc.と各種単位が ありましたが、生活や実務の必要から発生したもので、特定の業務を扱う役人や一部の学者を 除いた人たちには、単位の概念として普及するに至っていなかったと推測します。 むしろ数量詞的な意味合いだったのだと思います。 小説の類はともかく、きちんとした文面では、前段か文中ないし注で単位のディメンジョンを明記 した上で、単位面積、単位体積などの語を使っています。 すなわち貴方の理解、 「単位面積を平方キロとすると・・・・」という文言が必要なのですね。 先に単位体積や単位面積を規定しておけば、単位体積あたりという言葉に意味をなす と思います。納得です。 で正解です、学問的な精密さはここではさて置いて。 また、学術分野では予め“単位xxとは何か”が定義されていて前提となっているものもあります。 各種業界で実用上無条件に通用するものもありますし、 生活の慣用で定着したものもあります。 例:数学 「単位円は原点を中心とした半径1の円のことである。」 他・・・事前の定義。 建築 「建築費は10万強だ」「ん、坪35万弱か」・・・m2当たり10万円強。単位面積は1m2。 生活 「グラム800円の牛肉」・・・100g。単位重量は100グラム。 *有効か無効かとの問いに対して: 実生活上有効です、但し国民の常識か、話者同士の知的水準が同じ場合です。 *前回「“面積あたり”という表現は内容のない表現です。」と書きましたがやや乱暴でした。 “何かの広さに関わることだな”と理解されますが、主題の提示以上の内容を持たないので、 この表現になりました。
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- yanhua
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No.6です 再々のご丁寧なお礼=応答恐れ入ります。 このようなキャッチボールは歓迎です。 互いに素直に丁寧にが大切ですが、その典型でしょう・。 最後に: いくらかの曖昧さや混乱や、さらに誤解ではなく誤認が生じる原因は、 ・国語としての慣用 ・科学の立場 ・管理(会社や役所)の必要 加えてこれらの無意識な混同ではないでしょうか。 日常どのような表現を使うかは人それぞれの知識と習慣と感性によるわけですが、 前記3つのそれぞれの意味するところは理解しておきたいものです。 この件は好例であって、何事につけ小生も日頃から留意しております。 永らくありがとうございました。
お礼
ご丁寧に指導を戴きました。 こちらこそ有難うございました。
- yanhua
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No.5です。 補足があればと言いながら、長期に不在でしたので失礼しました。 念のため補足いたします。 補足によると、 「a 単位時間で5m という表現と b 時間当たり5m と言う表現は 一般に使われている表現c 即ち 単位時間当たり5m となんら(内容が?)変わらない。 よって、 表現cは正しい日本語ではないと思う」 とのことです。 先ず、“aもbもcも表現(内容?)が変わらないから、cの表現は正しくない”というのは非論理的です。 それはさて置き、 貴主張から推察すると、 “単位”なる語の意味と用法に誤解か思い込みがあるのでは? “単位”が“あたり”という意味を含んでいるとお考えなのですよね。 確認しましょう。 1.まず第一に国語辞典です 大辞林 第二版 (三省堂) たんい ―ゐ 【単位】 (1)長さ・質量・時間など、ある量を数値で表す時、比較の基準となるように大きさを定めた量。 メートル・グラム・秒など。 (2)一つの集団・組織などを構成する基本的なひとまとまり。物を量ったり、数値で表したりする時に基準 としたひとまとまりの量。 「クラス―で行動する」「―面積当たり収量」 (3)高等学校・大学で、学習量を測る基準。普通、一週一時間、一年間続けて学習した時に一単位とする。 (4)〔仏〕 禅寺で、修行僧各自の座席。 → 上記に、“あたり”という意味は見られません。 -→ したがって、単位面積あたり で重複はありません。 2.次は百科事典です Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%98%E4%BD%8D 単位(たんい)とは、量を数値で表すための基準となる、約束された一定量のことである。約束ごとなので、同じ種類の量を表すのにも、社会や国により、また歴史的にも異なる多数の単位がある。 →“約束された一定量”“約束ごと”などの表現が登場します。 誰がどこで約束したか?上記URLから分りますが、 国際度量衡総会や日本工業規格などが関与しています。 → 物理量や計量単位が定義されています、これが“約束ごと”です(正確な説明は省きます)。 長さ、面積、体積、時間、速さ、加速度、躍度、質量、密度、他.......。 併せて、時・分・秒 、平方メートル・ヘクタール などが設定されています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%88%E9%87%8F%E5%8D%98%E4%BD%8D%E4%B8%80%E8%A6%A7 3.貴疑問について何が正しいか考えて見ましょう。 時間という語が煩雑さを招くので、例題として面積を使いましょう。 例:日本の人口密度 (1)単位面積を平方キロとすると 336人/平方キロ ヘクタールとすると 3.36人/ヘクタール 注:平方キロメートル=1,000,000平米 ヘクタール= 1/100 平方キロメートル →この面積の単位を明示するのが単位面積です。 (2)面積あたり336人 では意味を成しません。 面積を具体化せざるをえないので 336人/平方キロ 3.36人/ヘクタール →“面積あたり”という表現は内容のない表現です。 注:“時間あたり”という場合、“1時間あたり”の先入観が入っていませんか? 日本語:時間 時間・分・秒 英 語:time hour・minute・second 中国語:時間 少時・分・秒 日本語は概念の時間と単位量の時間が同じため要注意です。 4.東北自動車道の例は、法令に関連した警察の慣例による表記であり、 まともな日本語とは言えません。そのことを踏まえて解釈をすべき類のものです。 これは警察方言話法みたいなもので、一般国民向けにはまともな日本語で示すべきと思います。 もっとも、通じないことを承知の上で脅して注意喚起できれば警察の目的は果たせますが。 いずれにせよ単位の件とは問題が異なるでしょう。 *No3.の方が結論のみ端的に述べています。 科学の世界では専門用語とその定義は厳守です。 業界用語とおっしゃっていますが将にこのことです。
お礼
ご回答有難うございます。 よくわかりました。 「単位面積を平方キロとすると・・・・」という文言が必要なのですね。 先に単位体積や単位面積を規定しておけば、単位体積あたりという言葉に意味をなすと思います。納得です。 さらに伺いますが、 「単位面積」や「単位体積」を規定せずに 単位面積あたり・・・・という表現は無効ということでしょうか? いわゆる専門書を私も読みますが、その辺を規定せずに書いてあるものを良く見かけます。一般書や新聞ならなおさらです。 東北自動車道の例は、法令を確認してみたのですが、最高30万円以下の罰金という表現ではありませんでした。警察内部での慣例表記で変わってしまっていると言うことですね。 有難うございました。
- yanhua
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No.1~4各位の丁寧な回答通り正しい表現です。 george777さんは、 “単位OOあたり”の意味・用法は(常識的な範囲で)理解されているのだと思います。 用語に対する“違和感を拭えない”のが今回の質問の本質だと思いますが、その背景をいまひとつ把握できないので2点確認させてください。 1.質問文中の「~重複している気がするのです」の記述 ← 何が重複なのですか? 2.質問文中の「東北自動車道~」の引用 ← この質問との関係は? *補足説明くだされば知恵が出るかもしれません。
補足
なるほど、おっしゃるとおりわかりにくい説明となっていると思います。 補足説明をさせていただきますと、 1、「単位」という言葉と「あたり」と言う表現が重複している気がするのです。 たとえば 単位時間で5mという表現と 時間当たり5mと言う表現は 単位時間当たり5mという表現となんら変わらないと思うのです。 であるならば単位時間当たり5mという表現は一般的に使用されているものの正しい日本語ではないのではなかろうかと思った次第です。 そして違和感を感じるのです。 2、これについては巷で見かけるものの重複して誤った日本語があると言う例です。単位○○あたりというのも同様である可能性があり提示いたしました。 なお、細くおよびお礼が遅くなり大変失礼をいたしました。 1~4でご返答いただいた皆様にもここでお礼を申し上げます。 補足をお読みになり、更なるご教授をいただければ感涙の極みです。
- cyototu
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正しいどころか、そう表現しないと意味のない表現になってしまいます。例えば、体積1立方cmで重さ3gの物質は体積1リットルで3Kgあります。そこで、体積の単位を1立方cmで計ると決めておくと、単位体積当たりのこの物質は重さは3gですが、その単位を1リットルと決めておくと単位体積当たり3Kgになります。それを単に、体積当たり3gと言っても、それがどの体積の場合の重さだか分からないから、何を言っているのか意味をなさないわけです。実際、この物質が2立方cmあったとすると、6gになりますので、この体積当たり6gになってしまいます。また、アメリカのように体積を未だに立方フィートやガロンで計っている国では、この同じ物質でも1立方フィートや1ガロン当たりで、その値が全然違ってしまいます。ですから、物理学を論じるには先ず、どの単位で計るかを始めに宣言して、その単位当たりでの値を述べないことには支離滅裂になってしまいます。 余談ですが、数年前にアメリカが火星に探検車を送くろうとして、完全に失敗したことがあります。その原因を調べた結果、アメリカでは日常ではインチで長さの単位を計っているのですが、それをメートル法で1cmの長さの単位に変換するのを忘れたままロケットを送り出してしまい、本来1cm単位とした単位長さ当たりの値を使うべきだったのに、1インチ単位当たりの値を使ってしまい、その値がデタラメになってしまったことが原因であったことが分かりました。こんな馬鹿馬鹿しいし失敗は、普段から、単に長さ当たりいくつ、と言わずに、単位長さ当たりいくつという習慣をつけておき、今どの長さを単位として計っているのかを意識しておけば避けることが出来た筈ですが、それを怠っていたお陰で、数億円か数十億円か知れませんが、それを一瞬で失ってしまったのです。 また、例えば1立方cmを単位として「単位体積当たり3g」という言葉は、3(g/立方cm)、すなわち、物理の次元として g/立方cm = g:立方cm という数学の「比」を表す言葉です。したがってこの言葉を聞くと物理屋さんは立ち所に比としての数学的表現をイメージできます。ところが、「単位において」という表現にはそのような数学的記号の対応がつかないので、イメージがわき難くなります。 ですから、「単位~あたり」という表現は、合理的なばかりでなく、そうあるべきで、かつ自然な表現なのです。
最初の例では 科学と算数での英語表現per unit volumeの翻訳表現であり、 業界用語です。非専門家がが口を挟むことではありません。 あなたが言う下記表現は科学界によって受け入れられることはありません。 「単位体積において」と「体積あたりで」とは 後ろに数字+実単位が続くと、助詞があるせいで 文芸表現に近い感じになりますねえ。 要するに、通常は「/unit volume」とslashで書くことからわかるように ひとまとまりの語群なので助詞を挟みません。
- jun502
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学問の場合、前提条件を明確にする必要がありますので、「単位~あたり」は必要な表現だと思います。 例えば(変な問題ですが)、分速10m(10m/分)で移動する物体の時間当たりの移動距離はと聞かれた場合、質問者さんは時間の単位が「分」だから一分間あたりの移動距離として「10m」と考えられるかもしれませんが、「時間」と暗に言った場合、「1時間=60分」を示すこともありますので、ある人は「600m」と言う答えを導き出すかもしれません。 このように前提条件にあやふやな部分がありますと、学問として成り立ちませんので、「単位時間」当たりの移動距離はといった表現は必要だと考えられます。この場合は単位が「分」なので、出てくる答えは全員「10m」となります。 そういった意味で、学問的には必要な表現であり、重要な意味合いを持つ言葉だと捉えることができます。
- M_Sato
- ベストアンサー率54% (550/1003)
正しい表記であり、よく使われています。 たとえば「単位時間」というのはその測定の基準となる1単位すなわち1秒や1分や1時間などを指します。それを一般化した表現が「単位時間」です。 「あたり」は『大辞林』に 「(接尾)「一」または単位を表す語に付いて,「…につき」「…に対して」の意を表す。「一人あたり三枚ずつ配る」「一日あたりの生産高」「キロあたり八〇〇円」」 とあります。 従って、「単位時間あたり」は「1秒(あるいは1分、1時間)につき」という意味です。 「単位○○あたり」は『広辞苑』に以下のような記述例があります。 【磁化】(2)単位体積当りの磁気モーメント。 【仕事率】単位時間当りの仕事の量。単位はワット(W)または馬力。工率。 【畝引検見】江戸時代、検見法の一。単位面積当りの年貢額を一定にしておき(根取ねとり)、不作の際は、年貢の減免を面積を減ずることによって行うこと。 【多肥農業】単位面積当り、多くの肥料を投下して、できるだけ多くの収量をあげようとする農業生産方法。近郊農業などに特徴的。 【坪量】原紙の単位面積当りの質量。紙の厚薄を示す数値で、1平方メートル当りの重量をグラム数で表す。 【分極】(1)電場の中におかれた誘電体内の正負の電荷が分離し、表面に電荷が現れること。またはこのとき生じた単位体積当りの双極子モーメント。 【ヤング率】〔理〕(Young's modulus) 固体中の引張りまたは圧縮応力とその方向における歪み(単位長さ当りの伸びまたは縮み)との比。物質特有の定数。単位はパスカルまたはニュートン毎平方メートル。
お礼
度々のご回答有難うございます。 ようやく理解できました。 単位体積などを規定せずに「単位体積あたり」と使用する例に多く触れた為、「単位体積あたり」を「体積あたり」と同様の表現だと勘違いをしていたようです。 しかしやはり単位を規定せずに使用している例が多々あります。 「面積あたり」という言葉はたしかに「何かの広さに関わることだ」という意味もあるでしょうが、やはり「ある面積において」という意味もあると思います。 例としては 「面積あたりの生息数が増加する」「面積あたりの透過光が増加する」 などです。この様な表現ならどの単位かわからないが、密度が増加したんだなということがわかります。 しかし専門書でも、単位面積を規定せずに 「単位面積あたりの生息数が増加する」などと書いているのです。これが、表現が重複しているのでは?と思った原因です。 理解したつもりではありますので、近々質問を締め切らせていただきます。 もし何らかの補足がおありでしたら、質問を締め切ってしまいますと補足を伺うこともできませんので、念のため少し時間を置いてからの締め切りと致します。 半年ものお付き合い有難うございました!!