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ストレスによる免疫力の低下と自然淘汰
- ストレスによる免疫力の低下と自然淘汰について疑問があります。
- 逆境に耐え苦しみを我慢して頑張れる強い者こそ生き残る確率が高く、ストレスをバネにして逆に強くなるべきではないかと考えています。
- 勝ち組と負け組みの図式が自然に認められているのか疑問です。
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残念ながら、「平均寿命は、この100年間で2倍強に伸びたことになります。」という下の記事によると、生物学的には医療の未発達や栄養水準の低さは命を縮める原因になるようで、リッチな方が明らかにいいようです。もしも、短命である原因が精神力でカバーできるのなら、根性があったとされる昔の人のほうが長生きでしょう。 「ストレスで免疫力が低下する」のは多少はあるが、それはかなりの程度、医療でカバーできると思います。とくに感染症の場合、よい薬があることが多いですね。 女性の方が7歳も長生きなのも無視できません。女性は子供を育てる面で、より神経質である男性よりも柔軟で精神的に強いのかもしれません。 ただし、日本人の寿命が世界一なのは、ある程度質素な食生活にあるといわれますから、奔放にリッチであればいいということではないでしょう。また、自然淘汰ということでは、子供を多く残せるかどうかが特に問題なのであって、精神的に過敏であること、根性があることはプラスに働くことも多いかと思います。 http://www.research-soken.or.jp/reports/digit_arch/health01.html 平均寿命 -男女とも100年間で2倍長生き- 国民の平均寿命(0歳児の平均余命)は、明治初期の頃は、男女とも30年台にとどまっていました。これには、高齢者死亡率の高さのほか、医療の未発達や栄養水準の低さを背景にした乳幼児死亡率の高さが大きく影響していたと考えられます。 その後、平均寿命は少しずつ伸長し、20世紀はじめには、男女とも40年前後になります。それから第2次世界大戦の頃までの間に順調に伸び続けますが、終戦直後の時期は、社会的な混乱の影響等によりいったん短縮します。復興が軌道に乗るにつれて、平均寿命もすぐにもとの水準に回復し、1950年代から70年代にかけてかなり高い伸びを示します。80年代以降もゆるやかながら増加傾向を続けており、近年は男が77年、女が84年と、世界一の数字を達成しています。 平均寿命は、この100年間で2倍強に伸びたことになります。
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- ga111
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「ストレスで免疫力が低下する」という前提が正しいかどうかさえ、おそらく不明だと思います。これは免疫と精神医学がかなり独立した分野だからだと思います。さらに、これに進化論を加えて論じるのは、難しすぎるような気がします。想像としては面白いかもしれませんが。 http://www.anti-ageing.jp/show/d200602160001.html >その結果、ストレスを与えたマウスの方が、KLHを与えた時に起こる皮膚の炎症反応が強く起こっており、免疫反応が増強されていることが分かりました。以上の結果から、研究者らはマウスに短期間のストレスを与えると、その後のワクチン接種などに対する免疫力が強まるとしています。
お礼
私が拙速に理解したほどには、ストレスと免疫力の関係は明確でなさそうだと判りました。真摯で詳細なご回答に、遅れ馳せながら重ねて感謝申し上げます。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 自然淘汰を生き残ってきた我々に「ストレスで免疫力が低下する」という性質が備わっている。では、この性質は我々が種として生き残るためにどのように有利に働くのか?と疑問に思った訳です。 穴に落ちた/荒野を彷徨った/川で流された…運の悪いグループは苦しみのストレスの中、必死の抵抗の甲斐もなく、自動的に肉体が「脆弱化」して滅びることで、限られた生活資源を幸運なグループに譲り、結果的に種は存続する。そんな厳しい戦略を選ばざるを得なかったのか、と思うのです。 さて、ご紹介のグラフを見て、日本人の平均寿命の劇的な延びに驚きました。海外の日本食ブームの根元にも、日本人の寿命が世界一という評判があるのは確か。- ともかく、私たちは幸せですね。