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スポーツ中継での「○○選手がいたんでいます!」

テレビのスポーツ中継、特にサッカーでよく耳にします。 ピッチで選手が倒れてしばらく立ち上がれない時などに「○○選手がいたんでいます!」。 初めて聞いた時は、その時の実況アナウンサーの癖かな?と聞き流したのですが、 どうもサッカー中継では当たり前のように使われているようなのですが・・・ わたくしは「いたんでいる」といえば、「食品・建物などが傷んでいる」「死を悼んでいる」 まずこの二種類しか使わないのです。・・・そこで、  ◆怪我をしたひと(人間やその他生き物)を指して「○○さんが傷んでるよ」  ◆体のどこかを痛がっているひとを指して「○○さんが痛んでるみたい」 一般的にこういった使い方はされていますか?正しい日本語でしょうか? 特に「痛」という漢字に「~んでいる」をつけるなどは絶対に間違った日本語だ!と思っていたのですが、 ワープロソフトで「いたんでいる」を変換したら、「痛んでいる」もあっさり出てきてしまいました(^^; 正しい日本語と思ってよいのかどうかわからなくなってしまったので、質問させていただきます。 どうぞよろしくお願いいたします。

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回答No.7

ここでは2種類の違和感が混在していると思います。 1つ目は、 「痛む」は自動詞で自覚的概念を示すものであるにもかかわらず、アナウンサーが客観的表現として用いるから違和感があるのです。 2つ目は、 痛むのは彼の足、もしくは足の傷などが痛むのであって、彼の知覚そのものが痛むわけではないからです。 客観的には本来ならば「痛がっています」等としか言えない、あるいは言うべきではないのではないかと思います。 2つ目の違和感について別の例でいえば、おいしいと評判の料理を食べている人を描写して「彼はおいしいです」というような不自然さと共通する不自然さがあるということです。「おいしい」のは料理であって彼ではないわけですから。「彼はおいしそうに食べています」としか言えないでしょう。客観的には。 ただ、日本語として本来不自然な言い回しであっても、特定のコミュニティで繰り返し使用されるうちに定着することはよくあるので、この例ももしかするとスポーツ界では一般的表現なのかもしれません。その点はちょっと自信が有りません。

noname#5745
質問者

お礼

非常にわかりやすい解説をありがとうございます。 やはり、本来なら 「彼は痛がっています」「足を痛めたようです」のようにしか言えないはずなのですよね。 おかげ様で、だいぶ頭の中が整理されてきました。  >特定のコミュニティで繰り返し使用されるうちに定着することはよくある そのようですね(^^  今は非常に違和感を感じますが、次第に受け入れられていくのかもしれません。 そうなっても、せめて本来の「痛んで」「傷んで」の使い方は 自分の中できちんと整理して、忘れないでいたいと思います(^^ ご回答ありがとうございました。

noname#5745
質問者

補足

この場をお借りして、ご回答くださった皆様へ重ねてお礼申し上げます。 締め切るにあたり、すべての方にポイントを差し上げられないことを心苦しく思います。 ポイントの付かなかった方々のご回答・ご意見もみな参考になり、 個人的には頭の整理がついてすっきりいたしました。 本当にありがとうございました。

その他の回答 (6)

noname#236902
noname#236902
回答No.6

ワールドカップは殆ど見ていましたが、あまりサッカー中継は見ないので『○○選手が痛んでいる』という表現は聞いたことがありません。 もちろん、日常では使わないし、間違った使い方だと思います。違和感ありあり。 『傷が痛む』という言い方はしますね。 ただ、ここでは公共の電波で実況するアナウンサーが言っている点で、許されないことなのではないかと思います。ちゃんと教育してるのか? (もしくは本当に『サッカー用語』なのか?それなら問題ないのですが)

noname#5745
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 やはり日常では使いませんよね。 下で#2の回答者の方がおっしゃっていますが、他のスポーツの現場でも普通に使われているらしいので、 専門用語だと解釈すれば、それはそれで受け止められるのですが・・・。 そうだとしても、テレビでアナウンサーに言われてしまうと、ちょっと唐突に感じますよね。 どうもありがとうございました。

noname#3668
noname#3668
回答No.5

#1です。こちらこそお礼をありがとうございます。 ”人物につける”ですか!? 失礼しました・・・「痛んでいる」のみで回答してしまいました。 変です!おかしいです。 昨今流行りのなんでもかんでも短縮形が混じっているような気がします。 ワープロソフトで「痛んでいる」があっさり出てきてしまったのは やはり、「人物の”心や体の部位”」が前提にあってでの 変換だったのではないでしょうか?! 所詮、コンピューター物はプログラミングされていることしか、 出来ないですから、文章から踏まえて変換するのにも限界がありますし・・・ 生中継ですと、試合の運び方が早いとあせってついつい実況してしまうんでしょうね。 どこがどうなったのかは、とりあえず「○○選手が痛めています」 なんでしょうね。 変わった言い回しで古舘さんなんかが注目を浴びたので、 ここは一つ・・・というところからも来ているのかも・・・ 「○○選手が怪我をした模様です」 「足をおさえています、痛めたのでしょうか?!」位にして欲しいですよね。 この言い方もいつかは当たり前のように浸透して「正しい日本語」に なるのでしょうね。 そうなったら、私たちは「化石」と言われちゃいますね(笑)

noname#5745
質問者

お礼

パソコンもワープロソフトも便利ですが、あまり頼りすぎてもいけませんね。 今回あらためて辞書をひいてみて、恥ずかしながら「痛い」は「痛し」の口語変化なのだと初めて知りました。 「痛い」の項には「→痛し」としか載っていないのです(^^; 現在では、文語でも「痛し」なんてまず使われていませんよね・・・。 これと同じように、一般的に定着していくのかもしれませんね。 確かに”変わった言い回し”として気になるので、注目してしまいましたよ~! たびたびありがとうございました。

回答No.4

「痛んでる」の意味は#1の方の通りで、 心、または身体の一部の状態を表す語です。 体の一部(手、足、腰、etc.)が主語になるのは正しいですが、 「○○選手が」というように「人」が主語になるのはおかしいです。 また、「物」を主語にして「傷んでる」というと、別の意味になります。 「○○選手がいたんでる」といった場合、 「痛んでる」の誤用が一般化したものか、 または選手を「物」扱いして「傷んでる」いっているように思われます。 いずれは「痛んでる」の新しい用法として定着する可能性もあるでしょうが。

noname#5745
質問者

お礼

明解なご回答ありがとうございます。やはりおかしいですよね。   >または選手を「物」扱いして「傷んでる」いっているように思われます。 テレビで初めて聞いた時、まず「人が」+「痛んで」だとは思い浮かばず、「傷んで」なのだと思いました。 「負傷」という言葉もありますし・・・ 「そっ、そんな、選手を野菜みたいに言わなくても・・・」と思ったのです(^^; そもそも使っている本人がどちらの「いたんで」のつもりでいるのかはっきりしませんし、 もし今後定着してゆくのなら、どっちの漢字なのか・どういう意味なのか、 はっきり決めていただきたいと思いました。(?誰が決めるんだろ?(@@;) どうもありがとうございました。

noname#5798
noname#5798
回答No.3

わたしにとってもかなり違和感のある言い方ですね~。 平仮名の部分を読んで、どんな状況なのかさっぱりわかりませんでした。 これは文法的にはどういうことなのでしょうね~。学生時代さぼったから全然わからないんですけど。でもアナウンサーが選手の状況を遠くから表す時に、「○○選手が痛んでいます」とは言いがたいのではないですかねえ。 「○○選手は足が痛んでいるようです」とは言えても。 前者は少なくとも最近出てきた使い方でしょう。 自動詞他動詞、目的語あたりが関わってくるような気がしますが。 痛い。痛む。痛んでいる。うーん。 まあ「痛んでいる」という言葉は普通にありますよね。ただこの場合、問題は「○○選手が痛んでいます」というのが適切な使われ方かどうか、ということなのでよりわかりにくい話になってくるし、「痛んでいる」が辞書にあったから正しい、という話ではないと思います。 「足が痛んでいるようなので、今日は学校を休ませます」 これならわたしとしてはぎこちないなりに可、かなあ。 どなたか文法的に解説をして下さいm(__)m。 さっぱり回答になっていませんが、「正解!」となってしまうのが気持ち悪いので、違和感がある方に一票という意見表明をさせていただきます。

noname#5745
質問者

お礼

ご回答、および一票(^^ を、ありがとうございます。 そうですよね、遠くから見ているのでわからない、というのもあると思います。 特にサッカーではよく、わざと倒れたり・ものすごく痛いふりをしたり、ということがあるので、実況アナウンサーの気持ちとして 「負傷したかもしれない・痛がっているように見える・しかし本当かどうかわからない」って意味を全部ひっくるめて 「いた(傷+痛)んでます!」って感じかなぁ、と想像すると、なかなかうまい表現かも・・・とも思うのです。 負傷したとも痛がっているとも断言せずに、なんとなくぼかしているようで・・・。 わたくしの頭の中もちょっと混乱していました。  >自動詞他動詞、目的語あたりが関わってくるような気がしますが。 そうですね(^^; そうなんです。他人の様子を表すのにどうか?ということなのですね。 整理していただいたこと、感謝いたします。 どうもありがとうございました。

noname#21343
noname#21343
回答No.2

 ニュアンスとしてはNo1さんもご回答の通り  「体の一部分を『痛めている』」--という感じで良いと思います。  サッカー以外にも、ラグビーやアメフトなど、接触を伴うスポーツでは、放送だけでなく現場でも、ごく普通に使われる用語です。ただ、「日本語として」正しいかどうかは自信がありません。  ちなみに私のPCは IME2000 ですが、ちゃんと説明が出てきました。 痛んでいる=痛苦。「腰が痛む、心が痛む」 悼んでいる=哀悼。「故人を悼む」 傷んでいる=損傷、腐敗。「傷んだ魚、風雨で家が傷む」

noname#5745
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。   >ラグビーやアメフトなど、接触を伴うスポーツでは、放送だけでなく現場でも、 そうなのですかぁ!存じ上げませんでした。 プロ野球中継では、デッドボールを受けた選手を指して言うのを聞いたことがありましたが。 ラグビーやアメフトは正月くらいしかテレビで放映されないので、あまり観る機会がありませんでした(^^; 現場でも使うということは、スポーツ界では一般化しつつある(もしくは、既に一般的になっている)のかもしれませんね。 もし正しい日本語でないとしても、業界用語のひとつと思えば、納得できます。 参考になりました。ありがとうございます。 あ、わたくしのパソコンもIMEで、2002です。確かに、解説は出てくるのです。 でも、他人の様子を言うのに使えるかどうかまではわからなかったので・・・ ご丁寧にありがとうございました。m(_ _)m

noname#3668
noname#3668
回答No.1

傷んでいる・・・物が壊されたり、傷ついたりする。食品が腐る。 痛んでいる・・・肉体に苦痛を感じる。心に苦しみや悲しみを感じる。 ということなので、間違っていないと思いますよ。 例えば「心が痛んでいる」って使いませんか?! 「痛めている」を口語で表現したものかなと思っていました。

noname#5745
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます。 確かに、自分自身の状態を表すのに「心が痛んで」「傷口が痛んで」のようには使いますね・・・(^^;  ただ、他者の状態を指して使うときは「痛がっているようだ」「痛めているようだ」・・・ではないかなぁ、と思うのですが・・・ しかし、「痛」に「~んで」など絶対つけない!と思っていたのは 確かにわたくしの間違いでございました。たいへん失礼いたしました!m(_ _)m  自分の状態の表現としては、使いますね。 普段口に出す時は「痛くてさぁ」になってしまうので思いつきませんでした。 どうもありがとうございました。

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